なぜ「夢を持つ」べきなのか? 大きな2つの理由

   

こんにちは、栗栖鳥太郎です。

前回は「ドリームキラー」、つまり他の人の夢やゴールを壊そうとする人が現代日本には蔓延しているということを書きました。

ではそもそも、なぜ人間には「夢・ゴール」が必要なのでしょうか。

ただ「夢を持て」とか「少年よ大志を抱け」と言われても、どこか釈然としません。

そこで、今回は「夢はなぜ必要なのか?」というテーマで書きます。

夢(ゴール)がないとどうなるか?

「他人の言いなり」になり、自分で選択できなくなる

Googleの予測変換で「夢 持」まで入力すると、だいたいこんな感じの予測変換が出てきます。

「夢 持つ」

「夢 持てない」

「夢 持ち方」

「夢 持たない方が良い」

「夢 持ってない」

「夢 持つ 理由」

 

また、タモリさんが「夢を持つようじゃ人間終わりだね」と言っていたり、

ワタミの社長だった渡辺美樹氏がやっている、「夢教育」を掲げた郁文館夢学園というのが東京にありますし、また、愛知の至学館の校歌が「夢追人」だったりします。ブルーハーツの歌にも「夢」という曲があります。

このように、(少なくとも「夢やゴールを持たないほうが良い」という意見についてはこの記事の中で木っ端微塵にしておきますが)世の中でいわれている「夢・ゴール」というのはかなりいろいろな捉え方がなされているようです。

 

ただやはり、「なぜ夢やゴールを持つ必要があるのか」に誰もが疑問を持っているみたいですね。

これに関しては、正攻法で考える前に、

逆に、「夢やゴールを持たない人は、どうなるのか」を考えてみます。

 

ある程度は想像がつくことですが、そういう人は、

「自分以外の誰かによって与えられた選択肢のなかから、いちばん自分に合っていそうなもの・世間的に見て恥ずかしくないものを選ぶ」

ほかないはずです。

 

なぜなら、自分で「こうなりたい」「こういう世界にしたい」「こういうことを実現させたい」という主体的な考え方を持っていない以上、「そのためには、自分はこうするべきだ」という思考が主体的にできないからです。言い換えると、日々の生活の指針が定まっていない状態とも言えるでしょう。

おそらくそういう人は、「人生これでいいのかな」「なんか物足りないな」と漠然と感じてはいるものの、何をしたいのかがはっきりしないので、とりあえず目の前にある楽しいものを消費しながら「いまが楽しければいいや」というテンションで日々を送っているはずです。

ただ、そういう人であっても、人生の中では何らかの決断というか選択をしなければならない時が来るわけです。就活とか、進路選択とか、人生の分岐点に立たされたとき、かならず何らかの選択をしなければなりません。

 

そこで、そのときに目の前に出てくる選択肢の選び方ですが、

自分なりの夢やゴールを持っていない(=つまり、自分はこうすべきという確固たる指針がない)場合、

「とりあえず目の前にある選択肢のなかから、一番自分に合ってそうな、世間的に見て恥ずかしくない選択肢を選び取る」のではないでしょうか。

 

この場合、

「とりあえず目の前にある選択肢」とは「他人の手で与えられた選択肢」であり、

「一番自分に合ってそうな」とは「自分の能力はこの程度までだから、それにふさわしいものを」であり

「世間的に見て恥ずかしくない」とは「他人基準で判断すると恥ずかしくない」という意味になりますね。

 

わかりやすい例を挙げると、

「自分なりの夢やゴールを持たず、目の前にある選択肢のなかからとりあえず選択する」人が就活をするとき、

「とりあえず目の前にある、就活雑誌や企業リストのなかから」

「一番自分にマッチしそうな業界のなかの」

「周囲の人に無難に受け止められるか、称賛されるレベルの企業」

 

に入ろうとするはずです。

 

このどの基準も「自分のやりたいことを基準にしていない」という点では同じです。

「自分基準でないこと」とはつまり「他人の価値観に従って生きること」であり、

なぜ自分を基準にして判断できないかといえばそれは「夢やゴールを自分なりに持っていないから」だと思います。

 

「自分はこういうことを将来実現させたい。だからいまこういう会社に入るのが良いと思う」と判断したうえで就活するのとは、かなりの違いがあります。こちらはあくまでも自分に主導権があります。実現させたいことのために入るのですから、かなり主体的。自分の人生の主人公は自分だ、という感じです。

 

私は夢やゴールを持たないことを否定するつもりはありません。

しかし、少なくとも理屈で考えて、

「夢やゴールを持つとこういう人生になる可能性が高いよ、逆に持たないとこうなる可能性が高いよ」

ということは知っておくべきだと思います。知ったうえでどちらに転ぶかは当人の勝手であり自由です。

 

「世間的に聞こえがいいから」「給料が良いから」「友達に自慢できるから」というのはすべて他人基準であり、

他人によって与えられた尺度です。自分に主導権がないということになります。

 

ですから、「なぜ夢・ゴールを持つべきなのか?」についての第一の答えは

「夢もゴールもない場合、他人の価値観のもとで人生を生きることになるから」です。

 

それでも構わないならそれでもいいのですが、

もしそれが嫌なら、自分の夢やゴールを基準にして万事決裁すべきではありませんか、ということです。

 

(・・ひとつ注意しておかなければならないことは、「他人に与えられた夢やゴール」であってはならないということです。しばしば怪しい宗教団体やブラック企業では「これがあなたの夢ですよ。これが達成できなければあなたの価値はありませんよ」という洗脳的手法――たとえば、精神的肉体的に疲弊させた状態で何度も何度も社訓を復唱させたり、強制的に理念集を暗記させたりするなど――という「夢の授与」が行われています。夢はあくまでも自分が本当にやりたいことでなければならないもので、他人によって与えられた時点でやはりそれは他人の価値観でしかありません。「夢」を前面に押し出している団体には近づかない方が無難だと私は思います)

 

現状の外に出ることができない

そもそもの話、「夢やゴール」というのは、「現状の外に置く」ことが絶対に必要です。

たとえば、「今いる会社の社長になる」「学校で一番の成績を獲る」というのは理想的な現状であって、ゴール・夢にはなりませんし、甲子園に出場経験のある学校が「甲子園に出る」というのは、まだ現状のなかにあります。

現状の外というのはつまり、

「どうやって達成するか想像もつかない」「他人から無理だよと言われる」レベルのものです。

 

論点先取みたいな言い方になりますが、「現状の外にある夢やゴールを持たない限り、現状をぶち壊すことは不可能」なのです。

なぜでしょうか。

 

 

それはまず第一に、「現状のなかに居続ける限り見えないものがたくさんある」からです。

 

現状の外にあるゴールを達成するためには当然、現状からは想像もつかないような方法が必要ですね。

たとえば、まだ人間が空を飛んでいなかった時代に「空を飛んでやろう」というゴールを設定したライト兄弟は、飛行機という画期的なものを発明しました。この突飛な発想は、空を飛んでやるというゴールがなければ出なかったものです。「人間が空を飛ぶわけがない」という現状のなかにいる限り、絶対に飛行機の発想は出なったはずです。

 

ちなみに、「やり方がわからないのに、どうやって達成するの?」と思われるかもしれませんが、

それについてはアメリカのコーチングの元祖ルー・タイスが「インベント・オン・ザ・ウェイ」と述べています。現状の外にゴールを設定してやれば、そこに向かっていこうとする途中で勝手にアイディアを思いつくという意味のことです。なぜ思いつくかというと、現状に縛られなくなるからです。現状という盲点だらけの状態から脱することができるからです。

現状にとどまるかぎり見えないものが、ゴールを本気で達成しようと動き出したとたんに、なんと、だんだん見えてくるようになるのです。ライト兄弟が「飛んでやろう」と思って実際にあれこれ考え始めてみると、それまでの現状からは決して見えなかったものが見えはじめてくる。「そうか、あれも使えるじゃないか」「そういえばこれも応用できるな」というアイディアが飛び出してくるようになっているのです。

 

つまり、夢・ゴールを持つべき第二の理由は、

「現状の外にある夢・ゴールを目指し始めると、現状のなかにいては決して見えなかったものが見えはじめるから」です。

「考える前に動け」とか「やってもないのに言うな」と言われるのはまさにこのためで、ゴール・夢に向かっていく過程で人間の脳は非常にクリエイティブにはたらきはじめるようになっているわけです。

 

逆に言えば、「やり方が想像もつかないもの」「自分がびびるほどのもの」「絶対に無理だからやめておけと言われる」くらいのものでないと、意味がないのです。そうでないと、脳がクリエイティブに働かないので、それまでの現状を打ち破るような画期的な方法は絶対に思いつきません。

 

夢やゴールは現状の外であればなんでも良いのです。

「すべての学問を極める」とか「世界から戦争と差別を無くす」とか、漠然としたもので良い。

そういうゴールを目指しているうちに「インベント・オン・ザ・ウェイ」で勝手にやり方をひらめきます。

「とにかくやってみろ」とか「考える前に動け」とか言われるのは、この現象があるからこそなのです。

 

今回はかなり簡易化して書きましたが、本来ここらへんはかなり込み入った話になるので、後日ひとつひとつ丁寧に解説した記事を上げます。

 

まとめ + 夢やゴールをなぜ持つべきかがもっとわかる本

さて、いかがでしたか。

夢やゴールを持つべき理由はほかにも山ほどあるのですが、

とりあえず主なものを二つ詳しく解説してきました。

 

「現代日本の若者は夢がない」みたいなことが言われますが、

少なくとも現代日本では「自分のやりたいことをやるという選択」ができるわけです。

若者に夢がないと言われるのはマスコミや大人たちが「安定した職業に就きなさい」みたいな刷り込みを仕掛けている結果であって、本来若者にはもっともっとエネルギーが秘められているはずです。

 

その国の人間の質を決めるのは教育であり、その国の未来を決めるのも教育です。教育がいい加減な国はボロクソの穴だらけになっていくはずです。若者に夢を与えよ、とは言いませんが、すくなくとも「若者の夢をつぶす」ような現在の教育環境はおかしいと思うので、今後も引き続きキーボードを叩きまくるつもりです。

 

夢やゴールが大切だと思ったら、

まずは「できるかできないか」ではなく、「やりたいかやりたくないか」で判断してください。

現代日本の人間にとっては「やりたいけど、自分には無理だ・・・」と思えるものこそが、夢・ゴールである可能性が高いはずです。

 

その「やりたいけど、自分には無理だ」ということこそが、やる価値のあるものだと思います。まず自分の心の中だけでもいいですから、考えてみましょう。

では、グッド・ラック!

 

★おまけ 「夢を壊されたくない人」のためのおすすめ本★

・・先日も記事で書きましたが、私は苫米地英人氏の本を70冊近く読み切り、「ああ、この人はモノホンだ。うさんくさいっていう人もいるけど本物だ」と確信しました。この人の本を読むと、どんどん思考の盲点が外れて、今まで見えなかったものが見えてくるようになります。また、「なぜ夢・ゴールを持つべきなのか」について知りたい場合は、「立ち読みしなさい!」がおすすめです。

以下におすすめの本を挙げておきます。

・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術

・「ディベートで超論理思考を手に入れる

・「苫米地英人、宇宙を語る

・「洗脳原論

・「思考停止という病

・「すべてを可能にする数学脳のつくり方

・「「生」と「死」の取り扱い説明書

・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

 

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