武井壮さん、苫米地英人氏、小山裕史氏に共通する「どんなスポーツでも上手くこなせる」という境地について

   

武井壮さん、苫米地英人氏、小山裕史氏に共通する「どんなスポーツでも上手くこなせる」という境地について

「スポーツ万能」には秘密がある

芸能界随一の肉体派タレント・武井壮さんのスポーツ万能っぷり

・大学時代、競技歴二年半にして陸上十種競技(100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m)の日本チャンピオンになる

・100メートルのベストは10秒5。40代になっても100メートル走は10秒台を記録していた

・ゴルフはプロ級の腕前

・跳び箱18段クリア

・野球ではピッチャーで、左投げながら140km/hを超す快速球を放る。一時期、茨城ゴールデンゴールズにも所属

・テレビの企画で体操に挑戦し、「椅子(円馬)の上で手だけを使って体をグルグル回転させる」技を人生初チャレンジながら成功させる。(youtube)内村航平選手も「体操やったことないんですよね?」とコメント

・ボクシングも上手い。テレビの企画でボクシングのミット打ちを体験した(youtube)際、長谷川穂積選手に「マジで普通にプロボクサーみたいだった、お世辞抜きで」「これ、僕のすごさを見に来てもらっているのに、武井さんのすごさしか目立ってない」と言わしめる

 

武井壮さんの「パーフェクトボディコントロール理論」

・「体を思い通りに動かす能力」を高める

・体が思い通りに動くなら、スポーツに付き物の「反復練習」は少なくていい。体を思い通りに動かす能力が高いため、たくさん反復しなくても容易に技術がモノになる

・技術で並んだら、あとはフィジカルをどれだけ強くできるかの勝負になる

→「体を思い通りに動かす能力を高める+フィジカル強化」をすれば、どんなスポーツでも高いパフォーマンスを発揮できる!

 

学問でも天才、スポーツでも天才。苫米地英人氏のスポーツ歴

・アメリカの陸軍士官学校に在籍していた際、レスリングで奨学金をもらっていた

・祖父が加納治五郎氏の弟子で、ロシアに柔道を伝えた最初の人であるとのこと

・ボクシングも得意。武道も強い(武術、柔道、剣道、合氣道、空手、古武道など)。野球ではピッチャー。乗馬・射撃・サッカー・スキー(スラローム)なども経験

・ただし、大学院生になってからは学業をやりすぎてスポーツから離れてしまったとのこと

 

苫米地英人氏の「情報空間での運動=思考、物理空間での運動=スポーツ」理論

・「思考」と「スポーツ」というのは、実はどちらも脳にとっては「運動」である、という点で同じ。

・物理空間における運動を「スポーツ」と呼び、情報空間における運動を「思考」と呼ぶ。どちらも脳内でドーパミンを分泌するという点においては一緒。

・IQの高い人=抽象的に思考する能力が高い人は、情報空間を身体的に感じ取ることができる。

 

初動負荷理論を提唱し、あらゆるスポーツに通ずる。小山裕史氏のスポーツ歴

・野球では140km/hを超える快速球を放っていた。ちなみに1980年ころの話

・20代のころ、100メートルのタイムは10秒9だった。これはピンのついていないシューズ&土のグラウンドで計測したタイム。ちなみに当時の日本記録は10秒34(飯島秀雄氏がメキシコ五輪で記録した)

・「ピッチャーに対して正対して構え、顔面に向かってくるボールを打ち返す」という練習(ちなみに落合博満氏も同様の練習をやっていたそう)をする

・サッカー、ラフティング、武道、ゴルフ、ボクシングなども指導する

・ボディビルダー時代にはミスターアジアで優勝。当時、石井直方氏らと並んで日本を代表するトップビルダーの一人だった

・イチロー選手・山本昌選手・岩瀬仁紀選手・陸上の伊東浩司選手・ゴルフの青木功氏など、数々のトップアスリートを指導している

 

小山裕史氏の「初動負荷理論」

<初動負荷理論定義>

反射の起こるポジションへの身体変化およびそれに伴う重心位置変化等を利用し主働筋の弛緩-伸張-短縮の一連動作を促進させるとともに拮抗筋、並びに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動。

・この理論の優れているところは、これまでのスポーツ科学が説明できなかった「動作についての本質的な説明」を一括で行うことができるということ。バッティングも投球動作も、サッカーも、ゴルフも、陸上競技も、初動負荷理論をもとにして考えると明瞭に理解できる。ほとんどのスポーツを理解するのに役立つ、という点で画期的なものである

・「初動負荷=動作の最初に負荷をかける」「初動負荷=初動で一気にドカンと力を発揮する」という理解をしている人がいるが、これは明確な誤り。「初動負荷」という字面からするとそういう解釈をしたくなるのもわかるが、実際には「まず最初に『負荷によって筋肉を弛緩』させ、そこから伸張ー短縮をさせていく」という意味である、と小山氏は述べている。

・ワールドウィングのHPでも、「動作初期に、適切な力や刺激を加え、筋紡錘という筋固有の感覚受容器に感知させ、リラックスしたバネのような筋肉を自然に適度に伸張させて反射を起こさせ、適切に負荷を漸減できるかどうかが鍵となります。」と紹介されている

・なお、イチロー選手が「初動負荷トレーニングのマシンは、身体のセンサーを保ってくれる。身体を無理に大きくしようとする人たちは、そのセンサーが失われていく」という意味のことを言っている

 

まとめ

・・・というわけで、武井壮さん・苫米地英人氏・小山裕史氏の御三方は、いずれも自分なりの考えをもとにしてスポーツ万能であり続けている、という結論です。

 

ざっくりまとめると、この御三方がどんなスポーツでもこなせる理由は、

・武井壮さん:「体を思い通りに動かす能力を思いっきり引き上げたら、どんなスポーツでもできる」を地で行く

・苫米地英人氏:「スポーツと思考は、どちらも運動という点で同じ。ただ物理空間でやるか情報空間でやるかの違いがあるだけ」ということを見抜いた

・小山裕史氏:初動負荷理論という原理を発見し、あらゆるスポーツに通用する動きの本質を見極めることに成功した

という感じにまとめることができると思います。

 

ちなみに、私の見聞きした経験からすると、

・「身体能力とセンスだけでやっている人→怪我で引退するか、自分の能力をフル発揮し切れずに引退。引退後は悲惨な生活になることも」

・「身体能力やセンスをある程度持っていて、なおかつ頭を使って競技を行っている人→競技で成功を収め、その後の人生も充実する」

という傾向が確実にあります。

 

いまはインターネットもありますし、どんな本でもすぐに手に入りますから、「スポーツについて頭を使って考えることのできる人・情報収集の上手い人」と「自分のセンスと身体能力だけを頼りにプレーする人」との差はどんどん開いていくことと思います。

これからの時代は「たとえスポーツだけで飯を食っていく人であっても、スポーツというものを考え抜くという知的作業を避けて通ることはできない」のではないでしょうか? 現在の「体育会系」という言葉に象徴されるような、スポーツだけやっていればいいのだという価値観はどんどん通用しなくなっていくような気がします。

 

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