打撃力向上のための線形ピリオダイゼーション 後編

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目次

打撃力向上のための線形ピリオダイゼーション 後編

各フェーズの説明を軽く

前編はこちら→「打撃力向上のための線形ピリオダイゼーション 前編」

 

A:「軌道習得・リミッター解除フェーズ」

フェーズAでやることは2つ。

 

A-1.まずは軌道に入れるスイングを覚える(軌道習得)。「軌道に入れるスイング」だと体に負担が少なくケガしにくい

A-2.そのスイングで100%の出力を出すことを覚える(リミッター解除)

 

つまり、「A-1期:軌道習得メイン」「A-2期:リミッター解除メイン」である。この2つを合わせてフェーズAを「軌道習得・リミッター解除フェーズ」と呼んでいる。

 

リミッター解除フェーズの前半(A-1)では低負荷・低出力・高回数のインプット系を重視して「軌道に入れるスイング」を覚える。表現を変えると、「軽く振っても飛ぶ」「身体に力を入れなくても飛ぶ」スイングをまず覚える。

リミッター解除フェーズの後半(A-2)では高負荷・高出力・低ー中回数のアウトプット系を重視して、その「軽く振っても飛ぶスイングで、100%出力する」ことを覚える。

 

B:「対応力向上フェーズ」

リミッター解除フェーズを十分に完了できると、「軌道に入れるスイングで100%振れる」ようにはなっているが、2つ弱点が残る。

 

①まだ自分の一番打ちやすいコース以外の対応は覚えていないので粗っぽい

また、

②ややオーバースイング気味になっており、確実性向上の余地がある。試合の投手のボールは、軌道に入れるスイングさえできていれば100%で思い切り振らなくてもスタンドには放り込める。試合への対応ということを考えると、「100%のスイングでマン振りし、0か100かで130mの飛距離を狙う」よりも、「8割の力感で確実性を確保し、コンスタントにスタンド前列に放り込む」ほうが良い

 

というわけで、「リミッター解除フェーズ→対応力向上フェーズ」へと移行し、以下の課題をクリアする。

①のために→各コース・各高さへの対応を徹底的に覚える。
②のために→軌道に入れたスイングはそのままに、「8割の力感でコンスタントにスタンド最前列に放り込めるようになること」を重視する。

具体的に言うと、「インプットとアウトプットを半々」くらいでやっていくようにする。

インプットは「各コース・高さへの対応系ドリル」であり、アウトプットは「インプットでやったことを踏まえつつ、8割の力感でスタンド最前列に放り込めるように演習を積む」である。

 

 

C.「総合力向上フェーズ」

さて、Aでは「軌道に入れたスイングで100%の出力」を目指した。これで「バッティングの基礎を作った」と言える。

Bでは「軌道に入れたスイングで、各コース各高さへの対応を覚える」「軌道に入れたスイングで、試合の投手のボールを8割の力感で再現性高く打ち返せるようにする」という形で、要するに「あえて出力を8割くらいまで落として、試合で使える形に仕上げていく」という意図があった。

 

AフェーズとBフェーズが一通り済めば、あとは何が残っているかといえば…「試合で最高の結果を出すための最終調整」である。

特に、

1.「実戦経験・試合勘・真剣勝負の経験値」の蓄積

2.フィジカルを試合向けに最適化する(パワー・プライオ・RFDなどの神経系や、コンディショニング・テーパリングなどの体調系)

3.レベルの高い投手からコンスタントに打てるように、動作の無駄を省く

この3つだろう。

 

フェーズCのInputとOutputについて。

Outputについては、やはり実戦メインにする。スイングの出力が弱いなと思ったら置きロングティーなどで元に戻す。

Inputはコース別対応ドリルを中心に。体力を消費しない軌道定着系を同時にやっても良い。

 

サイクルを繰り返すたびに進化する。らせん階段を上がる感じ

「AとBで下地を作っておいて、Cで仕上げる」。

このサイクルを繰り返すたびに、打者としての総合力がどんどん上がっていくはずである。

わりと短期間で刺激を変えていくので、マンネリ化も防げる。

さらに、試合に向けての調整という面でもバッチリだ。

 

自分でいうのも何だが、かなりいい方法を閃いたと思う。

 

これを年単位でやるとすると…

たとえば大学野球なら

「A→B→C→大事な試合→A→B→C→大事な試合→オフシーズンでフィジカル強化・コース別対応の定着・軌道の完全定着で一回り大きくなる」

といった感じになるだろう。

高校や社会人でも基本的には一緒だと思う(大きな大会が年二回)。

 

おわりに

今回の記事がお役に立てば幸いです。

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では、また明日!

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