「音読」がどれぐらい半端じゃない勉強法なのか、受験生時代の実体験をまじえて語ろうと思う

      2017/01/22

今回の記事は、「音読がいかにすごいか」というその一点だけにしぼってお話ししたいと思います。

また以下の文章では、単なる自慢っぽいことも多々言ってますが、それは単純に私がすごいというのもありますが、音読という学習法そのものがいかにすごいのかをハッキリさせるための方便でありますから、どうぞお怒りにならずお読みください。内容そのものはぜんぶ本当のことしか書いてません。

なお、今回の記事では「私の受験のなかで音読という学習法がどの程度効果的だったか」について書きましたが、次回は「音読の効果そのもの」についてまとめようと思っています。そちらもお楽しみにとっておいてくだされば、と思います。

「音読」によって地頭を鍛え上げた受験生時代

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自分の勉強方法の中核には、なにを差し置いてもまず「音読」という勉強法がありました。

私は受験生時代、偏差値40以下のクソみたいな高校から、東京にある某旧帝大学を受験しました。

夏の東大模試では、E判定のどん底・・・たしか数学なんて、80点中2点でした。偏差値でいえば29くらい。

「ああ、おれはやっぱりあの高峰に、かすりもしないで受験人生を終えるのか」

といったんは思いましたが、

 

その悲惨な状態から、

「音読中心」の勉強に切り替えて、

「あとほんのちょっと取れていれば受かっていた」というところまで這い上がりました。

(不合格の通知が来たとき、「あと4点あれば受かったのに!チクショーー!採点官(=東大の教授陣)どもはこの俺を落とすのか!!国家レベルの損失だぞ!!」

と、まあ自分のせいなんですけど、当時はなかば本気で悔しがっていました。)

 

・・・実は、数学以外の科目(国語・英語・世界史・日本史)は、すべて合格者平均点を超えていたのです。

不合格通知を見て、「数学、もっとやっときゃよかったなあ」、とも思いましたが、

一番痛感したのは、

「音読ってすげえな。半端じゃねえな」

という、その一事です。

(ちなみに、数学に関していえば、初受験のときは22点、一浪時には0点でした)

 

音読しまくると、どうなるか

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一体、音読のなにがすごいかって?

それは、「脳のスペック”自体”をガンガンあげることができる」ということに尽きます。

要するに、脳の処理能力・頭の回転の速さ、記憶力、発想力、連想力その他もろもろが、もう冗談はそれくらいにしとけってレベルで爆上がりするんです! マジです。

普通の勉強では、こういう「地アタマそのものをよくする」という効果はま・っ・た・く見込めません。

 

いくら英語の参考書を何度も繰り返し読んだところで情報処理能力は上がらないし、

いくら国語の教科書で登場人物の感情を説明したところで頭の回転はよくならないし、

いくら世界史の教科書にアンダーラインを引きまくったところで記憶力は向上なんてしません。

それは順序が間違っています。

「勉強をすれば頭がよくなる!」じゃないんです。

逆です。

音読で頭そのものを良くしてから勉強する」ことが必要なのです。

 

具体的に毎日どのくらい音読していたのか

受験の参考書を、音読の教材にしていました。
地頭を鍛えつつ、受験対策にもなる、ということで一石二鳥のやり方でした。

英語と音読

英語は毎日、90分近く(シャドーイング30分+高速音読60分)をノルマにして音読していました。

高速音読とは、自分の限界速度をつねに更新するつもりで音読していくことです。

つまり、受験生時代の私は、毎日90分、脳の情報処理能力をベースアップし、限界を引き上げるトレーニングをやっていたということになります。

 

高速音読をやり込んでいくと、

「えっ、えっ、なにこれ!! いつの間にこんなに速いスピードで英文を読んで処理できるようになったの!?」とか、

「ちょっと待てちょっと待て、いったいなんなんだこの感覚は!? 書くべきことが次から次へと浮かんできて止まらんぞオイ!!!」

といった異常な体験をしばしばしました。

11月にあった駿台の東大模試の英作文では、受験者平均が30点中14点のところを、なんと29点とりました。英語では、そこだけ偏差値が70を越えたんです。

東大のトップクラスは東大模試で偏差値70以上のやつらだって聞いていたので、「なんだ、東大の上位層って、こんな程度なのか」と思ったのを覚えています(今でも思っています。東大の上位層はバケモノだとよく言いますが、私と対して差はないとしか思えません)

と同時に、

「あいつらも音読を死ぬほどやっているに違いない」と確信するようになりました。

ETON, ENGLAND - MAY 26: Boys make their way to classes across the historic cobbled School Yard of Eton College on May 26, 2008 in Eton, England. An icon amongst private schools, since its founding in 1440 by King Henry VI, Eton has educated 18 British Prime Ministers, as well as prominent authors, artists and members of royal families from around the world. The school caters for some 1300 pupils divided into 25 houses each one overseen by a housemaster chosen from the senior ranks of the staff which number around 160. (Photo by Christopher Furlong/Getty Images)

こんなに効果バツグンの脳トレを、上流階級のあいつらが知らないわけがない。

文章を声に出して読む(+豊富な読書をする)という訓練によって言語運用能力を高め、それをもとに情報空間における運動能力を鍛えていたに違いない。

そうか、あいつらの頭脳のキレの源はこれだったんだ。

…という具合に。

 

英語で味を占めた僕は、音読にどんどんハマっていきました。

 

世界史と音読

世界史も教科書を音読しまくりました。一日30~60分、山川出版社の世界史をベラベラと。

 

おかげで世界史も本番では合格者平均を越えていました。

東進の東大世界史でも60点中52点(平均は20~25点くらい)でした。

東大の世界史はなっがいなっがい論述を書かせるんですけど、音読に慣れている人間(僕)は、いつの間にか頭のなかでいっぺんにいくらでも情報を処理できるようになっていて、長い文章を書くのが非常に得意になっていたんです。

あの頃の論述問題を解くときの感覚は今でも覚えています。

頭の中で、

カチカチカチカチカチカチ…(何を書いて、何を書かないべきか考えながら)

カチカチカチカチカチカチ…(最終的にはこういう答案を書けば点数がもらえるだろうという計算をしている)

という具合で、論理の高速並列処理ができていたんです。

まさに、苫米地英人氏の書籍によく出てくる、「高速処理 プラス 並列処理」でした。

「平速処理 + 単列処理」をしている人に比べると、2×2で4倍速いスピードの思考ができていたのです。

 

ふつう、東大受験生は「東大の地歴は論述が多い。考える量も多いわりに時間も少ない。キツい」と思っています。

が、私はむしろ、もっと論述形式を増やしてくれと思っていました。

長文音読で「言語運用能力」を爆上げし、「高速情報処理能力」を鍛え上げた自分にとっては、むしろ「もっともっと大量の論述を課してくれ。そうすれば他の受験生の二倍くらいの点数が取れるのに」という感じでした。

 

国語と音読

国語も本番で、合格者平均が48点くらいのところ(2014年度は採点の厳しい年でした)を68点でした。たぶんこれも東大模試の偏差値に換算すれば70近くいっていただろうと思います。

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国語では、古文と漢文と現代文を、毎日一時間くらい音読していました。文章のリズムが体のなかに染み込んできて、自然と文意を汲み取れるようになっていくのがわかりました。同時に、文章を書く力も、相当洗練されていくのが実感できました。

なにしろ思考が高速化されているので、余裕があります。

答案の隅々まで気配りができました。

「よし、出題者が求めているのはこれとあれだな。それを説明するためにはこれと、これを書いて、採点者を唸らせるためにこう表現を変えてまとめて…よし、引っ掛けもないし、誤字もないな。これで高得点間違いないな」

という具合に。

 

数学と音読

音読ありがたや、これを知らないやつは可哀そうだなあと思いながら(いやなやつですね)毎日ガンガン音読していました。

結局、国語・社会・英語あわせて毎日4時間近く音読していたということになります。音読やれば本当に地頭が良くなっていくんだな、という感覚がありましたね。

 

…とまあここまで散々調子に乗って来たわけですが、音読の効果がイマイチ出なかった(と感じた)のは、なにを隠そう「数学」でした。

数学は小中高での積み重ね・計算量・演習量がモノを言う教科で、高校に入ってから数学をサボリにサボっていた僕の及ぶところではありませんでした。

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ただ、音読しまくっていると、論理的思考・抽象的思考そのものはどんどん得意になっていくのを実感して、楽しかったです。さきほど効果が出なかったと書きましたが、音読は、ある程度までは(=センター試験で東大のボーダーを獲れる程度には)数学の役に立っていたように思います。

 

数学さえ勉強しときゃあ今頃東大の学生証を持てていたのになあ、と負け惜しむこと久しいのですが、負け犬の遠吠えとはこのことですね。

 

まとめ + 受験生よ、目を覚ませ!受験にとらわれないためのおすすめ書籍

今回は「受験と音読」というテーマでしたが、音読がいかに効果的な勉強方法なのか、まだまだ伝えきれなかった感があります。後日また改めて音読特集を組もうと思います。

 

(2017/1/22追記)

この記事を書いたのは2016/7/22でちょうど半年前ですが、今となってはなんだか変なテンションの文章だな、と思いますね。

いま思っているのは、

「これからの時代、ほんとうにデキるやつは大学受験(=やらされる・やる必要のある勉強)なんてしないで、自分のやりたい分野の勉強をひたすらやった結果、どんどん頭が良くなっていくんだろうなあ」ということ、

そして、

「そういうやつらは、日本の大学なんていうレベルの低いところに行かないで、アメリカやイギリスの大学に行くんだろうなあ」ということです。

日本のトップ大学である東大ですら、世界大学ランキングでは「20~30位」です。

デキる生徒のレベル自体はまだまだ世界に引けを取らないはずですが、いかんせん日本の大学は授業とか講義とか研究とかのレベルが低すぎるよな、と思います。たとえば、大学四年間で読む本の数なんかを見てみると、海外の一流大学では、お堅い内容の本を四年間で数百~千冊は読まされます。でも、日本の大学であれば、テキストだけ読んでいれば卒業はできてしまいます。

これからは、日本国内だけに視野を狭める必要はないでしょう。

 

★おまけ 「受験生」のためのおすすめ本★

・・先日も記事で書きましたが、私は苫米地英人氏の本を70冊近く読み切り、「ああ、この人はモノホンだ。うさんくさいのはアレだけど本物だ」と確信しました。頭を良くしたいと思う受験生諸君にもおすすめします。受験がヒマになってから読むより、受験しながら読む方が効果大ですし、周りの受験生の一歩先へ行けますよ。

 

以下におすすめの本を挙げておきます。

・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術

・「ディベートで超論理思考を手に入れる

・「苫米地英人、宇宙を語る

・「洗脳原論

・「思考停止という病

・「「生」と「死」の取り扱い説明書

・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

 

大学教科書・専門書・医学書の買取サイト「専門書アカデミー」

 

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