あなたの夢をぶち壊す「ドリームキラー」にご用心

   

こんにちは、栗栖鳥太郎です。

「夢を追いかけて生きる人」というと、なぜか「食えない作家志望者や声優志望者(あくまでも例です)やフリーター」を連想する人が多い世の中になってしまいました。

親や教師が、子どもに向かって「いつまでも夢見てないで、現実見ろ。公務員になれ」みたいなことを言う場合もあります。

あなた自身も他の人に「バカなこと言ってないで、身をわきまえろ」みたいなことを言った記憶はありませんか。または、自分には本当にやりたいことがあるんだけど、できそうにもないから、やらない・・と思っている人もいるかもしれません。

このように「自分や他人の夢を壊そうとする人」のことを、アメリカのコーチング創始者であるルー・タイスは「ドリームキラー」と名付けました。

今回の記事では、その「ドリームキラーとは何か」に主眼を置いて解説していきます。

「ドリームキラー」とはどんな存在か

①ドリームキラーとは「過去ばかり見ている人」

ドリームキラーとは

①「過去の統計や先例・慣習にもとづいて他人を評価する人」であり、

②「他の人の『自分は、自分のゴールを達成できる!』という思いを粉砕する人」です。

要するに、ドリームキラーとは、頭の固い人であり、固定観念にまみれた人であり、水を差す人であり、余計なことを言う人です。善意からドリームキラーになる人(親・教師など)もいれば、悪意からドリームキラーになる人もいます。

 

①の「過去の統計や先例・慣習にもとづいて他人を評価する人」とはつまり、「過去に縛られている人」という意味です。なにかを判断しようとするときに、過去しか見ない人ですね。

 

たとえば、

「過去の統計からすると、東大に入った人の親の平均年収は1000万円を超えている。だから、親がお金持ちでないと東大には入れない」

「ミュージシャンになろうとして失敗した人を自分は知っている。ミュージシャン志望なんて食っていけないからやめなさい」

「プロ野球選手になった人は、高校時代にみんな甲子園に出ていたか、あるいは地方で注目されていた選手ばかりだ。だから、無名だったあいつがプロ野球選手にはなれるはずがないだろう」

みたいなことを言う人。もののみごとに過去の事例に縛られてますね。

 

一見して、とても説得力があるように聞こえます。

 

これの何が問題かというと、過去を見れば見るほど、過去に縛られるという一点に尽きます。

「小学校時代はクラスで中の上だった。だから、中学でもそれくらいだろう」

「自分はいつだってモテなかった。だから、これからもモテないだろう」

という思考回路を保持しているかぎり、その人の将来はどんどん先細りになっていくはずです。過去によって未来が決まるのであれば、「過去の延長線上」にしか未来は存在しないことになります。つまり、今まで成功を収めてきた人でない限りは将来成功しない、という考え方です。これは実に悲しい考え方ですが、実際にはかなり多くの人がやってしまっている思考法でしょう。

 

この「過去→未来」という思考法は、実は誤っているのですが、その証明(?)は長くなるので後日また書きます。ちょっとだけ書いておくと、その鍵となるのは「過去はすべてベストである」「未来の自分は最高の自分であり、したがって現在の自分も最高である」「過去は二度と同じように起きない」「未来は確率として存在する」という考え方です。

 

 

 

②ドリームキラーは水差し野郎

②の「他人の『自分は、自分のゴールを達成できる!』という思いを粉砕する人」というのはわかりやすいですね。

簡単に言うと、なにかをやろうと決心した人に対して「そんなの無理だろ!」みたいなことを言ってくる人です。

 

たとえば、高3秋の模試で東大E判定だった生徒が東大を受けようとするとき、おそらく担任の先生は「君のためを思って言うけど、志望校を下げたほうが良い」とか、「ちょっときついんじゃないかな」みたいなことを言うでしょう。

先生だけでなく、友達や親の場合もあります。

「あいつE判定かよ。受かるわけねーだろ」とか

「たかし(仮名)、もうちょっと実力に見合ったところにしなさい」みたいに言われることも。

 

怖いのは、ドリームキラーは「あなたのためを思って助言する」ことが多いということ。

「悪いことは言わないけど、あなたの実力に見合ったところを受けるほうがいいんじゃない? あなたのこれまでの実力にふさわしいところを受けたほうがいいよ」

という、かなりもっともらしい形で介入してくるのです。

 

たとえ本人が本気で「絶対に行きたい!」と思っていたとしても、自分と近い関係の人に何度も何度も「無理」「できっこない」「悪いことは言わないから、下げなさい」という意味のことを言われていれば、だんだん「自分にはやっぱり無理なのかな」という方に折れていきます。

 

周囲の人が何も言わなければ「自分にはできる!」と確信できるはずなのに、

周囲の人が水を差すことによって「やっぱり無理かも・・・」と諦めてしまうケースも想定されます。

これがドリームキラーの怖いところです。

 

まとめ直すと、

ドリームキラーとは

①「過去の統計や先例・慣習にもとづいて他人を評価する人」であり、

②「他の人の『自分は、自分のゴールを達成できる!』という思いを粉砕する人」です。

 

ドリームキラーのすさまじい威力

「他人に言われたこと」というのはかなり印象に残るものです。

他人に言われたことは、意識では受け入れなくても、無意識のレベルでは受け入れてしまいます。

「おまえはだめなやつだね」と言われ続ければそうなっていくし、「いい子だね」と言われ続ければ素直に育ちます。

特に、褒められたことより、バカにされたり、けなされたりしたことの方がより強く自分の心に残ります。

 

つまり、「他人によって、マイナスの言葉をかけられる」ことには二重の意味でインパクトがあります。

これに関していえば、最悪のパターンは、親や先生に「おまえにはできっこない」というような言葉をかけられること。自分に影響を与える力が強い人によってネガティブな言葉を吐きかけられると、その子供の自己評価に相当なダメージが加わることになります。

 

なぜ「将来はサッカー選手になりたいです!」と言っていた小学生が、

もののみごとに「将来は公務員か、大企業の社員として安定した一生を送りたい」と言う大学生に変貌するか?

その理由がこれです。

 

日本で育った場合、子どもは、

自分以外の人や、自分を取り巻く環境によって「おまえは凡人なんだよ」とか「アイツとくらべてお前は・・・」というマイナスの暗示が与えられ続けるのです。

ドリームキラーに「夢を壊された」人が死屍累々としているのが、現代日本の状況だと言えます。

 

 

なぜ「ドリームキラー」が発生するのか

自分より高いところを目指す人を見ると、自分の居心地が悪くなる

では、なぜドリームキラーが発生するのか。

理由は簡単で、

低いところに甘んじようとする人にとっては、自分より高いところを目指す人を見ると、自分の居心地が悪くなる」からです。

だからこそ、その人に対して「無理だよそれは」とか「過去にそれをやった人はみんな失敗してるよ」といった言葉を与えて失速させ、引きずり降ろそうとするわけです。

 

逆に、高いところに行こうとする人であれば、自分より高いところを目指す他人に対して「できるといいね」とか「よし、自分もやってやろう」といった思いを持てます。

 

このように、ドリームキラーが発生するかどうかは、

その人が「高いところを目指す人」なのか「低いところでいいやという人」なのかによって大きく左右されます。

高いところを目指す人であればその人はドリームキラーになりませんし、

逆に低いところでいいやという人であればドリームキラーになる可能性が高いです。

 

例を出せば、

よく某掲示板とかで「○○選手はメジャーで通用するかどうか」みたいな話題になるのは、そこにいる人が「過去の実績でしか判断しない」かつ「高いところに行こうとする人を引きずり降ろそうとする」傾向があるからです。

 

過去から解き放たれて大きく飛躍するためには、「現状の外に飛び出すようなゴールを設定する」必要があるのですが、その「現状を揺るがす」ときの気持ち悪さこそ、ドリームキラーを生み出す温床なのです。

 

 

ドリームキラー語録

より具体的に見てもらうために、ドリームキラーの口癖をまとめました。

こういうことを言ってくる人がいたら「あ、こいつドリームキラーだ」と判断してしまって構いません。

 

とにかくドリームキラーとはかかわらないこと。

「自分の夢やゴールを教えない。教える必要があるときは本当のことを言わない」

「ドリームキラーの言うことは聞き流す」ことです。

「君には無理」

「あなたと同じようなことをやろうとして失敗した人を知っている」

「絶対うまくいかないからやめておけ」

「あなたのためを思って言っている」

「人に迷惑をかけるな」

「できっこない」

「あいつじゃ無理」

「やめとけ」

「身の程をわきまえろ」

「失敗したらどうするの?」

「何バカなこと言ってんの?現実見ろよ」

「そんなんじゃ食えないぞ」

タイピングしてて気分が悪くなるような言葉のオンパレードですが、

実際にこういうことを言ったり、言わなくても心の中で思っている人は結構います。

 

こういうことを自分と近い人間に言われたら、相当なダメージがあるはずです。

しかも、なまじ根拠がない物言いだけに反論が難しい。

ですから、

とにかく「ゴールや夢は人に言わない」こと。

そして「ドリームキラーのことは聞き流して、ひたすらゴールや夢の実現に心血を注ぐ」ことです。

 

 まとめ + ドリームキラーに夢を潰されないために読む本

さて、いかがでしたか。

今回は「ドリームキラーとは何か」「どんな手段を使って夢を壊そうとする人たちなのか」「どうしてドリームキラーが発生するのか」を解説してきました。

少なくとも今回の記事を読んで、「ドリームキラーってのがいるんだな」ということがわかっていただければそれでOKです。ドリームキラーがいると知っているのと、知らないまま悪影響を受けるのとでは天と地ほどの差がありますから。

 

近年話題になっている、子どもの「将来なりたい職業」になぜか「公務員」「会社員」が入ってしまう理由は、日本の親たちやマスコミがドリームキラー化しているからです。だいたい、子どもは公務員が何をやっているか知らないはずですし、会社員というのは具体的にどんな仕事をしていいるのかも知らないでしょう。

それなのに「公務員になりたい」と思っているのは、親やマスコミや周りの環境により「公務員になれば一生安泰ですよ」「大企業の社員は勝ち組ですよ」という強烈な洗脳が行われているからに他なりません。

 

私は、「自分に本当にやりたいことがあって、そのために公務員や大企業の社員になる必要がある」というならまだ理解可能ですが、「とりあえず公務員」「とりあえず大企業」という思考は理解できません。

自分の本当にやりたいことをやらない人生は、死ぬ間際になって後悔しませんか?

「せっかく生まれたんだから、まわりの言うことなんで利かずにもっと好き勝手やってりゃよかった」と。

 

「大人は黙ってやらなきゃいけないんだよ」と言われるかもしれませんが、それならそんな社会の状況を変えてしまえばいい。「人々が本当にやりたいことを自由にできる社会」に変えていけばいいはずです。

ドリームキラーだらけの息苦しい、足を引っ張り合うような社会は魅力がありません。

 

まずは自分自身から脱ドリームキラーしましょう。

そして、本当にやりたいことをやる人になってください。

では、グッド・ラック!

 

★おまけ 「夢を壊されたくない人」のためのおすすめ本★

・・先日も記事で書きましたが、私は苫米地英人氏の本を70冊近く読み切り、「ああ、この人はモノホンだ。うさんくさいのはアレだけど本物だ」と確信しました。この人の本を読むと、どんどん思考の盲点が外れて、今まで見えなかったものが見えてくるようになりますよ。

以下におすすめの本を挙げておきます。

・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術

・「ディベートで超論理思考を手に入れる

・「苫米地英人、宇宙を語る

・「洗脳原論

・「思考停止という病

・「すべてを可能にする数学脳のつくり方

・「「生」と「死」の取り扱い説明書

・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

 

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