年も明けたし、「本当に頭が良くなる目標設定の仕方」について解説します

   

あけましておめでとうございます!

栗栖鳥太郎です。

この季節になると「新年の抱負」というのをよく聞かれますから、今回は「本当に頭が良くなる目標設定の仕方」についてこれまで私が学んできたことを書いていきます。

「目標」には二種類ある

ひとくちに”目標”と言っても、人によってそのイメージするところは全く異なります。

学級目標をイメージする人もいれば、極めて現実的であるべきものとして考える人もいれば、果てしなく遠くに設定すべきだという人もいます。

 

ですから、まずは「目標」とは何なのかを定義しなければ話が始まりません。

この記事では、「目標」を次のように考えます。

目標とは、「今の時点で、自分はそこへ向かって進んでいくのだという方向性を決めるための基準となるもの」であり、二種類ある。

①「人生を通しての目標」(人間としての理想)

②「とりあえず今はこれを達成しようという目標」(現在の自分の行動を選択するために必要となる基準)

では、この定義に沿って「頭が良くなる目標の立て方」を見ていきましょう。

 

「①人生の目標」は、「本当に自分が心からやりたいと思えること」であるべき

人生の目標は、「本当に自分が心からやりたいと思えること」であるべき、と言えます。

理由は簡単で、そうしないと人生なんのために生きているかわからなくなるからです。

自分にとって本当にやりたいことをやっていない人は、ひどく欠乏感に苦しむでしょう。

 

しかし、「自分が本当にやりたいこと」をわかっている人というのは案外少ないものです。

 

たいていの人は「そんくらい知っとるわ」って言うんですが、よくよく聞いてみると

「みんなが良いと言っているものを、自分も欲しいと思っている」

「親や友人や先生が良いと言っているものを、自分も良いと思っている」

「テレビや映画・ドラマに登場するようなものを、自分も良いと思っている」

といった、「自分ではないほかの人・物」による刷り込みであることが多いのです。

 

自分が欲しいのは、本当に

「良い企業に入って、年収は1000万くらいで、奥さんは誰似のこんな人で、子供は何人で、定年後はこう過ごす・・・」

といった人生なのでしょうか?

この例でいえば、

「良い企業」(誰が決める?)

「年収は1000万くらい」(なんで一億とか100万じゃダメ?)

「奥さんがいる」(そもそも結婚する必要があるのか?)

「奥さんは誰似」(なんで似てる必要がある?)

「子供の人数」(何人でも良いのでは?)

「定年後の生活」(なんで定年もしてないのにわかる?)

これらすべてが他人による価値観であり、メディアによる刷り込みです。

ある種の洗脳と言っても良いでしょう。

「みんなが良いから良いと思う」では、自分の考えがないのと一緒なのではありませんか?

 

目標設定でも同じです。

本当は達成したくないけど、みんなが・まわりがやっているから自分もこうかな・・・というような目標では、心の底から達成したいと思えるはずがありません。

他人の物差しや世間の評価ではなく、「自分が心の底からやりたいと思えること」を目標にする必要があります。それさえできれば、あとは「やりたいことをやる」だけですからとても楽です。

 

また参考までに言うと、人生の目標を設定する際には、「他者に貢献する」「社会のためになることをしている実感がある」という基準があります。

自分という存在は死ねば終わりですが、周りの人々はそれからも生きていきます。

自分という存在のはかなさを自覚したうえで、それでも他者や世界に対して働きかけるという姿勢があれば、「ああ、この世界に生まれてきた痕跡を残せたなあ。少なくともまったく無意味な人生ではなかったなあ」と思えそうじゃありませんか?

 

ついでに言っておくと、人生の目標は、「死ぬときに後悔しないように」という視点で考えると、比較的見つけやすいと思います。

スティーブ・ジョブズがやっていたのは有名ですね。彼は毎朝、鏡に向かって「今日やるべきことは、今日が自分の人生最後の日であってもやることだろうか」と言っていたそうです。

 

「これさえ成し遂げれば、もう思い残すことなく死ねる」というレベルのもの(≒絶対に完全達成はされないもの)を、人生の大目標にしましょう。

この大目標が、あなたの人生の方向性を決めていくのです。

 

長くなったので、この節の内容を簡単にまとめます。

“人生の大目標”を定めると、日々どう生きていくのがよいか、どうしたいのかが見えてくる。

このとき、その目標は

①他人の価値観ではなく、本当に自分がやりたいと思うことにする

②何らかの形で他者や社会のためになると思えるようなものにする

③これをすればあとは心置きなく死ねる、というくらいのものにする

ことが重要。

 

「②とりあえずの目標」は「現状を否定するもの」にする

ところで、なぜわざわざ目標を設定するのか、考えたことはありますか?

それは、目標がなければ、「どう動いていいかがそもそもわからないから」です。

 

試験のテスト用紙が配られたはいいものの、そこに問題が何も書いてなかったら、答えようがないでしょう。

それと同じで、目標というものが無ければ、日々の生活で何をしていくかはわかりようがありません。

 

前節で、「人生の大目標」を立てることについて述べました。

この人生目標が立てられれば、自分が死ぬまでの長い長い間(本当は短いかもしれませんが)に、自分がいったい何をすべきなのか、したいのかがだんだんわかってきます。

つまり「長期的な方向」が定まるわけです。

 

これにプラスして、じゃあその長期的方向性に基づいて、

「いまの自分・今年の自分はいったい何をしていくのか」という「とりあえずの仮目標」を設置することが必要です。

この目標がないと、いまの自分・今日の自分がなにをするのかがハッキリしないからです。

やることがはっきりしていないと腰も重くなってきますから。

 

逆に言うと、とりあえずの目標さえあれば、

①自分のあらゆる選択の基準になる(目標達成に関係があるかどうか?という尺度が使える)

②「こんなにぐうたらしてたらマズイ!」「これをやりたい!」という原動力になる(つまりモチベーションが勝手に上がる)

のです。

 

まず「人生の大目標」を設定してから、「とりあえずの目標」で日々のことを決定する。

これだけで、日々の生活でなすべきことが明確になり、かつ行動のエネルギーが湧くのですから安いものでしょう。

 

(ちなみに、②の効果が発動するのは「目標が、本当にやりたいことであるとき」に限ります。

人生の目標は自分の本当にやりたいことにせよ、と述べたのはそういう理由もあってのことです)

以上を踏まえて、この節で言いたいのはこれ↓です。

「とりあえずの目標」は、「現状を否定するものであれ」ということ。

この場合、「現状」は、「今のままの自分であり続ける場合に起こり得るすべてのこと」まで含みます。

 

現状否定の仕方には、二つの軸があります(これがそのまま「目標が現状を否定するものであるべき理由」にもなっています)。

ひとつは、「今の世界にないもの」「今の自分にないもの」を志向する、ということ。

もう一つは、「今のままの自分では達成できそうにないこと」。

 

前者はつまり、「これまで見えていなかったものを見えるようにする」ためのものです。

人間には、現状にとどまる限りどうしても自分には見ることのできないものがあるのです。現状を否定するような「とりあえずの目標」を定めることによって、その盲点となっているものが見えるようになります。

 

後者は、いわゆるモチベーションとか行動変革とか、そういう言葉で表されるものです。

現状を否定するようなとりあえずの目標を立てることができれば、そこから逆算して「アレッ、今のままじゃだめだ! もっとやる必要がある!」と気付けるようになります。

 

まとめます。

「とりあえずの目標」は、現状(=今のまま変わらずに行ったら起こりそうなことも含む)を否定するようなものであるべき。

そうすることによって、

①現状にとどまる限りは見えないものが見えるようになって、予想外の方法を思いつく。

②「いまこんな状態のままじゃだめだ!もっと何かやろう!」という判断が下せるようになる。つまり行動力=モチベーションが勝手に上がる。

③どういう行動をすべきかの選択が簡単にできるようになる。

というメリットがある。

 

目標の例

人生の大目標は、遠大であればあるほど好ましいといえます。

たとえば、先に挙げた「良い企業に入って、良い奥さんを得て、かわいい子供に囲まれて・・・」というのは全然小さい目標です。個人レベルですから。

 

もっともっと大きく、他人も巻き込むくらいの目標を掲げたほうが効果があります。

「世界から貧困と差別を無くす」とか、「理不尽な死に方を強いられる人が一人もいない世界にする」とか、「日本を世界第一位の経済大国にする」とか、そのくらい大きくて漠然としている方が良いのです。もちろん、「本当にそれを実現したい」と思えるのが前提です。

 

掲げた目標が理想として大きいほど、「自分に求められるもの」も大きくなります。それだけ自分も成長する必要があります。

また、現状の外にある目標を達成するには、様々な意味で視野を広げる必要があります。

 

「世界から貧困と差別を無くす」という大目標がある人を例にとれば、その人はまず、自身の国際的な影響力を強めるために各国の政府要人とコネクションを持とう、などと考えるかもしれません。そのために英語をネイティブ並みに操れるようになり、寄付もたくさん行って、自分からどんどんアクションしていくはずです。

あるいは、人を救うのにはカネがかかりますから、お金を稼ぐために数多くの事業を手掛けるかもしれません。

 

人生の大目標は、一生かかってもかなうかどうか、自分だけでなくほかの多くの人も巻き込むくらいのもので構いません。

 

「とりあえずの目標」は、たとえば「今はまだ自分が所属する野球部のBチームだけど、将来必ずメジャーリーグに行って活躍する。そのためにこの一年はこうする。だから今日はこれをやる」とか、「今は年収100万だけど、来年までに年収10億円にする。」とか、「今は学力テストで校内一位。だから、次は全国模試で一位を獲る。そのためには今週これをやろう」といったものです。

 

目標を「現状の外」に置くための簡単な方法として、「極端にする」ことがあります。

「今は年収100万だけど、来年までに10億円稼ぐ」ぐらい極端で良いのです。

 

以上挙げたのはあくまでも例ですが、このくらい遠大なほうがやりがいがあるでしょう?

少なくとも、なんの目標も持たずにブラブラしているよりはマシだと思いますが、どうでしょうか。

 

どちらの目標も、人に言わない方が良い

最後にひとつ、大切なことを言っておかねばなりません。

それは、「目標は人に言わないこと」です。

一般的には「目標は公言しよう。サポートしてくれる人が現れるから」と言われていますが、むしろ逆です。

 

たとえば、今はまだ野球部の補欠だけど、「将来メジャーリーガーになりたい!」と心の底から思って、目標として言い出した少年がいたとしましょう。

 

この場合、おそらく、

親は「この不況なんだから、もっと安定した職を・・・」

野球部の仲間は「あいつヘタクソだから無理だよ」

野球部の顧問は「まずウチでレギュラーにもなれないやつが何を言うんだか」

くらいの反応をされるはずです。

 

「他人から言われたネガティブな言葉」というものは、人間の心に大きなダメージを与えます。

おそらく周囲からこのような反応をされれば、少年は「そうなのか、自分はメジャーリーガーに本当になりたいんだけど、みんながいうから無理なのかなあ。才能がないとダメなのかなあ」とショゲること間違いなし。

 

現状の外に出ようというのですから、はたから見れば「無理」に見えるに決まっています。

目標を公言して周囲のサポートが得られる場合がある・・というのは、その目標がかなり現状に近いままであるからでしょう。無理に見えない(=現状から脱していない)からこそ、コネなり口利きなりが利いてくるはずです。

 

ついでに言えば、

①この世界に絶対というものはない(この世で一番整合的に見える数学でさえも、矛盾を含んでいることがわかっています)。だから、周囲から「絶対無理!」と言われても、「いや、この世に絶対というものは存在しないのだから、可能性はある」と思えばよい。

②自分がやろうとしていることはなんでも、人類史上これまで誰もやったことがないことである。誰もやったことがないのだから、もしかしたら、やってみて初めてわかる近道や抜け道があるのかもしれない。みんなやったこともないのにできるわけがないと言っているだけ。

ということも覚えておくべきです。

人間ってのは案外凄いもんですから、「絶対無理!」なことも、本人がやりたいと思ってやれば結構イケるものなんですよ。

 

まとめ + 現状打破したい人のためのおすすめ本

さて、長い記事でしたが、いかがだったでしょうか。

読むのにつかれた人用に、簡単にまとめておきます。

目標とは、「今の時点で、自分はそこへ向かって進んでいくのだという方向性を決めるための基準となるもの」であり、二種類ある。

①「人生を通しての目標」(人間としての理想)

②「とりあえず今はこれを達成しようという目標」(現在の自分の行動を選択するために必要となる基準)

そして、

“人生の大目標”を定めると、日々どう生きていくのがよいか、どうしたいのかが見えてくる。

このとき、その目標は

①他人の価値観ではなく、本当に自分がやりたいと思うことにする

②何らかの形で他者や社会のためになると思えるようなものにする

③これをすればあとは心置きなく死ねる、というくらいのものにする

ことが重要。

さらに、

「とりあえずの目標」は、現状(=今のまま変わらずに行ったら起こりそうなことも含む)を否定するようなものであるべき。

そうすることによって、

①現状にとどまる限りは見えないものが見えるようになって、予想外の方法を思いつく。

②「いまこんな状態のままじゃだめだ!もっと何かやろう!」という判断が下せるようになる。つまり行動力=モチベーションが勝手に上がる。

③どういう行動をすべきかの選択が簡単にできるようになる。

というメリットがある。

そして最後に、

「人生の目標」も、「とりあえずの目標」も、公言しないこと!

結果で示せばいい。

 

これだけ言えば十分でしょう。

目標なき日々のむなしさは耐えがたいですから、ぜひ今回の記事で述べたようなやり方を試してみてください。

「あっ、そうか。こうすれば楽だし、効果が出るんだ!」と実感できるはずです。

 

では、グッド・ラック!

 

★おまけ 「現状を打破する」ためのおすすめ本★

毎回恒例ですね、この宣伝コーナー。

毎回やるだけの価値があるってことです。

 

・・先日も記事で書きましたが、私は苫米地英人氏の本を70冊近く読み切り、「ああ、この人はモノホンだ。うさんくさいのはアレだけど本物だ」と確信するに至りました。うさんくさいのは、読みもしないひとが勝手に言っているだけです。

この人の本は、頭を良くして常識を飛び越えるためのヒントが満載です。

本当に面白いし、使えますよ。私がすすめるんだから間違いないです。

・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術

・「苫米地英人、宇宙を語る

・「全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する

・「洗脳原論

・「「生」と「死」の取り扱い説明書

・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

 

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