「頭が良くなるスマートドラッグ」を買いに走る前に、きちんとした栄養補給できてますか?

   

こんにちは、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)です。

「頭のよくなる薬「スマートドラッグ」がついに規制へ」というニュースが話題になりましたね。

このニュースを見ていて気になったのが、

「サプリメントと医薬品を混同してる人多いな…」

「この人たち、もしかしてチロシンとかフォスファチジルコリンとかをビタミン類だと思ってるんじゃないだろうか…」

「そもそもこの人たち、きちんとした栄養補給してから飲んでるのかな…」

という点です。

「頭が良くなるスマートドラッグ」を買いに走る前に、きちんとした栄養補給できてますか?

方向性としては間違っていない。ただ、やり方がズレている

「スマートドラッグ」の前に、「必須栄養素が不足している可能性」を疑うべきである

私は最近、「【画像】ADHDの俺が摂取してるサプリメントwwwwwww」みたいなスレをよく読んでいます。

 

なぜ読んでいるかと言えば、

「ADHDには薬が効く」という情報が独り歩きしているのではないか?

「サプリメントを複数種類、大量に摂れば発達障害やADHDが治る」と短絡的に考える人はどのくらいいるのか?

サプリメントに関する知識や、栄養・生理学・医学の知識に乏しい人が、ネット上の知識だけを頼りにして自分なりに調べるとどういう結論に行きつくのか?

が気になっているから。

 

……残念ながら多くの場合、私が抱くのはこういう感想です。

「ああ、これじゃ効果ないだろうな……こうやって生半可な知識でサプリとか医薬品に手を出して失敗する一部の人が、『サプリメントは効果ゼロ!意味ない!効かない!』みたいな情報をせっせと広めるんだろうなあ」

「この人、サプリメントをこんなにたくさん飲んでるけど、肝心なところが抜けてるんだよな。これじゃプラセボ効果があるくらいで、お金の無駄だろうなあ。かわいそうに。良くなりたいと思ってやってるのはわかるんだけど、選んだ情報が外れだったんだろうなあ」

 

最近話題になった「頭が良くなると話題 「スマートドラッグ」は本当に安全か」の記事に出てくるような子どもたちや、

あるいは「サプリを摂取すること自体が目的化しているサプリメントオタクな人」たちは、こんな風にして自分が飲んでいる薬を赤裸々に語っています。

「コリンとチロシン摂ってます」

「アニラセタム効くよ」

「フェニルアラニン、DMAE飲め」

「PS飲もう」「プラミラセタム最高」

「モダニフィルぶち込んでるよ」

「イチョウ葉とノコギリヤシとDHA・EPAを毎日飲んでる」

「ADHDだけど、なんか効くらしいから、海外から輸入したストラテラ・コンサータ・ピラセタム・リタリン飲んでる」

実際、インターネットにはそういう情報があふれています。

「○○という成分を投与したマウスは、迷路をクリアするスピードが○○%アップした」

といったポジティブな報告は、ごまんと存在するのです。

 

しかし、そういう論文や報告・ネット上の「これで頭が良くなる」的な情報を鵜呑みにして、「○○という薬を飲めば頭が良くなる」と考えるのは短絡的に過ぎます。それこそ「頭の悪い発想」です。

なぜなら、その発想では「薬を飲む → 頭が良くなる」というルートを支えているあるものを無視しているから。

 

それは、

「あなたは、頭が良くなると噂のサプリメントに手を出す前に、脳と身体がきちんと機能するために必要な必須栄養素・微量栄養素を不足なくきちんと摂っていますか?」

という点です。

この「そもそも栄養素が不足している状態」で、いくら頭が良くなる薬を飲んだところで時間の無駄です。薬の効果が出るにしても、すぐに逆戻りします。早い話が焼け石に水。

 

そういう「○○を飲めば頭が良くなるらしい」的な情報を得て喜んでいる人・服用しているサプリメントの種類を自慢している人を見るたびに、私は

「惜しいなあ……でも肝心なところが抜けてるんだよ!」

と歯がゆい思いになります。

 

それはなまじ、「心の病は食事で治す」という方向性自体は間違っていないと思うからです。

 

必須栄養素が足りていない状態なのに薬を飲んだところで、焼け石に水&時間の無駄&お金の浪費

私が言っている「必須栄養素」とは、かなり広い意味です。

具体的には、ビタミンはもちろんのこと、ミネラル、タンパク質・脂質が不足していないか、糖質が多すぎないか……というあたり。もちろん、必要な栄養素というのはかなりの個人差があるので、一番肝心なのは「その人の精神・肉体の機能が最適化されるような栄養摂取」です。

 

現代人の多くは、「必須栄養素が足りていない」状態に置かれています。

朝はパンとシリアルと牛乳、昼は野菜ジュースとコンビニ弁当、夜は定食屋かカップ麺……というようなごく普通の食生活を送っていると、たいていの人は身体か精神かのどちらかに何らかの不調をきたします。こういう食生活で平気なのは、ごく一部の、遺伝的に強い体質の人だけです。

幼少時からずっと「必須栄養素が十分ではない状態」におかれてきた人ほど、身体・脳の発育に異常なところがあったり、精神の機能に不調が出ていたりする確率が高いのは間違いありません。

 

「貧困→食事が不十分→脳・身体の発達が阻害される→人生で苦しむことになる→また貧困へ」というサイクルがある一方で、

「裕福→食事が十分→脳も体もきちっと発達する→活躍できる→さらに裕福へ」というサイクルも存在するのです。

貧困状態にある人が増加していること(平均年収の中央値が下がり続けている)と、現代人に精神病が増えていることは無関係ではないのです。

 

で、必須栄養素が足りていないとどうなるかといえば、簡単に言うとその人は

「エンジンオイルの切れかかった自動車」のような状態になります。

単刀直入に言ってヤバい状態です。

 

必須栄養素のバランスが崩れてくると、やる気が出ない、集中できない、頭の回転が悪い、イライラする、うつっぽい、怒りっぽい……という症状が出ます。

そこで医者に行くと、だいたいはうつとかADHDとかいった病名を付けられて、薬を処方されます。

これが先ほど述べた「頭が良くなる薬」の一部をなすものです。

ピラセタムとかストラテラ・コンサータ、リタリンなど。日本では医者が処方すべき薬が、個人輸入だと手に入る。

 

医薬品ですから、もちろん効果はあります。

それで使ってみた人が「この薬スゲー、これでADHDとかが治るんじゃん!」と情報を広める。

ADHDや発達障害・精神病に苦しんでいる人はたくさんいますから、そういう情報がすぐに拡散される。

今はそういう状況です。

 

サプリメント・医薬品に頼る前にまずは「ビタミン・ミネラルを過不足なく摂取すること」を徹底しよう

ただし、注意すべきなのは、

その効果は一時的なもので根本的な「栄養不足」は解決されませんし、

依存性があるもの・副作用があるものも存在します(だから医者が処方するのです)し、お金もかかる・・・という点。

 

ここで私が伝えたいことがハッキリしますね。

繰り返しますが、

「あなたは、頭が良くなると噂のサプリメントに手を出す前に、脳と身体がきちんと機能するために必要な必須栄養素・微量栄養素を不足なくきちんと摂っていますか?」

という点をきちっと確認しておくべきです。

 

そうしないと、副作用がある&高価なサプリメントをしこたま買いそろえる羽目になります。

得をするのは製薬会社だけ。あなたには何のメリットもありません。

効果があると言っても、一時的に効果が出るというだけで、「必須栄養素が足りていない」という根本原因は解決されていないのですから、再発or薬の効果が薄れるという結末になります。まさに焼け石に水です。

 

(……ちなみに、現在の精神医学界にはおかしい点がたくさんあります。

たとえば、「どんな性格も精神病…薬を売るために「新病名」を量産する、巨大製薬会社と医師」で指摘されているように、とりあえず病名を付けて、とりあえずたくさん薬を出しておく。

もちろん多くの医者は善意でやっています。製薬会社とつるんでいるのは一部でしょう)

 

「根本原因を放置したまま薬に頼ってよしとする」のはもうやめよう。その代わりにこれをしよう

私がこの記事で指摘しているのは、

「根本原因を取り除かないで薬に頼るのはやめよう」

という一点です(一応「BRAIN SHOP」にサプリメントは置いてありますが、あれは完全に自己責任原則のもとで提供しているものです)。

 

では実際にどうすればいいのか?

私がすすめるのは、

「あなたが快適に過ごせるだけの必須栄養素をバランスよく摂れる食事をすること」

です。

 

具体的には、

『サプリメントは、医薬品やスマートドラッグではなく、「ビタミン・ミネラル類だけに限定する」こと』

から始めると良いでしょう。

 

ビタミン・ミネラル類は「身体・脳がきちんと機能するために欠かせない基本的なもの」ですから、

スマートドラッグや医薬品を服用するのとは一線を画します。

ビタミン・ミネラルがきちんと摂れていれば、かなり体調も精神状態も向上します。

その場しのぎのスマートドラッグに頼るよりはるかに効果的で、財布にも優しい。

 

もっと具体的には、

①マルチビタミン・ミネラル類は、ビタミン・ミネラルが十分に入ったものを選ぶ

②ビタミンC・亜鉛・マグネシウムなどを必要に応じてプラスする

こと。

 

ビタミン・ミネラル系のサプリメントで私自身が愛用しているのが、

マルチビタミン・ミネラルは「OPTI-MEN」、亜鉛は「NOW 亜鉛 50mg」、ビタミンCは「ネイチャーメイド C500」。

↑これはマルチビタミンミネラルのOPTI-MENですが、マルチビタミンミネラルについてひとつ注意点を。

DHCとかネイチャーメイドの「マルチビタミン・ミネラル」は、OPTI-MENに比べるとかなり含有量がスッカスカです。ぶっちゃけプラセボくらいの効果しかないので注意してください。

 

私の場合、OPTI-MEN一日三粒と亜鉛50mg一粒とビタミンC三粒があれば毎日快適です。

もちろん、個人の体質で必要量は変わってきます。アレルギーがある人はアレルギーにも注意しつつ、自分に最適な組み合わせを探しましょう。基本的にビタミン・ミネラル類は不足することはあっても過剰になることはありませんから。

 

 

まとめ

私がいつも思うことなのですが、

現在ADHD・うつ病・精神病・発達障害に苦しんでいる人たちをターゲットにしたビジネスというのが流行っているようです。善意のものもあれば、完全に搾取目的のもの(製薬会社と精神科医のタッグなど)もあります。

 

しかし、日本人の約10%~20%程度?が何らかの精神病を抱えているという異常な状況が存在することはたしかです。

ADHD・うつ病・発達障害などを合計したら、多分2000~3000万人くらいになってしまうのではないか、とも思います。

 

それらの人々が回復すれば、日本全体の生産性はかなり上がるはずです。

日本は終わりだ、みたいなことを叫ぶ人もいますが、この国にはまだまだ地力があります。

このブログも、「役に立てばいいな」「日本全体が変わるにはこういう情報が要るかな」という気持ちで書いています。

 

今回の記事で指摘した

「医薬品やスマートドラッグに頼る前に、まず必須栄養素をきちんと摂ろうよ」

というポイントの意味をよく考えて、もっと自分の能力を引き上げていきましょう。

 

自分が良くなっていくのを見ることは楽しいものです。

自分が良くなったら、今度は他の人にもそれを還元してあげてほしいと思います。

 

以上、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)がお送りしました。

 

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