目次
【執筆中】「バッティング」の研究
目次
最終目的と方針
・「この本を読めば、バッティングに関するすべてのことがわかる」というレベルの書籍を執筆したい
・とりあえず自分の理解が及ぶところから書く。なるべく裏をとったうえでの正確な記述を心がける
序論:前提となる考え方
・はじめに:
・「身体の法則」と「物理の法則」、この二つに逆らってはいけない
・「意識・感覚・イメージ」と「実際の動作」は、必ずズレる。「実際の動作の話」と「意識・感覚・イメージの話」はしっかり区別しよう
・「意識」を介在させすぎると良くない。結局は「感覚」でやることになる。感覚を使えば一括で制御できる
・「理論を踏まえた感覚」が最強ではないか
・野球上達のためには「フィジカル・動作・マインド」で考えるとわかりやすい その1
・野球上達のためには「フィジカル・動作・マインド」で考えるとわかりやすい その2
・野球上達のためには「フィジカル・動作・マインド」で考えるとわかりやすい その3
・野球上達のためには「フィジカル・動作・マインド」で考えるとわかりやすい その4
・フィジカル・動作・マインドのフローチャート…まずは動作。動作で頭打ちになったらフィジカル勝負になる。フィジカルを鍛えるのには時間がかかるから、計画的にやっておく。マインドは動作・フィジカルを高いレベルで統御し、より高いところへと導く
・バッティングの理屈を正確に知ることのメリット:長期的に見るとかなりの得をする。変な方向へと走りにくくなるし、目指すべき方向もわかる
・「徹底的に感覚オンリーで行く」か、「理屈と感覚とをうまく使い分ける」か?
・最終的には「無の境地」に達したい。バッターボックスでは何も考えず…
第1章 バッターの成長戦略…「まずホームランから始めよう」
・この本のプリンシプル(基本原則)…打撃における最高の結果はホームランであり、ホームランを打てるスイングが良いスイングであり、ホームランを打てる打者が良い打者であり、ホームランを狙うことから全ては始まる。そして、ホームランは正しい方向性の努力をすれば誰でも打てる
・アベレージヒッターでも長距離打者でも「まず思いっきりフルスイングして打球を遠くに飛ばすこと」から始める。細かいことは忘れる
・なぜホームランを狙うべきなのか?
・上のレベルに行きたいなら、圧倒的に飛ばすのが手っ取り早い
・最初は反動や助走を大きく使っていい。そこからフィジカル強化+技術の洗練で動きをどんどんシンプルにしていく。完成形はミゲルカブレラ、マイクトラウト、バリーボンズ、アーロンジャッジ
・2通りの成長戦略がある
・「えげつない打球を安定して打てるバッター」になること
・まず「飛距離」、その次に「飛距離の安定性」を追究する。そこから引き算していく
・フルスイングしないと、脱力のコツはつかめない
・ホームランが打てないメジャーリーガーはいない
・「引っ張って良いフライを打つこと」ができるようになろう。回転運動をうまくやるために絶対必要
・長打・ホームランは最高のチームバッティング
・「短く持って逆方向」は、長期的にはチームの打力を下げる
・「チーム単位でガンガンフルスイングしてくる」ほど怖いものはない
・小さい人こそフルスイング!
・小さい人でも関係ない
・「まずホームランを打てるようになることから始めよう」という発想の転換がもたらすもの その1
・「まずホームランを打てるようになることから始めよう」という発想の転換がもたらすもの その2
・「まずホームランを打てるようになることから始めよう」という発想の転換がもたらすもの その2
・具体的に毎日どういう風に過ごせばいいのか?→「フィジカル・動作・マインド」を磨く
・動作が同じなら「フィジカル」と「マインド」で差が付く
・食事と睡眠をおろそかにしない
・意外と無自覚な「単なる練習不足」について
・毎日やるメニューはガッチリ固めておく
・情報収集のススメ:Youtube・Twitter・インスタグラム
・お手本は毎日観る。それも練習のうち
第2章 バッティングのメカニクス
・注意点2:まずは「完璧なモデル」を考えることから始めています
・まず完璧なモデルを考えて、そこから各人の事情に合わせて柔軟に対応していく。押しつけは×
・バッティングの概観:身体全体は「並進運動→回転運動」。並進運動は回転運動のための助走。回転運動をいかに素早く行えるかが飛距離をだいたい決める。あとは「腕とバットの使い方」が重要になる
・完璧なモデルの話:完璧なモデルには2種類ある…「ローテーショナル型」と「ウェイトシフト型」。
・ローテーショナル型をメインに解説する
・2つの極で考えてみるその1:日本型・MLB型と、中間型。あるいは、ウェイトシフトとローテーショナル。「重心移動を大きく行い、引いて落として締めて走らせる」か、「前脇を締めずその場で回転で打つ」か。バットの並進運動が大きいか小さいか
・2つの極で考えてみるその2:クラウチングとアップライト
・2つの極で考えてみるその3:軸足荷重か、軸足加重か
・未来の予言:最終的には「フィジカルを鍛えたローテーショナル型」が優勢になっていくだろう
・完璧なモデルの話:バッティングと「ライン」の話:肩の回転面とバットの軌道とボトムハンドのリードラインは同一平面上にあるのが良い。振り出す瞬間にはバットは適度に寝かせる
・完璧なモデルの話:重心の軌道は?重心は①足を上げた後、前後左右にフラフラしないで直線的に重心移動を行う ②重心移動にブレーキをかけない ことが重要(前編)
・完璧なモデルの話:重心の軌道は?重心は①足を上げた後、前後左右にフラフラしないで直線的に重心移動を行う ②重心移動にブレーキをかけない ことが重要(後編)
・完璧なモデルの話:並進運動のときはしっかり並進運動する。バッティングの場合、並進運動は「前足のかかとが接地するまで、骨盤が横向きの運動量を保っていること」が必要条件。そこから軸足の内旋をきっかけにして骨盤を一気に回転運動に切り替える
・完璧なモデルの話:足の形は? → 並進運動開始したら、軸足の三関節直列+適切な屈曲と、前足の三関節直列+適切な屈曲が必要。適切な屈曲姿勢は ①内転筋群の力を使いやすい ②伸展力(地面反力)が一番出しやすい という強みがある。注意すべきは「腰の高さ」「膝の位置」「股関節で支えている感じ」「上半身の角度」。
・完璧なモデルの話:骨盤を素早く回転させるためには?→「軸足股関節の内旋・前足膝の伸展」が肝
・完璧なモデルの話:バットの軌道はどうなる?→肩のライン、投球のラインに合わせる
・完璧なモデルの話:バットは手に、手は肘に、肘は肩に、肩は体幹に、体幹は骨盤に束縛されている。効率よく運動するためのカギは「90度・平行・同一平面上」
・完璧なモデルの話:並進運動のときに肩を捻りすぎない。並進運動のとき、グリップは勝手に引かれるのに任せればよい。肩を大きくひねる打ち方は練習では打ててしまうが、実戦での確実性を大きく下げる
・完璧なモデルの話
・「ドアスイング」の定義について:バットの芯(重心)が身体の近くから離れすぎるスイング軌道のこと。振り出す瞬間に肩が水平だとドアになる
・バットの握り方について:引手と押し手、どこの指に力を入れるか
・インパクトの瞬間についての議論:打球飛距離に影響するのは「打球初速度・打球角度・打球回転数」の3つがメイン
・打球初速度について:打球初速度を高めるには?:Aバットとボールを直衝突させる・Bヘッドスピードを高める・C耐衝撃性を確保する。
・Aバットとボールをインパクトの時に直衝突(中心衝突・正面衝突)させる。投球はストレートで10度上から下へ、変化球で15ー20度上から下へ来る
・B:ヘッドスピードを高める;運動エネルギーを確保する。スイングスピードとは微妙に違う
・C:運動エネルギーを効率良く伝えられる姿勢かどうか?インパクトのポイントによっても変わる。また、打撃の振動が伝わる部分の質量も重要。腕・肩・胸・背中上部の質量がモノを言う。あるいは、軸足の内旋が鋭いなら骨盤の回転が十分に行われるため耐衝撃性が強い姿勢になる
・打球角度について:ホームランのときの打球角度は思ったより高い
・打球回転数について:打球角度とバットの入り方によって左右される。高く上がったフライは誰でもバックスピンになる。あなたの打球はトップスピンの減速しづらいゴロになりますか? それともバックスピンの捕りやすいゴロになりますか?・
・「まずは最大飛距離を出す」ためのチェックポイント
・下半身のチェックポイント①:スイングを開始するとき、下半身はきちんとパワーポジションに入っているか?→ドリル:ジャンプしては受け止め、ジャンプしては受け止め
・下半身のチェックポイント②:並進運動の間、三関節直列状態を作りながら身体重心を直線的に運べているか?→投手方向から動画・静止画でチェック→ドリル:アンクルウェイトorサイド・バー運び
・下半身のチェックポイント③:軸足の内旋は鋭く深いか?→目安は、前足の膝の裏に付くくらい内旋すること→軸足股関節内旋の感覚をつかむためのドリル(母指球接地)
・下半身のチェックポイント④:前足はインパクト前までに伸展を終えているか?→目安は、逆パカしそうなくらい伸展していること→ドリル:カチ上げティー
・下半身のチェックポイント⑤:下半身は回転しきっているか?→目安は、インパクト時に骨盤が投手に正対していること→カチ上げティー
・上半身のチェックポイント①:振り出す瞬間に、バットは十分に背中方向に寝ているか?→カチ上げティー
・上半身のチェックポイント②:ボトムハンドのリードがうまくできているか?→ボトムハンドのリードの仕方を覚えるためのドリル
・上半身のチェックポイント③:トップハンドの差し込みは十分か?→差し込みを覚えるためのドリル
・上半身のチェックポイント④:並進運動のときに肩を捻りすぎていないか?→太ももにつけては離すドリル
・上半身のチェックポイント⑤:身体の動きとグリップの動きは連動しているか?→太ももにつけては離すドリル
・上半身のチェックポイント⑥:フォロースルーで手首はまっすぐになっているか?→結果としてそうなる
・上半身のチェックポイント⑦:前足ーへそー頭が一直線になっているか?→結果としてそうなる
・全体としてのチェックポイント①:「雰囲気」は出ているか?→動画で撮ってみる。おすすめはセンターカメラ
・全体としてのチェックポイント②:スイングに、息を呑むような美しさor迫力はあるか?→動画で
・全体としてのチェックポイント③:打球は「軽く振っても飛ぶ」か?→置きロングティーで確認
・全体としてのチェックポイント④:スイングのたびに負担がかかる箇所はないか?→自分の身体に問い合わせる
・日本人と欧米人のバッティングの違い?→「先天的な骨格差、トレーニングの差、打撃理論の差」で考える
・左打者と右打者の違い→右打者はうまく左半身で引っ張って回転する、左打者はカチ上げて回転する
・動作を洗練していくとどうなるか?→「美しく迫力のあるフォーム」「余計な動きのない、シンプルで再現性の高いフォーム」になる
第3章 目的別ドリル集
・ドリル系のまとめ
・まずは「上半身+腕」から先に
・「インプット系」と「アウトプット系」の区別
・インプット:「分割」「低出力」「高回数」が基本。「感覚を掴むため」と「その感覚をブラッシュアップするためと「感覚を完全に定着させるため」
・アウトプット:「統合・総合」「高出力」「低~中回数」が基本。「掴んだ感覚をバッティングという形で統合すること」と「バッティングの再現性を上げるため」と「高出力を覚えさせるため」
・練習道具の紹介
・タナーティー(と、400円で作れる簡易タナーティー)、アンクルウェイト、トップガン、バックスピンティープロ、W-Balance Bat、長尺バット、
第4章 フィジカル強化
・フィジカルとバッティングの関係について。具体的な鍛え方は別著。特に重要な事柄のみ
・フィジカルを鍛えるメリット一覧
・メジャーのスケールに追いつけ追い越せ!
・フィジカル10カ条
・フィジカル強化の10本の柱
・「閾値」を超えよ
・オーバーワークにだけ注意。筋肉痛や疲労感がなくても身体は成長する
・トレーニング不要論への反論
・トレーニングの情報源
第5章 マインド変革
・ゴールとエフィカシーとコンフォートゾーン
・「ホームラン打って当たり前」「打たないと気持ち悪い」が良い
・他人の悪口・陰口は絶対言うな。「本人の目の前で言えないこと」「良心が痛むようなこと」は言ってはいけない
・「論点を明確にした批判」ならOK
・マインド:「ゴール・コンフォートゾーン・エフィカシー・セルフトーク」の四本柱を意識しよう
・ゴールはどんなものが望ましいか? → 「やりたいこと」で、かつ「現状のままではかないそうにない」レベル。高ければ高いほど良い
・エフィカシーとは:ゴールを達成する能力が自分にはある、と確信すること
・コンフォートゾーンとは:自分にとっての居心地のいい状態。ゴールとエフィカシーに付随する
・セルフトークとは:自分という存在を作るのはセルフトークの賜物
第6章 日本の打撃指導を精査する
・「楽しすぎて夢中」が一番早く上達する
・野球を苦行にしすぎ
・エラい・スゴい人が言ったからって正しいとは限らない
・誰が言ったって正しいものは正しいし、間違っているものは間違っている
・素振り偏重
・ティーバッティング偏重
・振る量多すぎ
・実戦で打席に立つ回数少なすぎ
・日本の指導者あるある
・振れば良くなると思っている
・「抽象論・感覚論」が多すぎる
・基本的に生存バイアスに引っかかる
・自分の思い通りに動かない選手を弾圧する
・「そのスイングじゃ打てない」という形で誘導しようとする
・「バランスのいい最適解を探そう」「中庸でいい」という発想がない
・「ダウンスイング」
・「短く持って逆方向」
・「早く開くな」
・「コンパクト」
・「壁を作れ」
・「軸足に残せ」