子供の学力を上げるのに教育改革なんていらない。ただ「音読」すればいいだけ!

   

こんにちは、栗栖鳥太郎です。

今回は、久しぶりに音読の記事を書きます。

最近「音読」関連の情報をあらためて調べてみたのですが、やっぱり音読という勉強法はだんだん普及してきていますね。

公的機関はまだ重い腰を上げていないようですが、フットワークの軽い個人で音読を始められ、効果を実感されている方が増えている印象があります。

そこで今回は、「個人レベルで音読しまくれば、教育改革を待たずとも学力は上がる」という話をします。

子供の学力を上げるのに教育改革なんていらない。ただ「音読」すればいいだけ!

 お上の改革を待つのは愚策。さっさと個人で音読を初めて、「賢い国民」を増やそう!

 教育改革に期待してはいけない理由

「詰め込み教育」「ゆとり教育」「脱ゆとり教育」「英語必修化」「プログラミング必修化」

・・・日本の教育改革は、多くの選択肢が試され、そしてそのほとんどが批判の的になってきました。

なぜ「教育改革」に期待できないのか?

なぜ、とても頭が良い人たちの集団が熱心に考え抜いた教育方針がうまくいかないのか?

私なりに理由を考えてみました。

①理想が立派であっても、現場までの伝言ゲームで必ずめちゃくちゃになる

理由その1。

伝言ゲームをやった方はわかると思いますが、自分が伝えたことって、間に挟む人数が多いほどめちゃくちゃになります。

伝言ゲームをやったことのない人は、「武勇伝がどういう風に盛られていくか」「デマがどういう風に発展するか」を考えていただくとわかりやすいと思います。

 

たとえ中央の官僚の人々が必死に考えて「よし!これは完璧だ!!」と確信した理念であっても、

現場に伝わるまでには「官僚→文部科学省→各地方の教育委員会→学校→先生」という伝達経路になりますから、

どれだけ崇高な理念であっても、意図通りには伝わりません。

 

たとえば、2008~2009にかけて改訂された学習指導要領では

「生きる力 確かな学力 豊かな心 健やかな体」

という理想が掲げられました……が、

このなかで「生きる力」だけがやけにクローズアップされて、

「生きる力って何なんだ! 学力はどうした! 役人の考えていることは机上の空論だ!」

という感じの反応を起こしたことがありました。

情報というのはかなりいい加減な伝わり方をするので、中央の教育改革の意図が正確に伝わることは期待できないのです。

 

②制度を改革したところで、実際の現場にいる教師・子どもにはあまり影響しない

「会社の理念」をふまえて日々の業務を行っている会社員は何割くらいでしょうか。

部活動の目標を念じながら練習している部活生はどれくらいいるでしょうか。

意外と、「お上の決定」は現場の人間に伝わりにくいのです。

上層部の人間が鼻息を荒くして改革を行っても、現場で実際に動いている人々は意外と鈍い反応しか返しません。

 

たとえば、「英語の必修化」が2011年に始まりました。

教育改革を指導する上層部の人々は、「これからのグローバル時代には英語が必須」だとして、

ALTの先生を増やしたり、英語の教科書を準備したりと、かなり念入りに準備されていたようです。

 

しかし、それで「英語のできる人材」が量産されたかというと「?」のはずです。

教育改革として「英語の必修化」をやり始めたはいいけれど、国語がおろそかになった、現場の教師の負担が増えた・・・という批判もあります。

 

「上」の人々としては、「改革を行えば実際の教育現場でもその通りに改革が進む」と思っていたのかもしれませんが、

実際の教育現場ではそれどころではなかった、お上の言うことをじっくりと噛み砕く暇なんてなかった・・・というのが実情だったのでしょう。

案外、お上主導の教育改革というのは、現場での効力が薄いと思われるのです。

 

③公的教育政策の効果は正直言って微弱

子どもの能力を決めるのは、主に「環境」と「遺伝」であるーーこれ自体は紛れもない事実です。

少なくとも部分的には正しいと思います。

「遺伝」は親によるとして、「環境」のなかには学校教育も含まれるでしょう。

ということは、遺伝はどうしようもないから、環境=教育を変えればいいのではないか、という発想になります。

 

しかし、その「学校教育の改革」自体が、少なくともお上の主導では難しいのも現実です。

いくらお偉いさんが頑張っても、現場に伝わるころにはその熱意も風化しています。

どんなに革新的な教育カリキュラムを考え出したとしても、現場では結局先生が教えているわけですから、大した差はありません。

 

県単位・市町村単位の改革ならともかく、日本全国一律で行う教育改革は、かならず効果が薄くなります。

なんせ、思い切った施策をとれないんですから。

市町村単位なら「マルチビタミン・ミネラルのサプリメント+プロテインを小中学生に摂取してもらう」(おそらく相当の効果があるはず)というのもできる可能性がありますが、

日本全国でそれをやろうったって無理です。ハードルが高すぎて、挫折する公算が大きいでしょう。

 

教育改革をいくらやったところで、「日本の子供たちの学力が劇的に向上するかどうか」は怪しい。

つまり、「教育改革の効果はかなり微弱」というのが本当のところなのです。

 

改革として期待していいのはせいぜい「幼稚園から大学院までの学費の完全無償化」くらいでしょう。

学ぶ意欲のある人には完全に門戸を開放し、その代わり学ぶ意欲がないならさっさと出て行ってもらう。

「自分で自分を脱皮させるチャンスとなりえるもの」だけは確保しておいて、あとは学ぶのも自由だし、学ばないのも自由。

公的な教育政策として必要なのはこの「幼稚園~大学院の完全無償化」くらいで、あとは何をやっても大した差はありません。

 

 さっさと個人or少人数で音読を始めればいい

……というわけで、「①理想が立派であっても、現場までの伝言ゲームで必ずめちゃくちゃになる」「②制度を改革したところで、実際の現場にいる教師・子どもにはあまり影響しない」「③公的教育政策の効果は正直言って微弱」などの理由で、

私は「お上の教育改革を待っていたら日が暮れるよ」と言っています。

 

ではどうすればいいか?

答えは簡単で、

「そんなら、さっさと個人レベルで始めればいいじゃん」

です。

 

特に、「ハードルの低さ」「効果の高さ」「効率の良さ」という点で、個人レベルでできる教育改革として、「音読」を私はおすすめします。

音読なら、アレルギーもないし、すぐにできるし、タダでできるし、そのうえ効果も抜群です。

 

音読を毎日一時間以上やっていけば、思考のために必要な言語能力が伸びます。

国語力はすべての基礎ーーといいますが、その国語力がガンガン伸びる+思考力も底上げされるのが「音読」なのです。

 

音読のすごいところは「勉強になる」&「脳が活性化しまくる」&「授業より楽しい」

音読のすごいところはたくさんあるのですが、そのなかから主に3つ紹介します。

・音読自体が、教科の勉強になる。ex.世界史の教科書を音読しまくる

・脳が活性化する。下の記事参照

・ただ座って受動的に話を聞くor黙って問題を解くだけの授業よりもよほど楽しい

音読を採用するにあたって、これらの効果を見過ごすことはできません。

 

このブログの過去記事でも、音読の絶大な効果について触れています。

完全版・音読の効果一覧(直接的・副次的)

数ある勉強法のなかで唯一、直接的に「脳のスペックを上げる」ことができるのが「音読」!

こんなに使える音読! テスト対策、受験勉強、能力開発の万能薬

 

頭のスペックが上がらないと絶対に到達できない境地がある

上から目線になるようで恐縮なのですが、

「頭の良い人が頭の悪い人をかるくあしらう」ことはできても、

「頭の悪い人が頭のいい人をかるくあしらう」ことはまずできません。

 

なぜなら、頭のいい人のほうが「視点が高い」からです。

たとえば、「男と女どっちが頭がいいか」みたいな論争では、

「男がすごい!」「いや女だ!」と激烈なエンドレスバトルを繰り広げる人々がいる一方で、

それを「男も女もそれぞれ長所短所があるのは当たり前だよね」ときれいに片づけている人もいます。

もちろんこの場合、「視点が高い」のは明らかに後者です。

 

苫米地英人氏の言葉でいえば、頭のいい人のほうが視点が高い=「抽象度が高い」のです。

(ちなみに抽象度という言葉は、西洋分析哲学のLevels of Abstractionを苫米地氏が和訳したものだそう)

 

この「視点の高さ」というのは、頭のスペックが上がらないと体感できません。

そして音読はその「頭のスペック」を上げるために最適の方法なのです。

音読すればするほど知識が増え、頭の回転が速くなり、国語力も上がり、思考力も上がり、

難解な概念・抽象度の高い概念をたやすく理解できる地力がついていきます。

 

音読とは、「頭のいい人達の世界」に入るためのパスポートでもあるわけです。

 

「授業時間の五割を音読に費やせ」ば、今までの10分の1の時間で義務教育の内容が習得できる&しかもコミュ力もつく

実は、

「現行の教育方式に代えて、音読を多用する教育にすれば、今までの10分の1の時間で義務教育の内容が修了できる」

という計算があります。

私が以下の記事でおおざっぱに行った計算ですが、実際に音読を毎日やっている人間として言わせてもらえば、

これくらいのペースで学習が進むはずです。少なくとも、現行の教育制度よりも遅くなることはないと思います。

 

いろいろと反響が大きかった記事なので、再掲しておきます。

効率が悪い&つまらない「講義形式の授業」は即刻廃止せよ!代わりにやるべきなのは「音読+議論」だ! その2

私が「音読」を子供のための学習メソッドとして強力に推進する理由もここにあります。

 

明らかに、「子どもの教育は音読中心で進めたほうが都合がいいし効果も高い」のです。

現に、ユダヤ人の教育法では「教典をひたすら音読しまくり暗誦しまくる」のが基本方針となっています。

 

まとめ:手元にある本を音読し始めれば、それが教育改革の始まりになる! すぐにやろう!

今回の記事の内容をまとめると、

日本の子供たちの学力を向上させるのに、「お上による改革」を待つのは愚策。なぜなら、

①理想が立派であっても、現場までの伝言ゲームで必ずめちゃくちゃになる

②制度を改革したところで、実際の現場にいる教師・子どもにはあまり影響しない

③公的教育政策の効果は正直言って微弱

だから。

したがって、個人レベルでの教育改革が必要となるわけだが、

その際にもっとも効率が良く効果も高いと思われるのが「音読」。

音読のメリットは無数に挙げられるが、特に重要なのは

・音読自体が、教科の勉強になる。ex.世界史の教科書を音読しまくる

・脳が活性化する。下の記事参照

・ただ座って受動的に話を聞くor黙って問題を解くだけの授業よりもよほど楽しい

・授業形式の教育よりも10倍速く学習を進めることができる

ということ。音読で頭を良くすれば、頭のいい人々の住む世界へのパスポートが手に入る。

だから、教育改革しろ! と叫ぶまえに、さっさと個人・少数のレベルで音読しまくりましょう。

それが現実的かつ賢い選択肢です。

数年前の脳トレブームでも音読はクローズアップされましたが、

今度ブームになるときには間違いなく「音読で思ったよりもかなり地頭がよくなること」が証明されると思います。

 

もちろん私も、「音読ですべてが解決する」なんて思ってはいません。

視覚障害の方、読字障害の方、LDの方、重度の知的障害の方などは、個別に音読以外の方法をとる必要があります。

 

しかしそれでも、「音読で頭がよくなる人がかなり多い」ということは事実なのです。

思考の基礎は言語能力ですから、言語能力を伸ばす音読を徹底すれば、かなり高確率で思考力が上がります。

 

音読をきっかけにして、同じく脳にダイレクトにはたらきかける「瞑想・食事・運動」といった習慣を継続していただければ、

音読との相乗効果でどんどん快適な人生になっていきます。

毎日が充実して、人のため社会のために献身できるだけのゆとりとやさしさを持てるようになります。

多くの人は、自分自身のことに精いっぱいで、ほかの人を十分に思いやるだけの余裕がないように思えます。

 

私が最近考え付いた「ボディエンジニアリング」という肩書も、

「心の問題を対症療法・気休め的な思考法・カウンセリングのみに頼って解決しようとするのではなく、

脳に物理的にはたらきかける音読・食事・瞑想・運動などを用いて根本的に解決することを目指す」ためのものです。

 

私は、音読情報を発信することは、音読について詳しい者の責務だと思っています。

発信すればするほどプラスの効果が出る(と思う)ので、これからも発信を続けていきます。

音読についての私の見解をまとめた本を↓出版しているので、ぜひ読んでみてください。

一冊350円で、KindleUnlimitedに登録している人はタダで読めます。

 

以上、栗栖鳥太郎がお送りしました。

 - 「音読」をすれば、頭のスペックが上がる!, 教育, 能力開発, 頭が良くなる方法