「お前は身体が小さいからホームランを狙うな」? いや、逆でしょ! 小さい人こそホームランを狙うべきだ!

広告




目次

「お前は身体が小さいからホームランを狙うな」? いや、逆でしょ! 小さい人こそホームランを狙うべきだ!

「チビはホームランを打てない」なんて無責任なこと、誰が言った??

もう「お前は身体が小さいんだからホームランを狙うな」なんて言わないで

日本で昔から言われてきたこととして、

「お前は身体が小さいんだからホームランなんて狙うな」

という言説があります。

 

その後に続くのは、だいたい

「短く持って逆方向に打ち返せ」

「転がして足を活かせ」

「ホームランを打てるのはセンスのあるヤツだけだ」

など。

 

しかし、私はむしろ

「身長が小さいヤツこそ、ホームランを狙うべきだ」

と思っています。

 

MLBはもう「身長に関係なく誰でもホームランを打ちまくれる時代」になっている

実は、野球の本場であるMLBでは2018/5月現在、こんなことが起こっています。

Mookie Betts:2018/5/19時点で14HR、MLBのHRランキング1位。5’9’’=175cm
Josè Ramírez:2018/5/19時点で13HR、MLBのHRランキング3位。5’9’’=175cm
Ozzie Albies:2018/5/19時点で13HR、MLBのHRランキング3位。5’8’’=173cm
Khris Davis:2018/5/19時点で13HR、MLBのHRランキング3位。5’10’’=178cm

なんと、170cm台の選手がホームランダービーのトップに名を連ねているのです。

 

MLB野手の平均身長は185cm程度なので、「180cm以下=チビ」です。

日本人の感覚からしても、175cm、173cm、178cmというのは決して大きくはありません。ちなみに日本人男性の平均身長は約171cm、NPBの平均身長は178cm程度です。

 

この記事を書いている5/26時点でも相変わらず、身長175cmのベッツ選手が17本でホームラン数単独1位。

ブライス・ハーパー選手やジョーイ・ギャロ選手・マイク・トラウト選手といった錚々たる面々を差し置いて、堂々の一位です。

他にも、167cmながらシーズン24本塁打を二度記録していたりするアルトゥーベ選手などの例もあります。

 

あの超ハイレベルな世界、ファストボールの平均球速が150km/hを超えるようなMLBで、

「チビがホームランを打ちまくっている」のです。

 

となると、

「お前は身体が小さい(≒身長が小さい)んだからホームランを狙うな!」

というもっともらしい指導は間違っているのではないか?

と考えることができます。

 

別に、「チビでもホームランを打っても構わない」わけですし、「チビでもホームランを狙って良い」のです。

公認野球規則にも「身長○○cm以下の選手がホームランを打つことは、これを禁ずる」なんて書いてはいません。

 

 

…しかし、こういうと、

「外国人は骨格が違うから、パワーがあるから、小さくてもホームランが打てるのだ。日本人には無理」

という声が聞こえてきそうです。ではNPBではどうでしょうか?

 

意外な事実:NPBの歴代本塁打数1位=177cm、2位=175cm、3位=167cm

意外や意外、実は

「NPBでも、身長が小さい人が本塁打を量産している例がたくさんある」

のです。

 

日本の場合、

「NPBの本塁打数上位3人までの身長は177cm(王貞治さん)、175cm(野村克也さん)、167cm(門田博光さん)」

です。

 

門田選手に至っては167cm。公称は170cmだったと思いますが、これは少し「盛っている」のだとか。

門田選手は

「高校時代、練習試合を含めて、一本もホームランを打ったことがない」

ということで知られています。そこから「王→野村→門田」という並びにまで上り詰めたわけです。

 

門田選手の例からわかるのは、

・身長が低いからといってホームランを打てないというのは、ウソである。

・「ホームランを量産する」というのは、一つの技術であって、才能ではない。

ということです。

 

身長が低い人にしかできないホームラン量産戦略

では、身長が低い人がホームランを量産するにはどうすれば良いのでしょうか?

 

1.ホームランが打てるスイングを習得する(このブログのなかで何度も紹介しています。過去記事を参照)

2.最低限必要なフィジカルを手に入れる(特に、最低限の体重。170cm以下なら、身長マイナス体重が95を切ってほしい)

3.身長が低い人にしかできない「動きの精度の高さ」を活かして、ホームランを量産する

 

1と2は文字通りです。3.について簡単に説明すると、

身長が低い=手足が短い=手足を正確に素早く操る能力に長ける

→それなら、投球に対して「ホームランになる角度で打ち出す」という確率を高めてやる

→本塁打が量産できる

ということです。

 

単純に考えて、たとえば「100cmの棒きれ」と「200cmの棒きれ」だったら、

・素早く正確に振り回せるのは、100cmの棒きれ

・末端の速度を出せるのは、200cmの棒きれ

ですよね?

 

「身長が低い→身長が高い人に比べて手足が短い」ということは、棒きれでいえば

・末端の速度はさほど出ないが、素早く正確に振り回せる

ということです。

 

ということは、身長が低い人は、身長が高い人に比べて「動きの再現性」「反応の速さ」「身体を操る精度」が優れるわけです。

なら、その能力を活かしてホームランを量産することができます。

 

ルール上、とりあえず柵さえ超えてしまえば160mだろうが100mだろうが同じ一本のホームランですよね。

飛距離競争なら身長の低い人は身長の高い人には勝てませんが、

「ボールの下7mmを正確に打ちぬいて打球角度30度で上げる確率」

を高めさえすれば、むしろ、身長が低い人のほうがホームランを量産できるのです。

 

いまのMLBで起こっているのはそういうことだと思います。

 

身長が高い人にしかできないホームラン量産戦略

なお、体格に恵まれた人はどうするかというと、

「平均飛距離を伸ばすことによって、多少打ち損じてもホームランになるようにする」

のだと私は考えています。

 

バッティング練習の平均飛距離が140mくらいであれば、多少力を抜いてスイングの正確性を高めても、あるいは多少打ち損じても、スタンドインしてしまいます。

日本では「身長190cm以上のスラッガーは大成しない」と言われますが、

実際は、身長の高い人は身長の高い人なりにホームラン量産のための戦略を開発しているわけです。

 

ホームランを量産するために問題となるのは「身長が高いかどうか」よりも、むしろ「体重が適正レベルまであるかどうか」である

ですから、今回の記事で述べてきた通り

「身長が小さいからホームランを狙ってはいけない」

というルールは存在しないし、ホームランを量産するのは、やり方さえきちんとわかっておけば簡単です。

 

ホームランを量産するにあたって、身長が高いか低いかはさほど問題ではありません。

身長よりもむしろ体重(フィジカル)です。

 

先ほど紹介したMLBの低身長選手の写真を観てもらえるとわかりますが、

身長が低くても本塁打を量産できている選手は、やはりある程度の体重があります。

ウェイトやパワー養成トレーニングをきっちりやってきたんだな、と感じさせるだけの分厚い身体をしています。

 

身長が低くてもホームランを量産している選手はいますが、体重が低い(フィジカルが激弱な)のにホームランを量産している選手はいません。門田選手も自伝の中で「木製バットを扱って硬式ボールをホームランにするなら、最低でも75-76kgの体重は必要だろう」と述べられていました。

 

そういえば、某○○○大野球部でも先日、168cm、58kgくらいの選手が公式戦初の柵越え本塁打を放ちました。

打った瞬間にわかる完璧な当たりでした。

(そういえば本人は「ホームランを打ったら引退する」と言っていましたが、なぜか現役を続行するようです)

 

このように、体重がない選手でも、噛み合うべきところが噛み合えば本塁打になるのです…が、

やはり「ホームランを量産する」ということを考えると、

身長が高かろうが低かろうが、体重は重いほうが有利だし、フィジカルは強いに越したことはない

のです。

 

つまり、最低限の筋肉量・体の質量・出力の大きさは必要。

体重が低ければ低いほど「完璧にとらえないとスタンドインしない」のですから、

 

量産するなら最低限のフィジカル(筋肉量・筋力・パワー・体重)は獲得しましょう!

繰り返しますが、身長は関係ありません。

なんなら身長155cmくらいでもホームランは量産できると思っています。

 

おわりに

今回の記事で一番言いたかったことですが、

「お前は身長が小さいんだから、ホームランなんて狙うな! 短く持って逆方向にしぶとく転がせ!

なんて、大ウソです

ちょっと調べて、考えれば、すぐにわかることです。

こんな無責任なことを言って、選手の可能性を摘み取って、何になるのかと思ってしまいます。

 

第一、身長が低い人がコツコツ当てに行ったところで、守備側からしたらきわめて守りやすい。打球速度も遅いですから、内野の間も抜けにくくなります。

第二に、ただでさえ平均打球速度や平均飛距離が高身長の人に比べて劣っているのに、さらに落としてどうなるのでしょうか。

第三に、思い切りホームランを狙いに行った結果ボールの上を叩いたゴロには強烈なトップスピンがかかり、打球速度も速くなりますしバウンドも予測困難です。内野手からすると最も捕球しにくい、性質の悪いゴロになるのです。逆にたたきつけるようなスイングだとぼてぼての捕球しやすいゴロになります。転がそうとして転がしても何も起きませんし、逆にカチ上げようとした結果転がればだいたい何か起きます。

第四に、実はホームランを狙ってカチ上げるスイングのほうがミート率が上がります。スイングにかける時間も短くなりますし、ボールの軌道とバットの軌道が一致しやすいので。

第五に、最短距離でバットを振り下ろすと「力のないポップフライ」を量産します。「ボールは上から下に来る」のに、それを上から叩けばどうなるでしょうか?

 

 

野球をやっている人であれば、誰しもがホームランを打ちたいはずです。

ここに関しては自分の欲望に正直になりましょう。

 

 

「足が速くて小技のうまい165cm」なら全国津々浦々にあふれるほどたくさんいますが、

「ホームランを連発できる165cm」は限りなく少ないのです。希少価値です。

 

また、「身長は小さいけどホームランを打てる」というのはかなり「目立ち」ます。

身長が大きくて体格に恵まれた人がものすごいホームランを打てば、観ている人の感想は「あいつやばい」です。

逆に、身長が小さい人がホームランをたくさん打てば「あいつすごい」です。

 

「身長が低いのに大きいのなんて狙うな」

ではなく、

むしろ

「身長が低いからこそ、ホームランを狙え!」

という考え方のほうがより合理的だと私は思っています。

 

では、また明日!

好評発売中です!

ホームラン量産マニュアル日本の若者は常識洗脳されている音読でバカが天才になる

広告

スポンサーリンク
スポンサーリンク