成功者は、「自分を洗脳する」ことに長けている

   

「圧倒的な努力を、涼しい顔でこなしてしまう人」がいます。周囲から見れば頭がおかしいとしか思えないくらいの量の努力をしておいて、平然としていられる人です。

なぜか。

彼らは、「自分を洗脳する」ことに成功したからです。

きょうは、「自己洗脳」によって「圧倒的な努力」をする方法を探ります。

 

圧倒的な努力をしている人は、自分をうまく洗脳している

%e4%b9%9d%e9%ac%bc%e9%9a%86%e5%b9%b3甲子園のイメージを具体的に持っているから半端ない努力ができる

 

・周囲から見て「ものすごい努力をしている」人にきいてみると、しばしば「これは努力じゃなくて、好きなことを一生懸命やっているだけだ」という答えが返ってきます。どう見ても苦しそうな感じ、でもちょっと充実してる感じがする・・・

・そんな努力ができる人は、自分を上手に「洗脳できている」のです。

・本来の意味では、「洗脳」とは、「強制力を用いて、ある人の思想や主義を、根本的に変えさせること」ですが、ここでは「意識的にはたらきかけることによって、自分自身のなかにある好悪の感情を塗り替えること」と定義します。

・洗脳のパワーを、最も「倍率の高いなかを勝ち抜いた人々」である、「スポーツ選手」を例にしてみてみましょう。

 

偉大なスポーツ選手にみる、洗脳のパワー

・偉大なスポーツ選手、とてつもない努力を積み重ねて一流になった選手は、みな「自分を洗脳している」といえます。「自分は将来、かならずこうなりたい」という強いイメージを思い描きつつ練習に励むことによって、どれほど辛い状況であっても折れることなく努力し続けて来られたのです。

・一方で、辛い練習が目の前にあるとき、普通の人は「これ早く終われ!」と思いながらやっていくはずです。凡人と天才の差は、案外そんな単純なところにあるのかもしれません。

 

イチロー選手の自己洗脳

20160616-00010001-fullcount-000-12-view

・イチロー選手の小学校時代の卒業文集は有名です。ちょっと引用してみましょう。

MLBで3000本安打を達成した唯一の日本人選手がどのように自分を「洗脳」していたかがよくわかります。

 

 ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校でも全国大会へ出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくは、その練習にはじしんがあります。ぼくは3才の時から練習を始めています。3才~7才までは、半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は、はげしい練習をやっています。
だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。そんなに練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、中学、高校で活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そして、その球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズが夢です。

ドラフト入団でけいやく金は、1億円以上が目標です。ぼくがじしんのあるのは、投手と打げきです。去年の夏ぼくたちは、全国大会へ行きました。そしてほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバ-1投手とかくしんできるほどです。打げきでは県大会、4試合のうちに、ホ-ムランを3本打ちました。そして、全体を通して打りつは5割8分3りんでした。このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。そして、ぼくたちは1年間まけ知らずで野球ができました。だから、このちょうしで、これからもがんばります。

そして、ぼくが一流の選手になって試合にでれるようになったら、お世話になった人に招待券をくばって、おうえんしてもらうのも1つです。とにかく一番大きな夢は、プロ野球選手になることです。

鈴木一朗

 

・「小学校3~6年の間、365日中360日は激しい練習をやっていた」とは驚きです。ふつうなら家でゲームか、友達と公園で遊びまわっている年頃です。普通の小学生なら絶対にパンクするでしょうが、イチロー少年はしなかった。これだけ将来のビジョンが明確なのですから、「練習=将来プロになるために絶対必要なこと」として耐えしのぐことができたのでしょう。

 

本田圭佑選手の自己洗脳

e8d1366d69cf870c4cb18c8098db2c69-825x510

・野球だけだと説得力がイマイチかなと思うので、もうひとつ。サッカーの本田圭佑選手の、小学校六年生のときの文章です。

 

ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。

 

・イチロー選手も本田選手も、ともに「イメージが具体的」で、「期日や数値が明確」なこと、そして「絶対的な確信」をもって自らの夢を宣言していることが特徴的です。本人のなかでは、相当な現実感をもったイメージとして描かれていたことでしょう。

・ふつうは、「プロ野球選手になりたい」と言いはしても、「でもどうせ無理なのかもなあ」とか「まあ、なれなくても死ぬわけじゃないし」とかいうように、どこかに「自分はできないんだ」という思いがインプットされているものです。「自分はどうせできないんだ」という暗示以上に強力な暗示はありません。そう思い始めると、やってみないとわからないことをやらなくなってしまうからです。

 

自分を洗脳できると、周囲とこんなに差がつく

・以下、「自分を洗脳できる人」と、「自分を洗脳するという方法を知らない人」の間でどう差が付いていくかを述べていきましょう。

・いちばんわかりやすい「試験勉強・受験勉強」で見ていきます。

 

大学受験や資格試験の例

images-1

・「自分を洗脳できる人」は、まず「自分は○月○日の試験で、○○点をとって合格する。合格したら、こんなことをやって、みんなにこう祝福されて、自分へのご褒美にこんなことをしよう・・・」というイメージを確立させ、おそらく彼/彼女は、毎朝毎晩そのように自分の意識に刷り込むでしょう。

・勉強が長時間に及び、モチベーションが下がりそうになるたびに、「いかんいかん、自分はかならずこうなるに決まっているのだから、こんなことをしている自分ではいかん」と持ち直します。

ほかの人が「無理だからあきらめろよ」といくら言おうと、自分の中では合格すると決まっているのですから、決してあきらめません。

%e3%82%84%e3%82%8b%e6%b0%97%e3%81%aa%e3%81%84

・一方で、「自分を洗脳できない人」は、そもそもゴールが見えていない。「そうなるという自分」を思い描けていないのですから、「そうなるための努力」をするはずもありません。あるのはただ漠然とした、「ああそうだ、○月に試験があるんだ」という思いだけ。

どうなりたいと決まっていないので、どんどん志望を下げ、どんどんモチベーションを下げます。現実逃避にゲームやネットに走ることも多いでしょう。自分に言い訳をし、周囲に嘘をつき、気が付けば試験直前、ヤバイヤバイといいながらもいまさら何ができるわけもなく、案の定、落ちる。落ちたら落ちたで周囲のせいや過去の自分のせいにしてしまい、現在の自分に対する反省はなにもしやしません。

 

・「どうなるのかもわからない未来のことを盲信するのは、カルトみたいで気持ち悪い」という声が聞こえてきそうです。

・ほんとうにそうなるのかは、未来のことですから、まだわかりようもありません。でも、そうなると確信したほうが達成確率が上がるのならば、したほうがいいでしょう。

 

きょうから始める自己洗脳

・実際にやってみたくなりましたでしょうか。「自分を洗脳する」、ちょっとコワい気もしますが。

・洗脳の方法はいろいろあります。

・今回は、いちばん簡単なものだけを紹介します。ひとつにしぼるかわりに、「今夜かならずできること」を選びました。ぜひ実行をお願いします。

 

「寝床に入ってから、寝入るまでの間、五感をフル活用して、自分の将来なりたい姿を思い描く」・・・これだけです。

 

・シンプルな方法ですが、実にいろいろな仕掛けが施されています。

・まず、「寝る直前にやる」ということ。「寝る前には暗記しろ」とは受験界でよく言われることですが、これは「寝る直前にやったことはよく頭に残るから」です。人間は、睡眠中に記憶や思考の整理を行います。寝る直前にやったものは、その整理までの時間がいちばん短いわけですから、よく頭に残ります。いつでも「こうなりたい」というイメージが頭の奥に張り付いている状態で生活すると、脳は無意識のうちにその「イメージに近づくために役立つ情報」を拾いはじめるんですね。

 

「五感をフル活用」する・・・これは、脳に「現実と勘違いさせる」ための方法です。人間は、自分が感覚したものを「ある」とみなします。幻覚や幻聴は、周囲の人からすれば「ない」ものですが、当人にとっては「ある」ものとして感じられます。脳が五感をもって知覚していることは、本人からすれば「ある」のです。

・五感をフルに使ってイメージしたことは、本人の脳にとっては「ある」ものになります。発狂するわけではありませんが、脳は「現実と、自分の持つイメージ」の間にあるギャップを埋めようとフル回転をはじめます。ここまでくればしめたものでしょう。あとは勝手に「そう」なるように脳が動いてくれます。

 

・ちなみに、もう少し確実にする方法としては、「朝目覚めたときにもう一度それをイメージする」があります。

 

ふだん寝床に入ってから、なにをしていますか。今日あった腹立たしいことを反芻したり、明日からはじまるいやなことを考えたり、あるいはスマホをいじりはじめたり・・・実にもったいない。かわりに「自分がこうなりたいと思う姿を、ありありと思い描く」ことを習慣づけましょう。

 

・自分の頭のなかでイメージするだけならタダですし誰にも文句は言われません。

 

まとめ

・今回は、「自分を洗脳することのメリット・具体例」と、簡単なやり方をご紹介しました。

自分を洗脳できる人こそが最強だと思います。やってみないとわからないことだって躊躇なくできるし、普通の人が途中で投げ出すこともこなせるし、本人のモチベーションは非常に高いし・・・本当に「強い」のです。

 

・今回の記事がお役に立ちましたら、Twitterなどで共有していただければ無尽の幸いです。

 - 有益な情報, 能力開発, 頭が良くなる習慣, 頭の良い人だけが知っていること