「音読の効果をイマイチ感じられない人」のためのトラブルシューティング

   

こんにちは、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)です。

いつも私は「音読ってすごいよ!効果あるよ!」と言っているのですが、

「音読の効果をイマイチ感じられない人」「Googleで『音読 効果ない』と検索してしまった人」も、少数ながらいると思います。

そこで今回は、「音読の効果をイマイチ感じられない人」のための情報をお伝えします。

「音読の効果をイマイチ感じられない人」のためのトラブルシューティング

当然ながら、音読でも「効果には個人差があります」ということ

①音読の声が小さいのかも?

私はよく「高速音読」「ハイスピードツイートリーディング」をおすすめするのですが、

人によっては、声を大きめにしないと頭に入らないタイプの人もいます。

そういう人は、「声を大きめにする」といいかもしれません。

声が大きいほど、聴覚にもガンガンひびきます。

声が大きい分、骨伝導やら何やらで脳に刺激がいくと考えられます。

 

もちろん、声を大きめにするとスピードは落ちますし、喉も疲れます。

しかし、ボソボソ音読して効果がないくらいなら、いっそのこと思いっきり発声した方がマシです。

 

あるいは、もっとはっきりと一音一音スタッカートを利かせて読み上げるのも良いでしょう。

ゆっくりになってもいいから、一音一音はっきりと。

難聴のおばあちゃんが聞き返さないくらいの明瞭さで。

 

なお、大きな声で音読しすぎてアパートを追い出された考古学者シュリーマンみたいになっても私は責任を取れません。

 

②身体を使いながら音読してみては?

ユダヤ人の知力の高さは有名ですが、実は彼らは幼少のころから音読を徹底してやっています。

「ユダヤ教徒に求められる基本的な知識が書いてある本(タルムード)を小さいころから音読し続ける」

という伝統があるのです。中には5000ページに及ぶ書物を暗誦できる猛者もいるとか。

 

彼らの音読方法は、単純ながら効果絶大なものです。

それは、

「身体を揺らしながら、読んでいるところを指さしながら、ひたすら音読→暗誦する」

というもの。

身体を前後に揺らしたり、左右に揺らしたり。

人間の目と手は連携している(スポーツ科学では最近よく言われていることです)ので、

指先で音読しているところを指してやれば、勝手に集中できます。

 

私自身も過去にこのブログで、

「歩きながら音読すると効果あるよ」

「音読したものは白紙復元すると記憶力がアップするよ」

ということを何度かお伝えしてきたのですが、ユダヤ人も同じやり方をしていたのですね。

(このテーマについては後日また書くつもりです)

 

音読という勉強法が、

「世界人口の0.2%に過ぎないユダヤ人がノーベル賞受賞者の20%を占めている」

という事実のカギである可能性は否定できません。

なんせ、音読によって地頭が鍛えられ、さらに音読からの暗誦によって驚異的な記憶力が身に付くからです。ついでにいえば、音読する本を上手に選べば、どんな分野にでもすぐに詳しくなることができます。

自分が専門とする分野の本をひたすら音読→暗誦すれば、知識は増えるし、頭は良くなるし、記憶力は良くなるし、思考力はアップするし、創造性もアップする……という恩恵を受けることができるのです。

 

これを日本に置き換えれば、

「日本国民として最低限必要な知識が書いてある本を、小さいころから徹底的に音読し続ける」

あるいは、大学生の場合は、一般教養の授業を全廃して、

「大学生にとって必要と思われる書籍をひたすら音読→暗誦する。大学に行くのは、その書籍に書いてあった情報をもとに他の人や教授とディベートするときだけ」

くらいのものですかね。

講義形式でみんなスマホいじったり寝ていたりするくらいなら、

音読中心の授業に変えた方が良いと思います。

音読と暗誦と議論中心なら、生徒もどんどん発言するようになります。

そうすれば頭の良い若者が増えて日本のためになります。

頭の良い若者が増えて困るのは、年功序列にあぐらをかいている無能な人々だけです。

 

なお、音読=詰め込みではありません。

「詰め込み教育は想像力を奪う!」みたいなことを言う人は、

①だいたいその人自身の知識が貧弱である

②「強制的に覚えさせられる」ことと「自主的に詰めこむ」ことを混同している

③そもそも音読はスポーツ感覚で楽しくできる

ということがわからない人だと思います。

 

・・・話がだいぶ逸れましたね。

とにかく、音読の効果をイマイチ感じないという人は、

「身体を使いながら音読する」(歩きながらor身体を揺らす + 音読しているところを指差す)

ことを試してみてください。身体を使えば飽きません。

ただし、人前ではやらないように。

 

③音読のスピードが遅いのかも?

先ほど「音読はゆっくりでもいい」と言いましたが、

基本となるのはあくまでも「なるべく速く読む」ことです。

高速で処理するときの脳のフル回転度合いは、ゆっくり読んでいるときよりも著しいのです。

 

ただ、音読を高速でやるのは結構な集中力が要る作業なので、

①1ページごとにタイムアタック方式でやる。ex.見開き1ページをどれくらいの速さで読めるか?

②こまめに休憩を入れる(おすすめは瞑想か散歩)

③息継ぎをなるべく少なくして、一回の呼吸でどこまで行けるかをゲーム感覚で試す

といった工夫も必要になるでしょう。

 

④音読の時間が短いのかも?

「最適な音読の時間」というのは、明確な基準がある訳ではありません。

人によっても違いますし、同じ人でも日によって違うでしょう。

目安としては、最低「10分」から効果が出始めます。

 

ただし、脳を完全に「言語モード」にしたいならもっと長くやる必要があります。

私自身、文章を書くというのが生活の中で大きな比重を占めていますし、

学生という職業柄たくさんの本を読む必要があるため、一日2~4時間は音読します。

音読は、自分にとっては半ば「趣味」であり、同時に「言語能力を維持・向上させてくれるトレーニング」でもあります。脳を言語モードにする必要がない人であれば、一日30分とか一時間でも大丈夫でしょう。

 

音読の効果が感じられない! という人は、もしかすると、その人にとっての臨界点に達していないのかもしれません。

人によっては一日30分を一週間やっただけで劇的に向上する人もいるでしょうが、逆に一日2~3時間を一か月やってようやく効果が顕著に出てくる人もいます。

先ほど音読の時間的な目安を示しましたが、あくまでもそれは「一日2~3時間くらいをやり続けると、たいていの人は効果が出るよ」というくらいのものです。

 

ただ、音読をやっていると、ある時点で「ブレークスルー」が突然やってきます。

徐々に向上してきた能力が一定のラインを超え、一気に効果が実感される瞬間が来るのです。

 

そのブレークスルーに達するために必要な音読の量は人によって異なりますから、

私が「○○時間やれば必ず効果が出る」と断言することはできないのです。

ただし、「一日10時間音読し続けても効果が出ない」ということは絶対にありません。

なぜなら「音読によって人の脳が造り替えられる」というのはすでに確定しているかからです。

ヤカンの水が沸騰するのを待つような感じで、気長に待ちましょう。

 

⑤音読にプラスして何かやったほうがいいかも?

さて、ここまで挙げてきた方法のすべてを試してもまだ効果が出ない! という人はほとんどいないと思います。

しかし、「音読ですべてが何とかなる」わけではありません。

「音読で何とかなる可能性が高いものがたくさんある」というだけの話で、音読は神ではありません。

 

「音読による効果が出ているのに、音読以外の原因のせいで、音読の効果が帳消しor微弱になってしまう」という可能性があります。

 

その場合は、潔く「音読以外の手段」も追加しましょう。

たとえば、「食事」「瞑想」「運動」など。

 

食事は、たとえば栄養療法や糖質制限を一度試してみてください。

栄養療法というのはほぼ「メガビタミン」と同義です。きちんとビタミン・ミネラルを摂りましょう。

糖質制限はいま賛否両論の論争のさなかにありますが、私は個人的に納得してやっていますし、実際集中力も体調も確実に改善されています。きちんと科学的なリテラシーを持っている人であれば、糖質制限に反対する理由はないと思います。糖質制限反対派が言っている「糖質制限がヤバい理由」みたいなのは、賛成派によってほとんどひっくり返されています。

 

瞑想は、流行りの「マインドフルネス」のことです。

「いま、ここにある自分という存在」のみに目を向けることによって、

「未来のことを心配する」「過去をクヨクヨ引きずる」というストレスから解放されます。

現代人の悩みは、基本的に「現在という瞬間のみに集中する」ことによって消え失せるのです。

 

運動は、単純に「脳の成長を助け、気持ちを前向きにする」ために役立ちます。

早い話が、毎日運動習慣のある人はストレスにも強くなるし、頭も良くなるということです。

 

音読以外にも「食事・瞑想・運動」といった手段を併用してやることによって、

音読の効果の発現を妨げていた諸要因が取り除かれる可能性があります。

 

まとめ

基本的に、

私が真っ先におすすめしたいのが「音読」であり、

その次に、「食事・瞑想・運動」です。

 

音読はすぐに始められますし、楽しいですし、効果も出やすいし、心理的なハードルも低いのです。

日本の学校で「音読の時間」というのを導入すべきだと最近よく私は言っていますが、

それは、

「音読は今すぐに始められるし、やり続ければかならず効果が出る」

という確信があるからです。

 

音読に関するあらゆる知識と情報とノウハウをまとめ上げて、

早く学校に音読教育を普及させたいというのが私の思いです。

 

以上、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)がお送りしました。

 - 「音読」をすれば、頭のスペックが上がる!, 有益な情報, 能力開発, 音読, 頭の良い人だけが知っていること , ,