野球で「運動エネルギーの流れの効率性を、素人でもわかるように可視化してくれるアプリ」があったら絶対流行ると思うんだけどなあ….

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野球で「運動エネルギーの流れの効率性を、素人でもわかるように可視化してくれるアプリ」があったら絶対流行ると思うんだけどなあ….

現在ある技術でわりとすぐに実用化できそうじゃね?

運動エネルギーの流れをビジュアル化・スコア化できれば誰でも利用できるんじゃないか

Twitter周辺の方々をはじめとして、

「自分のフォームの良し悪しをチェックしたいけど、どこをどうチェックすればいいのかイマイチわからない人」

って、実はけっこう多いと思うんですよね。実際にそういう声をよく耳にしますし。

 

ということは、

「誰でも簡単に、自分のフォームの良し悪しをチェックできるアプリ」

的なものが開発されればかなり便利ですよね。みんな使いそうです。

 

でも、

「ある人のフォームの良し悪しをはかる指標として、なにを使えればいいのか?」

というのが難問です。

個々人で身体も違えばニーズも違う、プレースタイルも違えば感覚も違いますからね。

そこに画一的な基準を設定するのは非常に難しいんです。

 

ただ、私が最近ひらめいたところでは

「バッティングやピッチングの<運動エネルギーの流れ>をビジュアル化できれば良いんじゃね?」

という道があるような気がします。

 

運動エネルギーとは要するに「ほかの物体に対して仕事をする能力」のことです。

以前書いたように(→結局のところバッティングの良し悪しは「運動エネルギー」で考えれば良いんじゃないか)、バッティングでもピッチングでも

「運動エネルギーの生成→運動エネルギーの身体の中での伝達(→ボールという系に対しての伝達)」

という流れが重要です。

 

運動エネルギーというのは、「単なる部分的な動作の分析」とは一線を画した概念です。

ちょっとひねくれた言い方をすると、運動エネルギーという概念を用いることによって、バッティング・ピッチングにおける動作効率を、一段抽象度を上げて、一元的に管理することができる…はずです。

 

※当たり前ですが、野球のカテゴリーが高くなるほど運動エネルギーは大きくなります。

扱う運動エネルギーの大きさは「少年野球<中学野球<高校野球<…<日本プロ野球<メジャーリーグ」という感じで、レベルが上がるにつれて大きくなっていきます。

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最近考えてたアイデア:こんなふうにやればいいんじゃね?

具体的には、こんな感じで。

これは適当に考えた例ですが、

「運動エネルギーの伝達効率が悪い・中間・良い」というのを色分けしたり、

運動エネルギーの大きさを円の大きさで表したり…

という感じで、とにかく「フォームの良し悪しを徹底的にビジュアル化」できれば、かなりわかりやすくなります。バッターでも同じです。

こういうアプリなりソフトなり装置なりを実用に堪えるレベルで作ることができれば、かなり多くの野球選手に恩恵が施されるはずです。

 

もし実現するとしたら、こんな感じの機能が付きそうですね。

・そもそもどのくらい運動エネルギーを生産できているか? を数値で(定量的に)評価する

・運動エネルギーの伝達効率を数値で表現する

・運動エネルギーの伝達効率を下げている要因を割り出す

・ケガのリスクの大きさを数値で表現する(→運動エネルギーの伝達がうまく行われない箇所付近を故障する)

・トップカテゴリーの選手と自分の運動エネルギー生成伝達スコアを比較する

・トレーニングの方向性の提示

 

ちなみに、ざっと考えたところでは、こんな感じで技術を組み合わせると良いんじゃないかと思います。

1.「映像から、骨格・関節位置を割り出す技術」を用いる

2.「1.で得たデータ」を使えば、運動学の18変数にそれぞれ数値を割り当てることができる

3.「1.と2.」によって、運動エネルギーを算出するのに必要な2つの数字(=1/2*質量*速度^2)のうち、「各部分の各時点における速度」が求まる。時間については適宜規格化時間(おそらくインパクト・リリースの瞬間を基準に)を設定する

4.測定対象者の肉体を分析する。どこにどの程度の筋肉が付いているか・骨格の特徴などをすべて数値化しておく。つまり「身体の各部分の質量」が求まる

5.1-4によって、「バッティングorピッチング動作の、各時点における身体各部分の運動エネルギーの大きさ」が算出できる

6.「各時点における各部分の運動エネルギーの大きさ」が出たので、あとはそれを映像と合成したりビジュアル化したりする

7.データベースと照らし合わせて、たとえばA.トップ選手との差やB.「その選手が本来出し切れる運動エネルギーの大きさとの差」などを算出する

8.A.やB.をもとにしてこれまで蓄積されてきたパターンと照合し、「要するにこの選手は何をすべきなのか」を提案する

9.Googleカレンダーなどと連携して勝手に食事予定・トレーニングスケジュールまで立ててくれる

ここらへんまで行けばなかなか良い出来ですね。

 

ちなみに1.「映像から、骨格・関節位置を割り出す技術」は、こんな感じのやつです。

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致命的な障壁

さて、こんな感じで夢は広がるんですが…

実は、これを実現するにあたって、致命的な障壁があります。

 

それは、

「日本の野球界で<勉強に強い人材>があまりに育っていなさすぎる」

この一点に尽きます。

 

まあ、↑の1-9を眺めてもらえればわかる通り、最低でも「数学・物理学・統計学・データ処理・プログラミング・バイオメカニクス・臨床記録・運動学・映像処理画像処理」、このあたりはマストでしょう。しかしまあ見事に、いわゆる「野球部とは縁が遠そうな科目・スキル」ばかりが並んでいます。現役野球人口は100万人ですが、これだけの人数、大都市一個分の人数がいるのに…なんとも歯がゆくならないでしょうか。

 

残念ですが、日本の野球界のこの現状のまま=勉強ができない人が量産される状態じゃ、実現は無理でしょう。私も↑の分野まで含めたお勉強を続けてはいますが、個人の時間資源には限りがありますので正直キツいです。はっきり言って、専門的知識・専門的技能を持った集団でガッチリとスクラムを組んで取り組まないと無理です。そうこうしているうちに、もしかするとアメリカやヨーロッパあたりに先を越されるかもしれません。

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おわりに

そういえば、つい先日、日本の高校野球日本代表U-18が韓国・台湾に敗戦しました。

「同じアジア地域のチームには勝って当然である」という認識を持たれていた方も多いと思いますが、特に韓国野球界などはトレーニング面で日本よりもはるかに進んでおり(ちなみに、韓国ではマッチョな男性がモムチャンと呼ばれて尊敬される…という話を聞きました)、まぐれでも何でもなく、「日本代表は普通に力負けしていた」ような気がするのは私だけでしょうか。

 

個々の打者のスイングや出てくる投手の質、あるいは選手の体格などを見ても、これまで言われていた「日本は高校野球では世界一である」という言説は、正直、かなり確証を欠いたものになりつつある、というよりは都市伝説、あるいは単なる願望か希望的観測になりつつある…と書くのは、筆が走りすぎでしょうか?

 

もしかしたら、敗因のもとをたどってみれば「日本球界における、伝統的な勉強軽視」が真犯人かもしれませんよ。

野球界にもっと「勉強に強い人材」が揃っていれば、↑みたいなアプリは作れるはずです。

そういったアプリ等が揃えば揃うほど、日本の野球の地力はジワジワと底上げされていくはずです。

 

まだ間に合います。

今のうちに、人材育成に手を付けておいたほうが良いんじゃありませんか?

今なら全然、ブルーオーシャンですよ。

 

では、またこんど!

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