人はどういうときに「夢を諦める」のか? 現代人の心が折れる4つの原因

   

こんにちは、栗栖鳥太郎です。

現代日本は、「夢」という言葉からどこか胡散臭い感じを受ける人が多い社会ですね。

確かに「夢」を前面に押し出してくる教育機関がとてつもなくブラックだったり、「夢」という概念が抽象的なのを利用してたくさんの人から金を巻き上げる亡者がいたりするのは事実です。

しかしまた同時に、「夢のない話だね」「夢のない社会だね」という言い方がされているのもまた事実でしょう。

夢というのはつまり人生のゴールや実現したいことを指すのですから、これがないと人間の能力や想像力はガタ落ちするはずです。空を飛びたいという夢を持つ人がいなければ飛行機だってなかったでしょうし、世界を平和にしたいという夢がなければ国連もなかったはずです。

今回はそんな「夢」についての話です。いつの間にか「あれ、自分っていつ夢を捨てたんだろう」となっている人に、その原因となったものを気づいてもらって、もう一度人生に輝き的なアレを取り戻してもらいましょう。

 夢潰しの主犯① ドリームキラー(外部)によりセルフイメージが下がる

夢潰しの主犯格筆頭はなんといっても「自己の外部のドリームキラー」でしょう。つまり、他人や社会、各種メディア、環境、両親、友達、教師などです。

ドリームキラーが具体的に何をしてくるかというと、要は「お前にはできない」「そんな夢はやめておけ」という働きかけです。これをやられると、夢実現のために不可欠な「自分はこの夢を達成できる人間だ」というセルフイメージが下げられてしまいます。その結果、達成するためのエネルギーが失われて本当に達成できなくなってしまうのです。

 

こんな経験ありませんか?

たとえば、学校の先生が、模試の成績が振るわないけど第一志望を上げていく生徒に対して「きみは○○大学志望だけど、模試のデータからみるに、ちょっと厳しいんじゃないかな」と言えば、その生徒の「自分は合格できる」というセルフイメージを崩すことになります。

また、仮に「ロックミュージシャンとして武道館を満員にしたい!」という夢がある人が、何かの拍子で親に反対されて「ミュージシャンなんて食えないからやめておけ」「自分の好きなことをやって生きていけるのはほんの一握りだよ」「もっと安定した職に就きなさい」と言われたとしたら、その親はドリームキラーです。

 

ちなみに、なぜドリームキラーが発生するかといえば、夢を持って前進し続ける人というのは、周囲からすると「現状を乱す人」だからです。

「この間まで自分の下or隣にいた人が、夢を達成することによって、自分より遥か上に行ってしまう」というのは、自分がなんとなく生きているという現状を乱すものなのです。

「あいつは夢を実現するべく頑張っているのに、自分はなんとなく日々を過ごしている」というコントラストが生まれるので、どこか居心地が悪くなって、意識的にでえれ無意識的であれ、その原因となるもの(夢を追う人)を排斥しようとするのです。

 

これがドリームキラーが発生するカラクリです。要は成功者が羨ましいというだけですね。そして残念なことに、そういう人が周囲にいる可能性はかなり高いのです。

 

 夢潰しの主犯②ドリームキラー(内部)

①で紹介した外部のドリームキラーだけではなく、自分自身が自分のドリームキラーになることも十分あり得ます。

なぜなら、①でのべたような外部のドリームキラーの言葉を、自分の言葉として受容するようになるからです。

 

たとえば、インターネットかなにかで「かつては成功していた人が、こんなに落ちぶれている」という週刊紙チックな記事を目にした人は、「そうか、成功してもいずれ落ちぶれる可能性があるし、成功すると他人に妬まれて良いことがないんだな」というセルフトークをする可能性があるわけです。

また、もっと単純に、幼少期から「安定した職に就きなさい」といわれ続けた人は、その通りにしていこうとするわけです。知らず知らずのうちに「失業は怖い」「年収低いのもやだ」というセルフトークを繰り返すリスクがあります。

また親に言われるだけでなく、企業の倒産に巻き込まれた人の体験談を読んだり、周囲の友人が「やっぱり安定した職がいいな」と言っていたり、学校で「大卒と高卒の生涯年収の差」というデータを見せられたり。

これは無意識への刷り込みとしてはかなり強烈で、こういう人が大学四年生になると「安定した職に・・」という行動を起こすわけです。安定した職に就きたいというのは至極まっとうな思いですが、そのために自分の本当にやりたかったことが埋もれる可能性があります。

 

「自分は成功する人間だ」というセルフイメージを作っていくのは、「自分にふさわしいのはフェラーリだな」とか「自分はもっともっと高いところに行ける人間だ」といったセルフトークです。

逆に普段から「自分はやっぱりダメだ」「あいつ失敗したぞ、ざまあみろ」といったセルフトークをしていると、その通りのセルフイメージが作られていきます。そしてそのセルフトークの源流はどこにあるかといえば、もとは他人に言われたり、どこかで耳にした言葉なんです。

 

こういう「他者や環境による刷り込みをもとに、自分で自分を縛っていくこと」もやはり、強力なドリームキラーになり得るのです。ここまでの①②によって、かなりの割合の人が夢潰しの被害を受けていると思ます。

 

 夢潰しの主犯③ 知識不足

人間は、知らないものを認識することはできません。「知識の絶対量が少ない」ということも夢が潰れる主要因になります。認識できないものが多ければ多いほど、そのぶん選択肢や柔軟性が失われていくのです。

 

知識が少ないことの害としては、視野が狭くなったり、物事を細かく見ること、物事を大局的に見ることができなくなるということがあります。

極端な例を挙げると、いじめを受けて不登校になっている生徒がフリースクールや大検といったものがあるということを知らなければ、よりいっそう学校というものに縛られていきます。はじめから学校以外のものが見えにくくなるのです。

 

知識が少ないというのは怖いことです。なんせ、まわりから見ると「ああすればいいじゃん」というような単純なことであっても、本人はそれに全く気づけないわけですから。

 

まとめると、ここで言いたいのは、知識が少ない人ほど、夢を実現するための手段となるものが絞られていってしまうということです。

 

 夢潰しの主犯④ 時間に対する考え方が間違っている

夢を実現する前に心が折れてしまう人に多いのが、「過去や実績や出自にとらわれる傾向が強い」ということです。

つまり、「成功者はこういう家庭に生まれるけど、自分は両親からして大した実績がないから凡人だ」といった考えが強い人であったり、

「自分の今までの経験や他の人との比較からするに、自分はこの道に向いてない。やめようかな」と思ったりする人だということです。

 

過去を重視するというのは一見もっともな考え方に見えます(必要な場合ももちろんあります)が、少なくとも個人単位では必要ありません。

というのも、個人単位では「過去はいくらでも解釈しようがある」からです。中学時代に不良だった人が将来成功すれば「若い頃からエネルギーが溢れていた」となるでしょうが、いま塀の中にいれば「昔から素行に問題があった」になります。

現在の状態や未来のゴールしだいで過去の解釈はいくらでも変えられますし、思い出される経験自体も選ばれ方が変わります。そして高いゴールを持っているほど過去を肯定的に捉えることができます。

 

 夢潰しの主犯⑤ ゴールが低いか、ゴールの臨場感が足りない

ですから、「過去がこうだから夢を諦める」というのは元来おかしいのです。

高いゴールを持っていればいるほど、そのゴールを達成した未来の自分からすると過去はすべて「あれがあったからこそ」という形で再解釈されていくからです。

 

つまり、いままで述べてきたようなことはあくまでも「結果」であって、夢が潰れる根本原因ではないのですね。高いゴールと、それを達成した未来の自分に強い臨場感を持っていれば、ドリームキラーがいても、まだ知識が少なくても、時間に関する考え方が誤っていても、いずれは理にかなった形に整っていきます。

 

余談ですが、成功者の法則について書いた本がたくさん書店に並んでいるのは、成功者のやり方に論理的な正当性があるためでしょう。より合理的で、より脱常識された人が掴んだことは希少価値があります。そしてそれを掴むためには、高い高いゴール設定が不可欠だというわけです。

低いゴールを掲げている限りは、世間の常識や根性論でなんとかなるかもしれません。しかし高いゴールを達成するためには自己の大幅な脱洗脳が必須です。

同様に、ドリームキラーの介入に負けないためにもやはり高いゴール設定が不可欠でしょう。

 

そしてさらに、高いゴールを設定するとともに、「自分はそのゴールを達成できる人間だ」という確信があればよいわけです。

どれだけドリームキラーが「きみには難しいよ」「あなたのためにならないよ」といった形で干渉してきても、「いや、自分はそのゴールを達成できる人間だから」とはねのけることができるからです。

 

つまり、「夢が潰れる原因をすべて取り除く」ためには結局「高いゴールを持って、自分はそれを達成できる人間だという確信を持つ」ことがどうしても必要なのです。

この「自分はそのゴールを達成できる人間だ」という確信を深めるための方法論としては「アファメーション」などといいった技術があるのですが、これについては苫米地英人氏の「「言葉」があなたの人生を決める」や、故ルー・タイス氏の「アファメーション」に詳しく解説してありますので、そちらもご覧ください。

 

今回は、「人はなぜ夢を諦めるのか」というテーマで、夢が潰れる原因を五つ紹介しました。あなたが既に被害を受けたものもあれば、これから遭遇するものもあるでしょう。しかし、この記事で述べたことを知っていれば、かなり心の構えができることと思います。ぜひこの記事を参考にして、夢を実現するために行動し続けてください。

 

では、グッド・ラック!

 - コミュ障・ぼっち・非リア, ネットの民の心理学, 人生・生き方・心の迷い・邪念への対処・哲学, 栗栖鳥太郎が学んだ・考えたこと, 能力開発, 頭が良くなる方法 ,