センス不要・才能不問! 作家・小説家になりたい人が試すべき5つの読書法【その2】

      2016/08/31

 

読書法その3 本はどうやって読むか

感心・感動したことをきっちり自分の糧にする

本を読んでいくと、「なるほど、こういう考え方があるのか」「なんてすばらしい話だろう」といった、「感心・感動」するポイントに出会います。これは疑いようもなく、読書の醍醐味のひとつでしょう。

ただ、単に感心・感動するだけなら誰にだってできます。

大切なのは、それらをいかに「作家になるための材料」にするか?

では、どのようにやれば一番効率良く、「作家になるための材料が集まる」のか? を探っていきましょう。

 

復習すれば、本の内容は確実に自分の糧になる

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人間は、忘れる動物です。

きのうの夜に何を食べたか思い出せるでしょうか?

一週間前の夜に何をして過ごしたか覚えているでしょうか?

間違いなく覚えている、と自信を持って言える人は少ないはずです。このように、人間というのは「忘れてしまう」という習性を持っています。

しかし、「忘れる」という不可避的なメカニズムに対抗する手段が、たった一つだけあります。

それこそが「復習」なのです。

 

効率のよい復習法とは?―『三度読み』の威力―

したがって、私が自信を持ってお勧めするのは、「復習に重点を置いた読書」です。

復習はいつ、どのようにすればいいのかを考えていきましょう。

 

1.感心・感動した箇所にペンで線を引きながら、通読する

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なぜペンで線を引くのかといえば、手を使うことでより内容が頭に入ってくるため、そして、復習をしやすくするためです。

自分が感心した部分を忘れてしまっては、再度そこを見つけ出そうとした時に、かなりの労力が必要になります。

感心・感動したところさえ自分の中に取り入れてしまえば、それ以上のことは望まなくてもよいのですから、多少面倒であっても、「ここがおもしろいな」と思った場所には迷わず傍線を引く癖を付けましょう。

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なお、読んでいるときに考えたこと・気が付いたことがあれば、本の余白に「その場で」書き込んでおきます。「あとでメモしておこう」は、結局忘れることになります。

また、本は、書き込みができるように、「買う」べきです。

ちょっと財布のひもを緩めてあげるだけです。食事などは食べてしまえばおしまいですし、服などはいずれ捨てられる運命にありますが、本というものは一度買ってしまえば一生の財産になります。

ぜひ本は、古本でもいいですから買い求めてください。

どうしても買えないから図書館で借りる、という場合は、ポストイットをペタペタと貼っていけばよいと思います。ただし、返却前にすべて剥がしておくのを忘れずに。

 

2.前の日に読んだところを、次の日の朝にザーッと見返す

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なぜ、わざわざ「次の日の朝」なのか。

それは、記憶というのは「定着するまでに時間が必要だから」です。

日中にインプットされた大量の情報は、夜寝ている間に、脳の中で整理整頓されます。その際に、脳が「この記憶は定着させよう。でもこれは要らなそうだから、ゴミ箱に放り込んでおこう」という判断を下します。

この過程を経ないかぎり、記憶というのはいつまでも雑然としたままです。この整理整頓のはたらきがあるからこそ、人間は効率よく生き残るための情報を蓄積していくことができるのです。一夜漬けの知識は一夜で抜ける、とよく言われるのはそのためです。

また、なぜ朝に復習するかといえば、「確実に」復習する時間を確保するためです。朝というのは頭がすっきりしていますし、余計な用事も入りにくい。だから、サボりにくいし、復習を習慣化しやすい。

ですから、「次の日の朝」に復習しましょう、というわけです。

 

では、どのように復習すれば良いのか?

具体的なやり方は次のようになります。

前の日に読んだところを、「そうそう、そういえばこんなことを勉強したんだったな」という感じで、ザーッと読み直していきます。全部を念入りに読む必要はありません。通読時に傍線を引いたところをメインに、流れをなぞりなおすイメージです。

「昨日やったことを、朝のうちにザーッと復習する」こと。

非常に地味な行為に思えますが、記憶に残したいときにはもってこいの復習方法です。

 

3.一冊読み終わったら、線を引いたところをメインに再読する

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一冊の本を読み終えたら、「締めくくり」としてもう一度だけ読み直します。

気負わず、気楽に、気楽に、「ああそうそう、この本にはこういうことが書いてあったなあ・・・勉強になったなあ」「最初から最後まで読者を飽きさせなかったなあ。この筆者ってすごいよなあ」などと、ピロートークみたいな感じで再読していきます。

Twitterに読んだ本の感想を書いたり、読書メーターに投稿したり、ブログに書評を上げたりするのもよいでしょう。

読み終わったら、もう一度読む。癖にすることで、復習効率がグンと上がります。

 

ちなみにこの1.~3.までの読書法(復習法)は、実は「エビングハウスの忘却曲線」に沿った復習のタイミングになっています。

エビングハウスの忘却曲線とは、簡単に言えば「なにかを勉強したとき、それを復習するタイミングは、一日後、三日後、一週間後、一月後、半年後…ぐらいがちょうどいいよ」ということを示したものです。

一日後というのは「2.次の日の朝に復習する」に相当しますし、三日後というのは「3.読み終わったらもう一度読む」にあたります。記憶のメカニズムを上手に活用した復習方法になっているわけです。

 

 

まとめ

要するに、一度読み切った本をそのままにしておかないこと。

復習しなければ忘れてしまう、ということは、裏返せば

復習さえ欠かさなければ覚えていられる、ということです。

あなたも、「三度読み」で効率よくインプットを行い、他のひとに差をつけましょう。

 - 創作術, 能力開発