どんなに忙しくても「一日一冊」読み切るための、7つの読書法

   

読書というものは、「他人の考え方の集成」「他人の人生の追体験」に自分の脳をひたすことにより、脳の機能を向上させる営みといえます。

したがって、単純な話ですが「読書量」が多ければ多いほど、より多様な考え方・経験を入手することができるわけです。読書量の差=脳への刺激の多様性 ですから。

そこでひとつの読書量の目安となるのが、「一日一冊」です。

「一日一冊」は、ちょうど精神的に「キリが良いな」と思える量です。

そして同時に、「私は本を一日一冊読むのだから、そんじょそこらの人間には負けないぞ」という自信・自負を確立できる量でもあります。

 

「一日一冊読む人」が、成功しないわけがないんです。一日一冊読んでいけば、三年ちょっとで1000冊読むことになります。1000冊読めば、書籍を出せるだけの能力が勝手に身についています。そして、「一日一冊」は、忙しい人でもできます。

忙しい中でも「圧倒的な量」を確保して、質に転化させる読書法を、今回はご紹介します。

 

忙しくても「一日一冊」以上の読書量を確保する7つの方法

①本は、10冊同時に読む

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・「まったく違うジャンルの本」「簡単な本と、難しい本」「漫画と小説と実用書と専門書」「ムックと学術書」など、とにかく10冊手元に揃えて、それらを臨機応変に読んでいきます。

ひとつの本に飽きor疲れたら、違う本に移ればいいのです。テレビでチャンネルをはしごする感覚に近いでしょうか。この読書法は、とにかく精神的スタミナの消耗が少なく、気が楽です。難しい本に疲れたら、簡単な本を読み進める。簡単な本に飽きたら、漫画を読んでもいいのです。

・「一日に一冊ずつ丁寧に読み通して十日間かけて十冊読む」より、「十冊並行して読み進めて十日で十冊を読み終える」方が精神的に余裕を持てます。読む量は変わりません。また十冊近くの本を所持していると、疲れているとき、元気があるとき、ちょっとしか時間をとれないときといったそれぞれの場面に最適な本を選び出すことができます。最適な状況で、最適な本を読めるのです。

・また、違うジャンルの本を同時並行で読み進めていくと、「まったく違うジャンルの知識同士が結び付く」という現象が起こります。つまり、雑多な情報刺激によって頭の中で化学反応が起こり、新しいアイディアや奇抜な発想がジャンジャン出てくるのです。常に新しい発想を求められるクリエイターにピッタリの読書法といえるでしょう。

 

②紙の本と電子書籍を使い分ける

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・「活字の並んでいる紙の本」に疲れたら、AmazonのKindleや楽天のKoboなどといった「電子書籍リーダー」を開いてみます。紙の本⇔電子書籍というように媒体の切り替えを行うことによって、やはり精神的なスタミナの消耗が防げます

スマホをいじる感覚で手軽に読めるのも、電子書籍のいいところです。

紙の本にありがちな「うわっ、まだこんなにページが残っているよ」という圧迫感がありません。電子書籍では、京極夏彦の小説でもラノベでも同じ薄さです。

 

・電子書籍リーダー自体はやや高めのお値段ですが、その分電子書籍は、ポイントや割引がとても充実しているので、50冊程度読めば元が取れ、それ以降は紙の本を買うよりもどんどんお得になっていきます。

・「電子書籍」と聞くと身構えてしまう方も多いでしょう。しかし実際使ってみればわかりますが、「本の読みやすいスマホ」みたいな感じです。最初は抵抗を覚えるかもしれませんが、すぐに慣れます。読んでいる感じも、紙の本と大差はないように思えます。メモした部分を一括で管理できる(つまり、線を引いたところを勝手にまとめてくれる)ことも大きなメリットです。

・電子書籍で買うと、ポイントが相当付きますし、本がすぐ手元に届きます。経済的にも時間的にも大いなる節約になるでしょう。

 

③古本をドバーッと買う

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・「一日一冊読めるほどの本を買う予算がない」という声が聞こえてきそうです。

本に費やすお金の割合を増やすことも良いとは思いますが、もっと経済的に賢い方法を考えてみましょう。

要は、「古本」を買えば、安いのです。

 

・僕がよく利用するのは、「Amazonマーケットプレイス」と「ブックオフオンライン」です。

古本のいいところは、当然、「圧倒的に安い」ところ。

電子書籍も確かに、紙の本を新品で買うよりかはだいぶ安いですが、それでも古本の安さには勝てません。

新書でいえば、800円のモノが100円になるというのはザラです。1500円クラスのものが100円で買えることも多いです。

 

・「ブックオフオンライン」では、1500円以上買うことによって「送料が無料」という嬉しいサービスがついてきます。

ブックオフでは、2000円あれば、だいたい5~10冊は買えます。

書店で平積みになっているソフトカバーの新刊を一冊買うだけのお金で古本を買えば、その5~10倍の本が買えるのです。

 

・Amazonのマーケットプレイスは、品ぞろえが良いのですが、いかんせん送料がかさみます。紙の本を新品で買うなら送料無料ですが、中古品はバッチリ送料をとられてしまいます。「\1 か。安いな、買お」という感じでポチると、送料が\320くらいかかってしまい結局ブックオフより高くなることがしばしば。

ですから、Amazonとブックオフは両方を視野に入れてやるといいでしょう。

また近くに古本屋や古書店があるなら、そこでまとめ買いするのもありです。店番してる文学少女と恋仲に落ちるかもしれません。

 

・経済的にあまり余裕がない人でも、古本で買うようにすれば書籍代が1/2~1/10くらいにはカットできます。

潔癖症の人にはキツいかもしれませんが、そうでない人は、古本でも書いてある情報自体は変わらないのですから、どんどん活用しましょう。

 

④オーディオブックで本を聴く

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・オーディオブックとは、要するに本を朗読したものです。

オーディオブックのいいところは、「本を開かないでも」読書ができるというところです。

 

通勤通学中、歩いているとき、電車に乗っているとき、トレーニング時など、本を読めない・読みづらい状況でも、耳で読書ができます。

また、本を開くだけのモチベーションがないときでも、「音楽を聴く感じで」本を読んでいくことができます。

倍速再生もできますから、その気になれば200ページ強の本を一時間ちょっと程度で聞き終えることもできます。

 

さらに、耳から入ってくる情報というのは、脳の奥に深く刻み込まれます。

ビジネス書や実用書、新書といった、「自分の意識に刷り込みたい情報」は、オーディオブックで取り込むと良いでしょう。

 

・僕はAmazonの「Audible」というサービスを利用しています。

月額1500円支払えばオーディオブックが何冊でも聞き放題という有能なサービスです。

本だけでなく、落語などもあります。万歳。

 

 

・オーディオブックを活用すれば、一日一冊ペースで本を読破することはかなり簡単になります。有効に使いましょう。

 

⑤「締め切り効果」を利用してスピーディーに読む

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・「時間やスピードを意識してやる」とき、脳はいちばん活性化します。

 

・情報処理の素早さというのは、ただ漫然とボケーッと本を読むだけでは決して身に付きません。

そのかわり、

「ハイ、このノルマを、○○分以内で完了させてね」というように、「時間」で縛って、「スピーディーに」終わらせようとする意識があれば、脳の情報処理能力はどんどん上がっていきます。びっくりするくらい上がります。人間は時間に縛られて生きる存在だといえますが、縛られることに喜びを見い出す人もいるんですから世の中わかりません。

 

・小説はゆっくり楽しみたい派だ、という方は、それでも良いでしょう。でもビジネス書や実用書や新書をじっくり読む意味は、あまり無いように思えます。

・普通は読書に制限時間なんてつけないでしょう。でも、制限してみるんです。レポートの締め切りが迫った学生がものすごい勢いで勉強するように。

 

一番やりやすいのが「○時○分までに、あと◇ページ読めるかチャレンジしよう!」というゲーム感覚で読んでみることです。おすすめ。ゲーム感覚で読んでいくことになるので、「読まなきゃいけないからダラダラ読む」という受動的な読み方とはサヨナラバイバイできます。

 

・「制限時間を付けて読むなんて、それじゃ、大切なところを読み落としてしまうんじゃないか」と思われるかもしれませんが、むしろ逆です。「制限時間内に終わらせようとするからこそ、大切なところだけを拾い読みするようになる」のです。

 

⑥スキマ時間を使ってこまめに本を開く

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・前項にも関連しますが、細かい時間を使って本を読むと、実は相当な差が付きます。

・スキマ時間5分で10ページ読めるとしたら、その5分が1日に3回あるとして、一日で30ページ。一か月で900ページです。本を3冊も余計に読めてしまいます。

・スキマ時間というのは、必然的に「タイムリミット」を伴いますね。相手が来たらおわり、とか。細かい時間だからこそ集中して読書に没頭できるのです。そしてスキマ時間はいくらでもひねり出せます、あるいは見つけ出せます。たとえば、授業が始まるまでの5分。待ち合わせ相手が来るまでの4分。ムスカが待ってくれる3分。

 

⑦朝起きてすぐ、10分だけ読む

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・朝起きてすぐ、「10分だけ」読書に当てます。

・「10分早起きする」のではなく、「10分早く寝るつもり」の方が精神的ハードルが低いです。

・10分あれば10ページは読めるでしょう。これをひと月ずっとやれば300ページ、一冊読めちゃいます。

 

・朝いちばんで入ってくる情報というのは、強烈な印象を残します。

・また脳が整理されている状態なので、難しい本でもスラスラ読めます。

 

・ちなみに、朝にパッと起きるための方策が2つあります。ひとつは、「アラームが鳴りはじめる瞬間」「ベルが鳴りはじめる瞬間」に躊躇なくガバーッと起き上がるというクセをつけること。アラームが鳴っているのに布団にグズグズとくるまっているという行為は、人間の意志の力を薄弱にします。またアラームが鳴っている以上、それは起きる時間です。それ以上寝ていても何の得もありません。

・私はこれを「アラガバ」(アラームが鳴り始める瞬間にガバッと起きる)と呼んでいます。

・もうひとつは、朝起きたらまずカーテンを開けて外の光を浴び、日光で部屋を満たすことです。たとえ台風の日であろうともやります。「外の光」に直接体を当てることで、否応なしに目が覚めます。

 

どんなに忙しくても「一日一冊」読み切るための、7つの読書法 まとめ

・さて、いかがだったでしょうか。

①本は、10冊同時に読む
②紙の本と電子書籍を使い分ける
③古本をドバーッと買う
④オーディオブックで本を聴く
⑤「締め切り効果」を利用してスピーディーに読む
⑥スキマ時間を使ってこまめに本を開く
⑦朝起きてすぐ、10分だけ読む

・少なくとも、圧倒的な読書量を誇る人は、なにがしかの得意分野を得ることになります。勝手にそうなります。ですから、読書の冊数が目的になっても構いません。絶対にそれに見合ったリターンが来ます。

・一日一冊というのは、世間の常識からいえば「頭おかしい」読書量ですが、工夫次第で達成できるんですね。

・自分の読書記録を把握できる「読書メーター」を使うのも良いでしょう。

・一日一冊読むことが、本当にデキる人たちの仲間入りをする十分なラインだと思います。それだけ読んでいれば、読書会などにもガンガン行って大丈夫です。

 

 

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栗栖

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