本当に伝えたいことには「エンタメ性」をプラスすべきだ!

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本当に伝えたいことには「エンタメ性」をプラスすべきだ!

野球界における、マンガという媒体の可能性

「ヤクザ映画を上映した映画館から、肩で風切った男たちが出てくる」

「ヤクザ映画を上映した映画館から、肩で風切った男たちが出てくる」という小噺を、よく聞きます。想像もしやすいです。

映画・漫画・小説・ドラマといったエンターテインメントが人生を変えるきっかけになることって、けっこうあると思うんですね。

 

そのなかで圧倒的に母数が多いのは、何といっても「漫画」です。

(小説はあまり聞いたことがないんですよね。映画やドラマもわりかし一時的な感じはします。書籍で人生が変わったという人も多いです)

やっぱり、漫画。

マンガが人間に与える影響力の大きさというのは、とんでもないものがあります。

以下の例を考えてもらえば、わかるでしょう。

 

・キャプテン翼を読んでサッカーを始めた

・巨人の星を読んだ親父が急に熱血になった

・ドカベンを読んで練習法の真似をした

・アイシールド21を読んでアメフトを観戦したりプレーするようになった

・北斗の拳を読んだ小学生が突き指した

・ドラゴンボールを読んだ小学生がカメハメ波を本気で出そうとした

…こういう例ってけっこう聞いたこと、ありますよね?

あるいはご自身がそうであった、とか。

 

なぜ漫画の影響力がこれだけ強いのかというのは、だいたい次のように説明することができます。

漫画は読まれる年齢層の幅が広いですし、かなりメジャーな雑誌が数多くありますし、何度でも参照できますし、何より世界観に没入しやすい。ビジュアルが豊かで誰にでも馴染みやすい(活字が苦手でもOK!)。

要するに、マンガは、「普遍的なエンタメ性」が特に優れているメディアであること。

手塚治虫のマンガをはじめとして、日本初のマンガ・アニメが世界中で読まれていることがその証左です。

 

そういえば、伝説のボディビルダーと称される、かのマッスル北村さん(北村克己さん)が「『空手バカ一代』や『あしたのジョー』を読んで、『ああこれだこれだ、自分はまだ完全燃焼していない、真っ白い灰になりたいと思った』」という意味のことを語っておられました。余談ながら、北村さんは「知の限界を極めたい、精神の限界を極めたい、肉体的限界を極めたい」という三本の誓いを立てておられたようでもあります。

北村さんほどの人でも、いや、北村さんほどの人だからこそ、徹底的に世界観が構成された「マンガ」に惹かれたのかもしれません。

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本当に自分が訴えたいことを伝えるには、「エンタメ性」が不可欠

単純な話ですが、人間は「面白いもの」に惹かれます。

小説が好きな人、映画が好きな人、漫画が好きな人、テレビが好きな人、youtubeが好きな人、スポーツが好きな人、色々な趣味嗜好をお持ちの方がこの世の中にはいらっしゃると思いますが、いざ「なぜ小説が好きか?」「なぜ野球が好きか?」と問われたときに、その明確な理由を探してみても、もっともらしい答えは案外見つからないものです。一見単純明快な「なんで野球が好きなのか?」という問いに答えるのは、存外難しいのです。

ここは、いったん堅苦しい理屈は脇において、単純に「楽しいと思えるからやっている」「面白いと感じるからやっている」で良いでしょう。楽しいから漫画を読む、面白いから野球をやっている、で良いと思います。それ以上の「なぜ?」の追及は野暮というほかありません。底なしの沼にわざわざ足を突っ込みに行くようなものです。

 

…くだくだしい話はさておいて、次のような考え方をあなたはどうお思いですか?

「自分が本当に世の中を変えたいと思うなら、自分の主張する内容にエンタメ性を付加したうえで訴えるべきだ」

と。

なぜなら、まさに「人は、面白いものに惹かれる」からです。

その逆もまた然りで、「人は、つまらないものには惹かれない」からです。

ということは、もしも自分が「世の中に何か大きなインパクトと変化を与えたい!!」と考えているとしたら、多くの人を「これは面白いっ!」と熱中させることが必要ではないでしょうか。なにせ、つまらないものには、人は一瞥もくれないのですから。「あ、なんかやってる。どうでもいいや」で終わりです。要するに、本当に社会的影響力のある事を何かやりたいと思ったら、「エンタメ性」が必要なのです。

 

聖人の例を引くのは畏れ多いような気もしますが、キリスト教の例を引きます。

聖書に書いてある「イエス・キリストやその使徒・関連人物の生涯(イエスにまつわる数々の物語=旧約聖書・新約聖書)」は、基本的に「面白い」です。聖書は西洋人のクリエイティビティの源になっている、とよく言われます。

では逆に、もしも聖書が多くの人にとってつまらないものだったら、キリスト教はここまで広まったでしょうか?

キリスト教は古今東西の歴史のなかで重責を何度も担ってきた宗教ですが、もしも聖書にエンタメ性がゼロ(たとえば、純粋な宗教的論理だけがつらつらと書きならべてある)だったとしたら、キリスト教が歴史のなかであれだけ大きな役割を担うこともなかったのではないでしょうか。

結局、キリスト教が社会に多大なインパクトを与えることができた根本的な要因の一つは、「キリスト教が多くの人にとって、面白い・興味を惹かれるものだったから」だと私は見ています。

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いくらお話が論理的でも、その論理を受け入れるかどうかは結局、個々人の「フィーリング」にかかっています。

「これ、面白いorつまらない」「これ、もっと知りたいorもういい」というフィーリングです。自分のフィーリングに合わないものをわざわざ受け入れる酔狂な人間が、いったい人類全体の何割を占めるというのでしょうか。あなたが世の中の人々を説得したいとして、そのためにどれだけ緻密な論理を組み上げても、肝心の話の内容がつまらなかったら「つまんねー、もういいよ」で終わりです。一部の人は評価してくれるかもしれませんが、多くの人にとっては「そんなの、どうでもいい」で終わりです。

もちろん、エンタメ性だけでも片手落ちです。重箱の隅を楊枝でほじくるのが好きな人に、「いや、ここおかしいでしょ」と、論理的に弱い部分を突かれれば一巻のおしまいです。

 

逆に、あなたが「論理的整合性+エンタメ性」を組み合わせることができれば、多くの人の賛同と絶大な反響を得ることができるでしょう。社会的インパクトの大きさもここにて極大値となります。

※余談ですが、アメリカの代表的な人工知能研究者であるロジャー・シャンク氏は、すべての人間が注意を奪われるものとして「sex,death,loudnoise」(要はエロ要素、ホラー要素、大きな音。いずれも、何らかの形で<生命にかかわること>)を挙げています。ということは、シャンク氏の指摘の通り「生命にかかわること」を絡めてもよいのです。

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本当に野球界を変えたいなら…?

まとめるとこんな感じです。やはり、ベストは論理性とエンタメ性を同時に揃えること。

×論理性もエンタメ性もないもの(初めから誰にも相手にされない)

△論理性だけのもの(一般人は見向きもしない。ただし、学問的なもの・応用技術等に関してはこれでOK)

△エンタメ性だけのもの(消費されておしまい。論理的な人・賢い人には響かない)

◎「論理的なバックボーンがしっかりしていて、かつ、面白い」もの(極めて多くの人に影響を与える)

 

ということは、「本当に野球界を変えたいなら、エンタメ性を絡めることが必要だ」とも言えますね。多くの人は、面白いものに惹かれるんですから。

野球界に正しいトレーニング法を広めたい、日本の戦術面での遅れた考えを何とかしたい、日本の打者のレベルをもっと上げたい…色々な意図を持っている人がいると思います。

そういう人は、試しに、自分の主張にエンタメ性を入れる努力をしてみてはどうでしょうか。たとえば「面白いストーリーを考える」とか「わかりやすいキャッチフレーズを何か作る」とか。

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おわりに:人生で初めて描いた漫画

そういえば、最近試しに(人生初の)漫画を1ページだけ描いてみたのですが、漫画を描く作業にかかる手間を実体験するとともに、

「ああ、やっぱりエンタメ性がないと、自分の主張を多くの人に届けることは難しいな」と感じました。

ちなみに、描いたのはこういうものです。75ページと売ってありますが特に前後があるわけでもありません。

人生初漫画ということで記念としてここに置いておきます。

初めてにしてはなかなか上手く、それらしく描けたかなと思います。

 

週刊少年ジャンプの漫画家さんは一日平均で4ページ程度?仕上げる(アシスタントあり、一話あたり20ページ)という話を聞いたことがあるので、かなり頑張って一日4ページ仕上げるだけの労力を投入すれば、理論上は週刊連載もできてしまうわけです。

「自分が伝えたい野球の話を、漫画仕立てで伝える」ということができれば、こうやって長々とブログを綴るよりも、はるかに広範囲の人に届けることができるはずです。純粋に絵を描いてみたいという好奇心もありましたが、そういう打算もありました。私は小説(文章)も書けるので、小説と漫画を混ぜ混ぜにして、ライトノベルのようにしても一手かもしれません。

「漫画で学ぶ〇〇シリーズ」が大好評を博していることからもわかるように、やはり世間一般の認識としては「漫画=基本的に面白い」と思われているわけです。自分が伝えたいことにエンタメ性を付加する、という意味では、漫画は一つの有効な選択肢に数えられると思います。

 

もちろん媒体は個々人が得意なもの、たとえばyoutube動画でも文章でもTwitterでも指導風景でもキャッチコピーでもイラストでも小説でも書籍でも構わないと思いますが、とにかく多少はエンタメ性が欲しいところです。「面白くないものは、相手にされない」んですから。

 

では、今回はこの辺で。

またこんど!

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