参考になるバッティング関係論文リスト

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参考になるバッティング関係論文リスト

興味が湧いたものだけでもぜひ読んでみてください

論文は「結論」を読むだけでもいい! だいたい内容はわかる

「論文」っていう言葉を聞くと、「うっ、頭が…」となってしまう人は多いと思います。

論文=難しい

というイメージがありますよね。

実際、たしかにその通りなんです。

 

なぜなら、論文というのは「学者の世界で標準とされている言葉遣いや記述方法」で書かれているものだからです!

学会誌に受理(アクセプト)される論文というのは、必ず同業者による査読=チェック作業を受けています。

その段階で「この論文は、学問の世界に出すにはふさわしくない」と判断されたら、その論文は突き返されてしまうんです。

 

学者の世界のスタンダードということは、要するに「極力あいまいさを排して」「可能な限り正確な言葉で」「論理的に、かつ客観的に」ということなんですよね。

ですから、普段我々が使っている言葉遣いや、日常で読み書きする文章のレベルと比べると相当難しいし、馴染みも薄くて当然なんです。

(逆に考えると、普段から論文チックに考えたり話したりする研究者・学者の人にとっては「ふつうの言葉遣い」なんですが…)

 

では、研究者・学者ではない人…つまり、現場の指導者の方や、現役の選手の方などは野球のバッティングに関する論文を読めない・読むべきでないのか?

そんなことはありません。

なぜなら、バッティングについての論文の「結論」だけ読む、という裏技があるからです。

 

論文の「結論」というのは、「調査の結果わかったこと」がまとめられているパートなので、論文の中でも比較的わかりやすい部分なんです。

まったく専門知識のない一般の人でも「ああ、こういう意味ね」くらいの理解はできるものです。

まあ、実用上はそこだけ読んでおけば良いですよね。研究者・学者じゃないならそれで十分役に立ちます。

 

「詳しい人に解説してもらう」「普段から論文を読んでいる人がやさしい言葉遣いで解説してくれるのを読む」という手もありますが、

やはり、自分である程度論文を読んでおくと違います。

それをもとに自分の打撃メニューを組み替えたり、選手の打撃の改善点などを的確に見抜いたりすることができるでしょう。

 

そこでこの記事では、「結論だけ読んでもらう」ことを前提にして、

これまで日本・世界で発表されてきたバッティングに関する論文の「ざっくりとした紹介」をしてみたいと思います。

 

『打点高の異なる野球ティー打撃動作における左右上肢のキネティクス的分析』…阿江数通、小池関也、川村卓(2014)

●何について調べた論文?

「高めー真ん中ー低め」の各高さで置きティー打撃を行い、

それぞれの高さについて、上半身の各関節(肩関節、肘関節、手関節)が具体的にどのような力(関節トルク)をどれくらい発揮しているか?

を調べた論文です。

 

要するに、「バッティングの時に、肩から先の関節がどのように力を出しているか?」についての論文です。

それと一緒に、「高め・真ん中・低めという各高さを打つときで、肩から先の関節の力の出し方はどう違うのか?」という比較も行われています。

 

身体各パーツの運動の見た目を記述する=キネ「マ」ティクス的分析(運動学的分析)にとどまらず、

キネティクス分析(動力学的分析)=「各関節でどのように力が発揮されているか」まで踏み込んで調べたものです。

バッティングのときに上半身がどういう力の出し方をしているかがわかるので、S&Cコーチの方などには特に有用かなと思います。

 

●この論文のキーワード

・逆動力学演算、上肢閉ループ問題、センサー・バット、静止球打撃、上肢関節のパワー、上肢関節の仕事、上肢関節の発揮トルク、上肢関節の関節角速度

 

●論文リンク

打点高の異なる野球ティー打撃動作における左右上肢のキネティクス的分析

…¥540で購入できます。

 

『野球のバッティングにおける下肢および体幹の力学的エネルギーの流れ』…堀内元、中島大貴、桜井伸二(2017)

●何について調べた論文?

バッティングのときの「エネルギーの流れ」について調べた研究。

下半身・体幹部でどのようにエネルギーが生み出されるのか? どのくらいのエネルギーが生み出されるのか? について、かなり詳しく踏み込んだ論文です。

「なんで下半身が重要だと言われるのか?」について疑問をお持ちの方はぜひお読みください。

 

●この論文のキーワード

逆動力学、関節力、関節トルク、エネルギーフロー

 

●論文リンク

野球のバッティングにおける下肢および体幹の力学的エネルギーの流れ

無料

 

『異なる投球速度に対する野球の打撃動作に関する下肢および体幹部のキネティクス的研究』…高木斗希夫、藤井範久、小池関也、阿江通良(2010)

●何について調べた論文?

「80km/h、100km/h、130km/hのボールを打った時」で、体幹・下半身はそれぞれどのように力を出したのか?

という、キネティクス的=身体の内部で発揮されている力について調べた研究です。

バッターがどのように速球対応を行うのか、下半身のどこがどのくらい力を発揮するのか、などがよくわかります。

 

●この論文のキーワード

野球打撃、打撃の正確性、下肢、関節力、関節トルク、体幹の関節トルク、速球への対応方法、下半身の関節トルク

 

●論文リンク

異なる投球速度に対する野球の打撃動作に関する 下肢および体幹部のキネティクス的研究

無料

 

『野球の打撃動作における打撃条件の違いが上肢のキネマティクスに及ぼす影響:ティーおよび飛来球打撃条件による比較』…阿江 数通、小池 関也、藤井 範久、阿江 通良、川村 卓、金堀 哲也(2017)

●何について調べた論文?

マシン打撃とティー打撃とを比べて、「マシン打撃のときに、身体はどのような動きをしているか」「ティー打撃とはどう違うのか」を詳細に調べ上げた研究です。

スイングの各段階において、身体のどこそこの関節や部位がどのような角度でどのくらいの速度で動いているか? がわかります。

運動の見た目を詳細に数値化して記述しているので、分類としては「運動学的・キネマティクス的」な研究ですね。

 

●この論文のキーワード

静止球打撃,ピッチングマシン,関節角度

 

●論文リンク

野球の打撃動作における打撃条件の違いが上肢のキネマティクスに及ぼす影響:ティーおよび飛来球打撃条件による比較

無料

 

『野球のバッティングにおける股関節のダイナミクス』…堀内 元、中島 大貴、桜井 伸二(2018)

●何について調べた論文?

ざっくり言うと、

「バッティングのときに両股関節が果たす役割の解明」

を目的とした論文です。中京大学による研究。

 

特に、「捕手側の股関節の重要性」がピックアップされています。

捕手側の股関節はバッティングの時に「見えづらい」位置にあるためこれまでなかなかクローズアップされてきませんでした。

「投手側の股関節の伸展が果たす役割」についても目新しい知見が得られています。

 

個人的には、S&Cコーチの方などには特にピンとくる内容かなと思います。ヒップスラスト大事。

 

●この論文のキーワード

逆動力学,関節トルク,関節角速度,関節トルクパワー,力学的エネルギー

 

●論文リンク

野球のバッティングにおける股関節のダイナミクス

無料

 

●何について調べた論文?

●この論文のキーワード

●論文リンク

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