「英語を英語のまま理解する」クセを付けるべき理由

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目次

「英語を英語のまま理解する」クセを付けるべき理由

英語を学ぶときに日本語を介入させない

「英語は英語のまま理解する」とは

「英語は英語のまま理解する」とは、文字通り。

「英語を勉強するときに日本語を介入させない」と言い換えても良い。

 

要するに、

明治時代から現代にいたるまで多くの日本人がやっている「英語をまず日本語に翻訳して理解する」をやらない

ということだ。

 

読書は英語。海外ドラマを英語音声・英語字幕で。英語圏のニュースサイトを読む。

Amazon.comに登録して英語の名著を読みまくる。

論文を読むのも英語。セルフトークも英語。

英語でものを考え、英語で文章を書き(このブログは今のところ日本人読者向けなので日本語だが)、

英語で情報を集め、英語の概念を英語を使って理解する。

Googleは英語で検索し、パソコンやブラウザやスマホの表示言語も英語。

 

「英語勉強する」というよりは「英語勉強する」のである。

 

単純に、英語に接する絶対量が増える

こういう生活をすると、「英語に接する絶対量」がものすごく増える。

 

この間、こういう「英語オンリーの生活をした場合に一日に処理するワード数」を試算してみたら、

62,500語という計算結果が出た。もう少し根を詰めてやれば100,000語にも届く。

 

参考までに、センター試験の長文問題では一題当たり800-1000語である。

もちろん「週末だけ駅前留学」とは比較にならない圧倒的な量の英語を処理できる。

 

最先端の研究は英語で行われている

日本で普通に暮らしたいなら、こういう生活をする必要はまったくない。

日本語話者は一億人もいるし、(最近は悲観論ばかり耳にするが)日本は経済的にもまだまだ強いほうの国である。

 

しかし、たとえば

「ある分野において世界レベルに到達したい、世界一を獲りたい」

とか

「学問を究めたい、そのために海外の一流の大学院で本気で研究したい」

と思うのであれば、英語漬けの生活をしたほうがいい。

 

なぜなら、だいたいの分野・学問においては

「世界のトップクラスはみんな英語を使っている」

「最先端の研究は英語で行われている」

からである。

 

たとえば、海外の一流大学院に行った場合、読書も英語、論文読みも英語、講義も英語、研究仲間との会話も英語、

日常生活の全てが英語、論文執筆も英語、ディスカッションも英語だ。

 

少なくとも、現時点において世界のほとんどの研究においてトップを独走しているのは英語圏の大学であり、

知識人が使うのも、学術界で使われるのも、もっぱら「英語」なのである。

 

「専門分野の膨大な数の単語をいちいち日本語に翻訳しなおしていく」んですか…?

単純に考えて、そんな状況で

「英語をいちいち日本語に翻訳する」

という明治維新方式が通用すると思う方がおかしい。

 

よっぽど頭の回転が速くてもかなり苦しいだろう。

 

そもそも、英語が母語ではない人々、たとえば英語を流暢に操る人々(優秀な中国人・韓国人やバイリンガルの人々など)はそういうやり方はしていない。彼らは英語を英語のまま理解している。

「すべてを日本語に訳して理解しようとする」のは日本独特の風習である。明治維新方式というか、予備校方式というか、大学の〇〇原典講読方式というか…「英語の文法をやって、英語の整序問題をやって、長文問題をやって、リスニングをやって…」という階梯を一歩一歩踏みしめていくことで英語を自在に操れるようになろうとするのは、果てしない苦行だ。

 

日本の英語教育はおかしいとよく言われるが、確かに「おかしい」としか思えない。

そもそもの間違いは「英語のものを、日本語に翻訳することで理解しようとする姿勢」なのである。

 

だいいち、

「専門分野の膨大な数の単語をいちいち日本語に翻訳しなおしていく労力」はどれほどのものか?

考えてみるといい。

 

適当な専門書を選んで巻末の索引ページを見てみると、これが実感できる。

膨大な量の単語が並んでいるはずだ。

それらをすべて、「英単語帳方式」で頭に叩き込む…?

想像するだけでぞっとする。

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「日本語の学問ですら難しいのに、英語の学問なんてもっと難しいに違いない」という誤解

そもそも、日本では

「日本語の学問ですら難しいのに、英語の学問なんてもっと難しいに違いない」

という誤解があるように思う。

 

おそらく、多くの人の頭の中にあるのは

「まず日本語で研究する」

→「日本語で研究してとびぬけた成果を残した人だけが、よりハイレベルな段階に進む――つまり、英語で研究する道へと進むことができる」

→「英語での研究は、とてつもなく難しい」

という図式なのだと思う。

 

しかし、これは壮大な誤解だ。

 

実際は、「英語を英語のまま理解するクセ」があれば、むしろ英語で学問をやるほうが簡単である。

「はじめから英語で学問をやるほうが、日本語で学問をやってから翻訳方式で英語の学問に挑戦するよりも数倍簡単」なのだ。

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「漢字やカタカナ語の意味不明さ」「漢字やカタカナ語の威圧感」にやられる

「日本語で学問をやろうとするから、難しい」というのは、次の事情が大きい。

 

・「漢字やカタカナ語の意味不明さ」がヤバい

・「漢字やカタカナ語の威圧感」がヤバい

 

あなたは、たとえば

「形而上学」「パースペクティズム」といった漢字・カタカナ語に、

象牙の塔の中から漂ってくる威圧感を感じないだろうか。

 

しかし実のところを言うと、「英語を英語のまま理解する人」なら、この2つはそんなに難しくない。

 

たとえば、「形而上学」は本来は「Metaphysics」だ。

「Meta」は、「~を超える」くらいの意味で、「Physics」は「物理に関すること」である。

この時点で「形而上学」より何倍もわかりやすい。

英語のまま理解する人なら、「Metaphysics」という単語をみたときに「ああ、物理を超えたものについて扱う学問なのね」くらいに理解できる。

 

あるいは、「パースペクティズム」は本来は「Perspectivism」で、

「Perspective」は「遠近法」「展望」「物事に対する見方」を指し

「-ism」は「〇〇(しようとする)主義」と訳される。

英語を英語のまま理解する人なら「ああ、perspectiveなismなのね」くらいに、直感的に理解できる。

 

これが「翻訳方式」だと、いちいちGoogle翻訳に突っ込んで日本語訳を確かめたり、Weblioで調べたり、岩波の哲学倫理学辞典を引っ張り出してくる羽目になるのである。どれだけ余計な労力を使うことかわからない。

 

翻訳方式の勉強法しか知らないと、

「日本語で学問してから、さらにもう一度、日本語でやった内容+αを英語で学びなおす」

という不合理の罠にガッツリ足をとられることになるだろう。

日本語でやったほうが良い学問は、せいぜい東洋史や国語学、仏教学、日本史くらいではないか。

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正直、「学問は英語で勉強した方が簡単」とすら感じる

私的な実感としても、

「学問って、英語でやったほうが百倍簡単じゃね…?」

という感触が強い。

 

日本語でやろうとすると、途端に難しくなる。

英語を英語のまま理解する方式を採用しているときの方が、

「学術チックな書籍や論文を読んでいるときの理解度」が深い

ように感じる。

 

たとえば、ミルの「自由論」なんかは、下手に日本語を挟むと、途端についていけなくなる。

でも英語で読むと、なぜか大丈夫なのである。

普通に理解できる。

 

おそらく、

「英語という意味ネットワークから日本語の意味ネットワークに移行する際に、概念同士の相対座標が大きくズレてしまう」

というのが大きいのだと思う。

 

英語の概念は、英語という言語の意味ネットワークのなかでは「すわりが良い」。

英語を英語のまま理解する人は、英語の文脈のなかでその概念を理解できる。

 

これは、逆の場合を考えてみるとわかりやすい。

「わび・さび」をいくら英語に訳したところで、その精神は伝わらないだろう。

なぜなら、もともと英語という言語の意味ネットワークにはそういう概念がないからだ。

逆に、我々がわび・さびを直感的に理解できるのは、日本語という言語の意味ネットワークの中で思考するくせが付いているからだ。

 

英語の概念を日本語に直すと途端に難しくなるのは、

この「わび・さびをいくら英語でわかりやすく説明したとしても、英語圏の人にはピンとこない」のと全く同じだ。

 

 

この「逆に、日本語に訳したほうが難解になる現象」はどんな学問分野でも起きる。

プログラミングでさえそう感じる。

日本語で書かれたPythonの本や、日本語で書かれた「インターネット・パソコンの仕組み」的な本を読むよりも、

英語で書かれたPythonの本や、「How Internet Works」「How Computer works」的な本を読んだ方が理解しやすい。

もちろん、「英語を英語のまま理解するクセがある場合に限る」という条件付きではあるが。

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おわりに:言語的に鎖国しているに等しい日本では、「英語ができる」というだけで重宝されるので、ある意味チャンス

以上のような事情を知らないと、英語に拒絶反応を持つことになるだろう。

 

「洋書を読むときは電子辞書や分厚い英和辞書は必携」

「英語を勉強するには、まず文法からスタート。英語の道は険しく長いのです」

「日本語ですら難しいのに、英語で学問をやるなんて…」

という思い込みは、ぜひ捨ててもらいたいと思う。

 

日常生活から英語を一切排除し、英語だけで生活していれば、思ったよりも数倍早く、英語で英語を理解できるようになる。

あとは実際にそれをやるかやらないかという話になる。

 

そして「英語の情報を自由自在に処理できるようになる」ということは、世界の最先端に挑戦する資格を得ることにもなる。

 

 

参考までに、英語習得の最初のステップとしては

「日本語を一切排除しつつひたすら海外のドラマを観まくる」

という苦痛になりにくい方法を紹介しておく。ちなみに私は今「ウォーキングデッド」を観ている。

 

英語を英語のまま理解する英語習得法について、

さらに詳しくは苫米地英人さんの書籍に譲ることとする(↓にリンクを貼っておく)。

 

では、またこんど!

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