世界で一番頭が良い人はきっと「世界オタク」に違いない。

   

こんにちは!

栗栖鳥太郎です!

今回は、「世界一頭の良い人とは、いったいどんな人なのか」についての自分の考えを書いてみます。

世界で一番頭が良いのは間違いなく「世界オタク」だ

「世界オタク」とは?

私が勝手に作った言葉です。

文字通り、「この世界に関するありとあらゆることがら」に興味を持つことができる人です。

 

「この世界が、どういう風に動いているのか」

「この世界は、これまでどのように変化してきたのか」

「この世界に生きる人々は、どのようなことを考えているのか」

「この世界には、どんなすごい場所があるのか」

「この世界の中で、自分はどう生きるべきか」

「この世界はこれからどうなっていくのか」

・・・などなど、

とにかく「いま自分が生きているこの世界に関することすべて」に関して「無尽蔵の・無制限の」興味を持てる人のことを、この記事では「世界オタク」と呼びます。

 

そして、(実際にそういう人がいるかどうかは別にして)私はこの「世界オタク」こそが最高の理想だと考えています。

いうなれば、ルネサンス期のレオナルドダヴィンチのような「万能人」のイメージです。

 

「○○オタク」の威力

まず、なぜ「世界オタク」という風なネーミングにしているのか?について簡単に述べます。

 

世の中には実にさまざまな「オタク」や「マニア」が存在します。

その証拠に、「○○オタク」「○○マニア」と呼ばれる人がなんと多いことか。

 

たとえば、「鉄道オタク」や「切手マニア」などが有名ですね。

「アニメオタク」も最近は市民権を得つつあります。

「自動販売機オタク」「無線マニア」「マンホールオタク」「アイドルオタク」「昆虫マニア」、などなど・・・おそらくあなた自身も、なんらかの「こだわり」「詳しい分野」をもっているはずです。

 

で、

彼らに共通することは、「その情熱の対象に関する知識が異常なまでに多い」こと。

 

たとえば、”鉄オタ”と略される「鉄道おたく」の人々は、座席の写真を見ただけで

「これは東京の○○線の車両で、車両の型番は○○だ」

とズバリ当てて見せたりします。

 

人間の脳は、「興味のない知識」「自分にとって重要でない情報」をザックザックと切り捨てる一方で、「これは面白いぞ」と思った知識は片っ端から覚えてしまうことができます。小さい子どもが生物図鑑に載っている生物をまるまる覚えてしまうのと一緒ですね。

脳は、「欲しい!」と思った情報については、きちんと覚えておいてくれるのです。

 

・・・一般的に「おたく」というと、なんだか扱いづらい人々というイメージがあります。

が、これが学問になると一味違った見方をされます。

 

「数学オタク」は数学界にとって歓迎すべきものでしょうし、

「歴史オタク」がいなければ歴史研究は進みません。

「物理オタク」「解剖オタク」「文学オタク」など、自分の興味がある分野についてひたすら考え続けることができる人々は、とてつもない業績を残したりします。

 

それは当然といえば当然で、

人間の脳は、「やりたいことを思う存分やっているとき」に最も活性化します。

 

もともと自分が興味のある分野ならどれほど量が多くても自然に覚えてしまうこともあわせて考えると、

「○○オタク」というのは決して馬鹿にできないのです。

 

むしろ、「おたく」こそが人類の文明をここまで豊かに、複雑に仕立て上げた張本人だと言えるでしょう。

 

結論を言うと・・・

「世界オタク」は、「この世にあるすべてのものに興味を持つことのできる」人だ、と先述しました。

そして、オタクは「興味のあるもの」に関して、ものすごい学習能力を発揮します。

 

つまり、

「世界オタク」とは、「この世に存在するありとあらゆる事象に興味を持ち、ものすごい学習能力でもってそれらの成り立ちや様相を明らかにしていく人」なのです。

 

学習の対象となる世界が無限大である以上、オタクとしての好奇心や知識欲も無限大になります。

 

好奇心や知識欲があるほど学習能力が上がることも考え合わせると、

「世界オタク」こそが世界でもっとも頭が良い人である、と断定できます。

 

「世界オタク」はどれくらい頭が良いのかのシミュレーション

私自身はまだまだ「世界オタク」の域にまでは達していませんが、彼らの見ている世界を想定することはできます。

 

おそらく、世界オタクである彼らは「どんなくだらないものからでも、この世界のすべてを知ることができる」「頭のなかで、この世界のなかのどこにでも行けるし、臨場感を持って体験できる」という境地にいるはずです。

 

たとえば、彼らが食事するとき。

世界オタクである彼らの目の前に、「ハンバーグ」が運ばれてきたとしましょう。

きっとその瞬間、世界オタクである彼らの頭の中では、こんなことが考えられているはずです。

 

ハンバーグとは何語か?国際音声記号で表すと?派生語は?ドイツのハンバーグ地方からとっているらしいがハンバーグ地方とはどんな場所か?ハンバーグ地方の歴史はどんな風で、それはドイツ史や世界史とどのようにかかわった地方なのか?ハンバーグという日本語を考えてみると「ハ」「ン」「バ」「ー」「グ」だが、これらの文字すべてにはそれぞれどのような歴史があって、どのような人々がこの文字を作ったのだろうか?ハンバーグに似ているハンバーガーの歴史は?ハンバーグの材料は?どのように飼育されたのか?環境への配慮は?挽肉の材料となったのは何肉と何肉?安全基準は大丈夫か?牛肉だとするとどこの国で作られたのか?アメリカ産だとするといまエアメリカにはどのような時事問題が発生していたかな?アメリカと自分の国との関係はどうだろう?どのような流通経路で、どのような輸送手段でもって運ばれてきたのか?どんな人が運んできたのだろう?肉を構成する物質は何だったかな?ハンバーグという食品が登場する文学作品を読んだことがあったかな?ハンバーグのカロリーはどのくらいだろう?カロリーという言葉は誰が作ったのだろう?ハンバーグを研究している人というのはいるのだろうか?栄養表示の基準でいえばこれはタンパク質や脂質などはどれくらいだろう?計算方法はどうなっているんだろう?ハンバーグと数学はどういう接点があるだろう?ハンバーグという存在をコンピュータに認識させるためにはどのようなアプローチがとれるだろうか?いまハンバーグを食べている最中の自分の脳はどこらへんがどのように活性化しているのだろう?自分の体はどのように変化するだろうか?食中毒は大丈夫だろうか?食中毒を起こす細菌にはどのようなものがあったかな?食肉の是非はどうだろうか?ハンバーグを運んできた店員さんはこんな表情をしていたけど、それはどうしてだろう?

 

・・・などの目まぐるしい知識欲の連鎖が繰り広げられていると想定されます。実際にはたぶんこの100倍くらいの思考スピードと深さだと思いますが。

 

このクラスになれば、歴史学も数学も、法学も医学も、文学も工学も、情報学も倫理学も、すべての学問は「ぜんぶ同じことを言っている」ようにしか思えないだろうと考えられます。いずれも、この世界に関する事象の記述に過ぎませんから。

 

とにかく、世界オタクは「この世界に存在するものすべてを愛する」わけです(隣人愛どころの話ではなく、生物はおろか無機物や、空間そのものすら愛する)から、無限に知識がつながっていきます。

 

ちなみに、同じようなことが確か聖書にも書いてあった気がします。

「賢者は路傍の石からも学ぶ」みたいなことだったような・・・暇があれば探してみてください。

 

「世界オタク」になるには?

では、世界オタクになるにはどうすればいいか?について考えます。

 

私の答えは単純で、

「抽象度を上げて考える」を極めることがその唯一の道だと思います。

 

「抽象度」というのは、このブログで何度も触れている苫米地英人氏の造語です。

 

定義するのが難しい概念ですが、

抽象度とは「その概念が、どの程度の情報量を潜在的に持っているかの度合い」だと私はとらえています。

 

ちょっと例を挙げましょう。

「○○工業の番長を張っているタク君」という概念は、抽象度が低い。

この抽象度を上げると、「日本人全体」になります。

もっと抽象度を上げると「人類」になり、さらに上げると「生物」にまで行きつきます。

 

このとき、「○○工業の番長を張っているタク君」は「具体的なひとりの人間」だけを指しますが、

「日本人全体」になると、いっきに一億人超にまで増えます。

さらに「生物」になると、人類はおろか爬虫類や微生物まで含まれることになります。

 

これが、「抽象度が上がった」=「概念に含まれる潜在的な情報量が増えた」ということです。

 

 

人類のなかでいままでの歴史上、もっとも抽象度を高く持つことのできた人はおそらく「釈迦」(と龍樹)です。

なぜなら釈迦は、「すべては空である」「すべては縁起の法にしたがう」と悟っているからです。

 

「すべては空である」(=すべてのものには実体がない)ということは、釈迦にとってはありとあらゆるものが「空」(実体がないもの)であると見えていた、ということです。

 

この「空」の概念は、すべてのものに適用されます。

つまり、空という思想は、潜在的な情報量のレベルがマックスである、ということ。

 

したがって、「空という概念は、潜在的な情報量がマックスである」ことからすると、「空という概念は、抽象度が最高レベルに高い」といえます。世界オタクと同様、抽象度が高いのです。

 

さらに「縁起」についても述べておくと、これまた抽象度がものすごく高い。

縁起の法とは、大ざっぱに言うと、「すべてのものは、相互の関係性によってはじめて存在する」「すべての存在は、互いに影響し合っている」ということ(釈迦は、縁起については『言葉では言い表せない』と言っています)。

 

「この世に存在するすべてのものは、相互に関係しながら成り立っている」というのですから、これまた「潜在的な情報量のレベルがマックスである」といえます。この世界に関するありとあらゆる事象を対象にしています。

 

釈迦の「縁起」と「空」の概念を本当に体得すると、「すべてのものが同じように見える」という境地に達します。

この「同じように見える」ことの対象は「すべてのもの」ですから、つまり「この世界に存在するありとあらゆる事象」ともとれます。

 

したがって、この世にあるすべての情報・知識・現象・存在について興味を持つ「世界オタク」になるためには、釈迦のようにとてつもない抽象度を操れるようになればよい、と結論づけることができます。

 

このように、抽象度を上げて考えることができれば、

「ああそうか、すべての学問は、この世界に関する情報を記述しているんだ」

「すべての学問は、たがいに相互関係しながら存在しているんだなあ」

という認識ができるようになります。

 

「世界オタク」は、世界を平和にする

さらに踏み込んだ話をすると、「世界オタク」は世界の平和に多大な貢献をするでしょう。

 

単純な話ですが、「世界オタク」は、この世界が好きだからです。

 

たしかに彼らにとってこの世界はすべて「空」にすぎないかもしれませんが、

実体がない「空」であっても、あらゆるものは、ほかのものとのかかわりのなかでその役割を果たしています(縁起)。

 

彼らはすべてのものを等しく愛しますから、すべてのものを慈しみます。

 

鉄道おたくの人が鉄道をこよなく愛するように、世界を愛するはずです。

 

「創造することの難しさ」と「破壊することのたやすさ」を両方知っている彼らは、

より難しくて価値のある「創造」を志すようになると考えられます。

 

小さな自我にとらわれた結果破壊的行動を起こす、というようなことは、彼らにとってありえないことなのです。

 

まとめ + 抽象度が上がる本の紹介

さて、いかがだったでしょうか。

 

「世界オタク」は、この世界のすべてを愛する人々です。

われわれ人間は確かに不完全ではありますが、この境地になることを目指して日々邁進していくことはできるはずです。

 

すべてを愛する彼らにとっては、この世界にいられること自体が最高の幸せです。

世界オタクになって、もっともっと楽しい日々を送りましょう。

 

では、グッド・ラック!

 

★おまけ:抽象度を上げて世界オタクになりたい人向けの本

先日も記事で書きましたが、私は苫米地英人氏の本を70冊近く読み切り、「ああ、この人はモノホンだ。うさんくさいのはアレだけど本物だ」と確信するに至りました。

この人の本は、自意識過剰な自分に別れを告げるためのヒントが満載です。

本当に面白いし、使えますよ。

・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術

・「苫米地英人、宇宙を語る

・「全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する

・「洗脳原論

・「「生」と「死」の取り扱い説明書

・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

大学教科書・専門書・医学書の買取サイト「専門書アカデミー」

 

本はやだな~という人向けに、苫米地氏がしゃべっている動画を上げておきます。

 

 

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