「コミュ障」につける薬

   

こんにちは、栗栖鳥太郎です。

今回は、シリーズ「コミュ障」の第三部です。

前回までの記事(「コミュ障」の根本原因は一体何なのか?「コミュ障」の根本原因は一体何なのか?その2)で、私は「コミュ障」の根本原因として、

①愛着と承認の不足

②自分や他者がどのような認知の枠組みを持っているのか、ということを一歩引いた目線で見る能力の不足(要するに自己中心性)

③頭のスペックの問題

を挙げました。

今回は、それを踏まえた上で、では「コミュ障」とはどのようにして治すことができるだろうかということを考えていきましょう。

 

「コミュ障」につける薬

基本的な考え方

これを読んでいる人にぜひやってもらいたいのは、前回までに紹介した「コミュ障」の根本原因①~③のうち、いったい自分がどれに該当するのかをハッキリとさせることです。

①なのか、②なのか、③なのか、あるいは複合型なのか。

大抵の人は複合型です。

たとえば、

「③頭のスペックが低い がために相手のことまで考える余裕がなく、そのため②自己中心性 がコミュニケーションで出てきてしまう」

「①愛着と承認が不足している がために他人による承認を異常に欲しがり、そのため②自己中心性 が発現する」

「①愛着と承認が不足している がために思考の調子に波があり、③頭のスペックが低くなって コミュ障に悩む」

…といったように。ですから、自分がどれに当てはまるとしても、一応ほかの項目にも目を通してください。

 

原因さえわかってしまえば、あとは簡単です。

「コミュ障」の原因となっているそのことを、解決してやれば良いからです。

 

……と、言うのは簡単ですが、おそらくこの記事を読んでいる人の多くは

「そんなに簡単な話なのかよ?」

と思われるでしょう。

「その原因がどうにもならなくて困っているんじゃないか」、と。

 

しかし、私が思うに、人はいくらでも変貌します。

あのトイレのキュポキュポやるやつを使って、トイレの水を詰まらせている原因を取り除けばたちまちザーッと流れ出すみたいに、原因に対して的確なアプローチをしてやれば必ず治ります。うつ病やADHDだって治せる時代です。「コミュ障」くらいはきちんとやれば治るのです。

では、実際にどのようなアプローチが考えられるのか、一緒に見ていきましょう。

 

①愛着と承認が不足しているタイプの人の場合

「師匠」「理解者」を見つける――愛着の確保

前々回の記事で述べたように、

愛着が足りない人は、他人に対して猜疑心が強くなったり、自分は他人に受け入れてもらえないのではないかと思い悩んだりします。愛着というのは人間関係の一番ベースになるもので、これが不足していると、「自分以外は敵である」という思考になりやすいのです。

 

ですから、まずは愛着の確保が先決。

これさえできれば、他人が敵ではなく味方になります。

「コミュ障」に悩む人にありがちな、相手が自分を嫌いになるかもしれないという被害妄想が解消されます。

 

しかし、現時点で愛着が確保されていないということは、あなたの生育環境に問題があった可能性が高いといえます。家族や育ての親というのがあまりアテにならないケースも多い。

 

したがって、愛着を確保するには、「無条件であなたを肯定してくれる人を見つける」ことが肝要です。

「でも、そんなに都合の良い人っているの?」と思われるでしょうが、います。地球上にこれまで生まれて死んでいった人数の総数は約1000億人だそうですから、そのなかには必ずいます。

 

ではどうすればそういう人を見つけられるかというと、「本」を頼りにするのが良いでしょう。

直接会いに行くのはかなりハードルが高いものですが、本によって「会う」ことならいくらでもできます。

あなたの存在をまるごと肯定してくれるような本を何冊か手元においておけば、それを何度か見返すことによって、その著者と何度か面談したのと同じになります。

 

プラスの方向にあなたを引っ張っていってくれるのは、たとえば「中村天風氏」「苫米地英人氏」「スポーツ選手」の本など。

マイナスのところにいるあなたを支えてくれる本は、よく書店に並んでいる「幸せは~」みたいなタイトルの本です。

 

クソみたいな本も多々ありますが、本当に良い本に巡り合えたら、ずっと手元に置いておきましょう。そして何度も何度もパラパラとめくって、あなたの潜在意識にその言葉を植え付けて、失われていた「愛着」を復活させることです。

 

承認の充足――まずは自分で自分を承認できるようにするための「マイ哲学」を組み立てる

承認というのは、「他者による承認」と「自分による承認」があります。

自分で自分を承認するための元ネタとなるのが、「他者による承認」です。

 

しかし、承認不足で悩んでいる人の多くはまず「他者に否定されたり、からかわれたりした経験」があることと思います。つまり、今の状態では「他者からの承認が期待しにくい」はずです。

 

ですから、「自分で自分を承認する」ようになる方が先です。

自分で自分自身を承認することに先に取り組みながら、徐々に他者による承認にも挑んでいく・・・・・・というのが効率が良いでしょう。

 

では、「自分で自分自身を承認する」ためにはどうすればいいのでしょうか?

そのために私が勧めるのが、「マイ哲学をつくること」です。

 

マイ哲学というのはたとえば、

「人間はいずれ必ず死ぬ。どうせ死ぬからといって投げやりになることも、生きている今のうちにやりたいことをやろうと考えることもできる。自分は後者を選択しよう。生きていられる間にしかできないことがあるはずだ」と考えたり、

「人間というのは個人では生きることのできない動物だ。だから自分から進んで孤立しようとするのはおかしいし視野が狭いと思う。たしかに人間関係というのは時には面倒くさいし、辛かったり打ちのめされたりすることもあるけれど、それでもなお自分は社会に対して能動的にかかわっていこうと思う。自分という存在は社会的に承認されることによって、つまり他の人間にたいして何らかの役に立つということによってはじめて存在の意味を持つだろうから」

…といった思考のことです。

 

マイ哲学に正否はありません。

上記のは私のマイ哲学ですが、自分なりには納得できたとはいえ、世間的に見ればこれが正しいとは限りません。

 

ですから大切なのは、自分が大切だと思う問題を、「これだ!」と確信できるレベルまで徹底的に考え抜くこと。

私はこれを「底が見えた」と比喩的に読んでいますが、つまりは自分の悩み事について、「ここまでいったら、これ以上何も言うことはない」というレベルまで考え抜くこと。ノートに書いたり、日記に書いたり、ブログに書いたり、本を読みながら考えたりすることによってこういう「マイ哲学」はどんどん洗練されていきます。

この「マイ哲学」が発展していくと、自分という存在を自分で承認できるようになります。

…というよりはむしろ、「自分という存在を肯定できるように哲学を組み立てていく」ことです。

 

「相手がしてほしいことは何だろうか」ということを率先してやれば承認されやすい

使い古された言い方ですが、人間は一人では絶対に生きていけません。

そして、「他人との交流」というのは人生を生きるに値させていることの一つだと思います。

人間関係のまったくない人生というのは空しいでしょう。

 

したがって、どうせなら、「自分にとってプラスになる人間関係」をつくりたいわけです。

良好な人間関係を持てているという実感があれば、必然的に「承認」も充足されますし、愛着もある程度満たされます。

 

そして、「他の人から承認される」ために手っ取り早いのが、「他の人が喜ぶようなことをやるように心がける」というポイントです。つねに「どうすればこの人に喜んでもらえるかな」という視点を導入するわけです。自己中心的の反対ですね。

たとえば、いわゆる「リア充」の人は、他の人が喜ぶようなことを積極的にやっています。誕生日をお祝いしたり、何かの記念で飲み会を開いたり。「自分のために祝ってくれた」という恩を感じた人は、そのお返しをします。そしてさらにそれにお返しをして・・・というループが生じるのです。「ただ騒ぎたいからやっている」というわけではないと思います。

なんにせよ、他の人から承認されるためには「まずは自分から歩み寄る」のが鉄則です。

あいさつ一つとってもそうですし、なにかで助けてほしそうなときに進んで手伝ったり。

相手の立場になってみれば、自分に興味を持ってくれているのだなということでうれしく思うはずです。また、リスクをとらないリターンもあり得ません。コストがかかることだからこそ相手もまたお返しをするつもりになるのです。

 

まとめ + 頭を良くしたい人のための本

今回は、「①愛着と承認が不足しているタイプの人の場合」に絞って

まとめると、

1.無条件に愛情を注いでくれる存在を見つける。おすすめは本。

2.自己承認――「自分自身を承認するマイ哲学」を徹底的に練り上げる。

3.他者による承認――他者による承認を得るためには、「この人は何をしてほしいのだろう」ということを考えてみる。自分が相手をよろこばせることによって、相互に良い関係を築く端緒になる。

 

ぜひ、上に挙げた三つのポイントを実行してみてください。

「愛着と承認」が安定すれば、対人関係の不安というのは相当和らぎますよ。

 

「あらゆる他人は敵」という状態から「他人は基本的に味方」という状態へ。

他の人に悪く思われているんじゃないかという余計な尻込みがなくなります。

行動力も上がります。

ぜひやってみてください。

では、グッド・ラック!

 

 

★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★

以下におすすめの本を挙げておきます。

<苫米地英人関連>

・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術

・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用

・「ディベートで超論理思考を手に入れる

・「「言葉」があなたの人生を決める

・「苫米地英人、宇宙を語る

・「洗脳原論

・「思考停止という病

・「すべてを可能にする数学脳のつくり方

・「「生」と「死」の取り扱い説明書

・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

 

<勉強法・読書法関連>

・佐藤優「読書の技法

・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%

・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法

・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法

・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法

・DaiGo「自分を操る超集中力

・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める

 

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