「読書し続けること」があなたの絶対的な”強さ”になる7つの理由 前編

「読書し続けること」があなたの絶対的な"強さ"になる7つの理由 前編 読書をすると、こんなに良いことがありますよ! 代表的なメリット7選 こんなに素晴らしい「読書」をなぜしない? こんにちは、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)です。 きょうはひたすら、 「読書というものはなんてすばらしいものだろう! なんでみんな本を読まないの?」 ということを皆さんにお伝えします。   この記事を読み終わったあなたは、 「こんなにも良いことだらけの読書、しないのはもったいないな」 と思っていることでしょう。   メリット1 読書をすると、だんだん知能が上がっていく 一般的に、 「読書をする人ほど成功する・年収が高くなる」 「読書をする人は伸びる」 といわれます。     最近話題になったのは、OECDが発表した「読解力と就職・年収が相関する」というデータですね。 https://twitter.com/podoron/status/832951768455581696?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fgrapee.jp%2F297263 ……つまり、 「『読解力』は就職・年収に影響する」 ということ、そして 「その後、さらにその差が広がっていく。縮まることはない」 ことが示されたのです。 それもそのはずで、読書をしていると、だんだんと知能が上がっていくからです。 読書する→知能アップ→就職・年収で良い結果が出る という流れがあるのです。   では、知能はなぜ読書で上がるのか。 主な理由は以下の通りです。 1.本を読んでいると、自分とは正反対の意見にかならず出会う→思考が柔軟になるから 2.語彙力・文章力といった、人間の思考の基礎となる言語運用能力が伸びるから 3.レベルの高い思考ができる人の考え方を吸収することができるから 4.言語宇宙・情報宇宙で自在に動けるようになるから 5.読書をする時間だけ、従来のテレビやまとめサイトといった「触れれば触れるほどバカになるメディア」に触れる時間が少なくなるから 読書をすると、このようなメリットを享受することができるのです。     ついでに言えば、 知能の優位性を確保しておけば、年収が上がるので、子どもの教育にも十分に効果的に投資することができる。 そうすると、頭がいい人の子どもほど、どんどん頭がよくなっていく。   あなたが読書することは、あなたの知能を上げることだけでなく、 あなたの子孫の知能を上げることにもつながるのです。   メリット2 読書をすると、辛い時期を乗り越えられる 「辛いとき、何をして乗り切ろうとするか」にはその人の個性がもろに出ます。 お酒に溺れたり、パチンコ屋にいったり、ドカ食いしたり…… そういう逃避をするよりも、あなたは読書をすべきです。   読書は寝そべりながらでもできます。 本を読むという行為には、精神的ストレスが少ない。   その上、読書は、行き詰まったあなたに、 「こういう考え方もあるんだよ!」と違った視点から考えることを教えてくれます。 読書は、あなたの視野が狭くなってしまうことを防ぎます。   たとえば、事業に行き詰まり、自殺すら考えていた社長は、書店でふと手にとった自己啓発本に勇気付けられるかもしれません。「そうか、倒産なんて大したことないんだ。あの大企業の社長だって、かつては三度も倒産を経験していたんだから。とにかくいまは倒産しないためにやれることをやろう。ベストを尽くして倒産するなら、それは仕方ない」と。   普段から読書をしている人ほど、こういった「自分の窮地を救う読書」の恩恵を受けやすくなります。 辛いときには、自分一人で思い悩むよりも、本を読んで、先人の知恵を借りるべきです。   ちなみに、私がよく読んでいるのは、苫米地英人氏の本と、昭和の哲人・中村天風氏の本です。 苫米地氏の本では『「イヤな気持ち」を消す技術』や『ポジティブライフの教科書』、 中村天風氏の本では『君に成功を送る』、『成功の実現』、『運命を拓く』が特に好き。   どれも、読んでいるうちにどんどん元気が湧いてくる本です。 おすすめします。   メリット3 読書をすると、勝手に知識体系ができあがる 読書をしていると、勝手に知識が入ってきます。   貧困問題の新書を読んだ人には貧困問題の知識が、科学の本を読んだ人には科学の知見が身に付きます。 ふだんから本を読む習慣のある人は、知らず知らずのうちにこうした知識体系を構築しているのです。 『ドラゴン桜』で描かれていた、東大理三に楽々合格してしまうほどの天才・大沢君のエピソード。 フィクションではありますが、象徴的だったので紹介します。   「なぜそんなに頭が良いの?」と聞かれた大沢君は、こう答えます。   「幼稚園の頃、ウルトラマンがめちゃくちゃ好きになって。 それで母親がウルトラマン図鑑を買ってくれたんだよね。 嬉しくて、 朝から晩まで読んでたから全部覚えちゃった。 そうしたら別のを買ってくれて、それも覚えちゃって、 そのうちにウルトラマンに関することなら全て頭に入っていた。」   ウルトラマンだけではありません。   さらには、こんな風に展開していきます。 「そして次は、車。 車が好きになってメーカーと車種すべて覚えて・・・そしたら車ってなんで走るんだろうと思った。 駆動システムやエンジンのことも知りたくなって、さらに本を読むようになった。 実際に整備工場に行っておじさんから教えてもらったりもしたなぁ。 そうしたら動力について知りたくなって船とか・・・ ロケットとか全部調べて今度は宇宙に興味が湧いてきて、 星座全部覚えてビッグバンについて調べてみたなぁ。」   フィクションではありますが、おそらく実際にこういう人は結構いるんではないかな、と思います。 「自分の興味のあることをひたすら調べていったら、気付かないうちに知識が増えて、知能も上がっていた」 という好循環が回れば、東大理三だろうがハーバードだろうが余裕で行けるんでしょうね。   そういえば私も、昔から「昭和の野球選手のエピソードを書いた本」が好きで、よく読んでいました。 別に「昭和の野球に詳しくなろう」と思っていたわけではないのですが、 気がついてみたら、昭和に活躍した元プロ野球選手の人とお話をしたときに 「よくそんなことを知ってるねえ。普通は、昭和の野球選手なんて全然知らないんだけどなあ」 と言われるくらいの「昭和野球おたく」になっていました。 榎本喜八 榎本喜八や門田博光、高畠導宏といった「あまり知名度がないけど物凄い選手」の伝記を好きで読んでいましたし、 「プロ野球連続写真大鑑」みたいな本を読みこんで、そこに載っている選手の特徴とフォームの形をほとんど覚えてしまったくらいです。   あくまでも、自分では「好きで読んでいる」つもりなのです。 それでも、人間の脳は知らず知らずのうちに、読書によって得た知識をどんどん吸収している。 しかも、好きでやっていることというのは、人間の脳は物凄いスピードで学習します。 大沢君のように、知識欲にまかせて……という展開の仕方をすれば、いくらでも知識は身に付きます。   このように、「知識が勝手に身に付いていく」のも、読書のメリットです。     【後編に続く】   【頭が良くなる音読法のすべて】に戻る

集中したけりゃこれを食え! 知らないと損する「頭が良くなる3つの主食」 後編

集中したけりゃこれを食え! 知らないと損する「頭が良くなる3つの主食」 後編 「低GI」「ビタミン・ミネラル・食物繊維を十分に含む」主食はこれだ! この記事の前編では、 「いかに高GI食品がデメリットだらけか」「いかに低GI食品が優れているか」を力説しました。 そこで後編では、 「おもな低GI食品」を紹介します。   ①玄米 まずは玄米。 健康食としての知名度はダントツですね。 玄米のGI値は55で、白米の83よりもかなり低い。 玄米は特に、ビタミンB1、マグネシウム、食物繊維が豊富である。   一方で、白米にはそれらのビタミン・ミネラルなどがほとんど含まれていない。 これは、玄米から白米へと精製する過程で取り除かれてしまうため。 実際、GI値が低い玄米を食べていると、集中力が明らかに増します。   私の場合、白米だと食べてから一時間くらいまでしか集中力が続きません。 しかし、玄米の場合は三時間くらいずっと集中できます。 玄米だと血糖値の上がり下がりがゆるやかなため、感情の波も起きません。   玄米で評判がいいのは、Amazonだとこれでしょう。レビューが高評価だらけです。 「ホクレン 北海道産 玄米 玄米さらだ 3kg 平成28年産」   ②オートミール 続きまして、オートミール。 非常に調理が簡単で、「牛乳か水を入れてレンジでチンする」だけですぐに食べることができます。 なべで煮るにしても三分くらいで出来上がりますから、とても時間短縮になる。 サラリーマンなど、時間がない人におすすめです。   オートミールのGI値は55。玄米とほぼ同じ。 実はオートミールは、玄米よりも「食物繊維約3.5倍、鉄分約2倍、カルシウム約5倍」と、非常に栄養価が高い。 また、タンパク質も豊富で、100g中14g入っている。 なお、グルテンの含有量も少ない。 調理も簡単だし、腹持ちも非常に良い。 かなりおすすめできる食材です。   まあ、コメの触感が遺伝子レベルで刷り込まれている日本人にとってはあまりなじみのない食材ではあります。 しかし海外では、セレブたちが愛用していることでも有名。 低GIで高たんぱくなので、ボディビルダーの減量期にもよく使われる食材です。   おすすめなのは、 「QUAKER OATS クエーカー オールドファッションオートミール4.52kg 2.26kgX2パック入」(Amazon) スーパーにはなかなか置いてないタイプのオートミールで、4.52キロ。 ふつうの生活をしてれば一月ちょいは持ちます。 コスパ最強のオートミールです。   ③そば はい出ました。 これも日本人が大好きな料理です。   私も大好きで、夏になるとよくざるそばを食べます。 おいしいですよね。 そして、満腹感のわりに低カロリー。 そばは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが豊富。 また、タンパク質も多い(100g中10g)。 GI値は50~54。やはり低いですね。   さらに、そばには、「ルチン」という抗酸化物質が入っています(穀物の中で唯一ルチン入り)。 早い話が、そばに入っているルチンによって「活性酸素による脳へのダメージ」が軽減されるということ。老人性痴呆の防止にも効果がありますし、記憶力を向上させる効果も期待できます。 「つゆさえあれば単品でイケる!」というのも強いですね。 調理自体も10分あれば終わります。   …ただし、一つ注意点がありまして、 ふつうの安いソバ(一袋108円とか200円)だと、 なんと「そば粉がほとんど入っていない」ことがありえます。 つまり、「そばなのに、そば粉があまり入ってなくて、実態は小麦粉」ということがあるのです。   これを見分けるには、原材料表示が「そば粉→小麦粉」の順番になっているものを選ぶとよいでしょう。 原材料名は「多く入っているものから先に並べる」のが規則ですから、 「小麦粉、そば粉」の順番であれば小麦粉の割合が高く、 「そば粉、小麦粉」と並んでいればそば粉中心です。 (ちなみに、そば粉の割合が30%以下だと、「そば粉は何パーセント入っています」という表示義務があります)   立ち食い蕎麦屋や学生食堂などで出てくるタイプのそばは、 おそらくほとんどが「小麦粉8:そば粉2」くらいの割合のものです。 まあ、白米たっぷりの丼ものをがっつくよりはマシでしょうが、 そばのルチンによる記憶力増強効果は期待しない方がよさそうです。   なお、買うのであれば、 そば粉が八割の「八割そば」、そば粉が十割の「十割そば」がおすすめです。 Amazonで買うとスーパーより安いのです。 「かじの 伝統の二八そば 250g×4個」 「滝沢更科 十割そば 200g×3個」 「おびなた 更科八割そば 240g×15個」 あたりがおいしいので、おすすめします。   まとめ 今回紹介してきたことは、 「高GIの食事ばっかりしてると頭が悪くなるよ!」 「低GIの食事を中心にすると頭が良くなるよ!」 「低GIの主食でおすすめなのは玄米・そば・オートミールだよ!」 ということです。   ぜひこの記事で得た情報を活かして、 もっともっと頭のキレを上げていってください。 では。   【頭が良くなる音読法のすべて】に戻る

集中したけりゃこれを食え! 知らないと損する「頭が良くなる3つの主食」 前編

集中したけりゃこれを食え! 知らないと損する「頭が良くなる3つの主食」 前編 現代日本人をバカにしている主犯格「高GI食品」 最近テレビやインターネットで、「GI値が高い/低い」という言葉をよく聞きませんか?   実は、栄養医学の研究が進んだ現在では、 「GI値が高いものをよく食べるほどバカになり、GI値が低いものを常食するほど賢くなる」 ということがわかっているのです。   ではそもそも、GI値とはいったい何なのか。 Google先生が教えてくれました。 GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、 その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもの。 ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。 このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられるのです。 つまり、 「GI値が高い食品=すぐに血糖値がグーンと上がるもの」 なのです。   GI値の高い食品としては、「白米・パン・お菓子」などが代表的です。 どんな食品が高GIなのか、以下の表を見てみるとよくわかります。   我々が好んで食べている「白米」「食パン」「お菓子類」「インスタントラーメン」など、 軒並み高GIであることがわかります。   「高GI」食品の摂りすぎはなぜダメなのか? では、高GI食品を食べすぎると、なぜバカになるのか? これには、二つの大きな理由があります。   理由① 血糖値が乱高下することのデメリットが大きすぎる 一つは、 「高GI食品は、血糖値を激しく上げ下げする」 からです。   確かに、高GI食品を食べると、一時的にものすごく元気になります。 うつ状態にある人はしばしば、甘いものをバクバク食べます。 甘いもの=高GI食品です。     血糖値が物凄い勢いでググーンと上がるわけですから、 身体からしてみれば「ああ、満たされた」という感じなのです。   グラフを見れば一目瞭然。 ←が低GI食品を食べた時の血糖値の上がり方、→が高GI食品の場合です。 (GI食品 低GI食品 GIの違いと食欲の関連 ダイエットとの関係より)   このグラフからわかるのは、 「高GI食品をとると、一時的に血糖値がグーン! と上がるので、 身体にエネルギーが行き渡って元気になった気がする。 しかし結局、インスリンがドバドバ出て血糖値が下がりすぎるため、 時間が経つと、むしろ食べる前より血糖値が下がる」 ということ。   そして実は、 「高GI食品を食べたせいで血糖値が下がりすぎる」ことが問題なのです。   血糖値が下がるというのは、人間の身体にとってはまさに「生存の危機」。 身体にエネルギーが足りていない! と判断されるので、 血糖値を上げるために、副腎から「アドレナリン」「ノルアドレナリン」という脳内物質が出るのです。   で、その「アドレナリン、ノルアドレナリン」が出ると、どういう変化が生じるか。 下の表を見てください。 低血糖時に副腎髄質ホルモンの変動によって生じる精神症状 アドレナリン イライラ、キレる、怒り、憎しみ、敵意、暴力、完璧主義、異常な(体重への)こだわり、不眠など ノルアドレナリン 不安、うつ、落ち込み、恐怖感、焦燥感、自殺観念、脅迫観念、悪夢、不眠、パニック障害など (低血糖症の精神的な症状 より)   要するに、高GI食品をしょっちゅう食べている人は、 「高GI食品を食べる」 →「血糖値が急激に上がってから、ガクンと下がる」 →「血糖値が下がりすぎる」 →「血糖値を上げるためのホルモンである<アドレナリン・ノルアドレナリン>が出る」 →「集中力が切れる、イライラする、不安になる、攻撃的になる(あるいは逆に抑うつ的になる)、落ち込む」 →「また高GI食品を食べる」 →以下無限ループ という、恐ろしい悪循環に陥るのです。 しかも、本人はこの事実にまったく気づかず、 むしろ 「甘いものやパン・ごはん(=いずれも高GI)を食べれば、頭の働きがよくなる!」 と思い込まされています。     なぜなら、 「受験生はチョコを食べよう! チョコは脳にいい! 受験にきっと勝っと!」 みたいなキャンペーンを大々的にやっているキ〇トカ〇トや、   「白米は日本人のソウルフード! 白米は脳の栄養です! ごはん食べて元気になろう!」 「脳が働くには、ブドウ糖が必要です! だから甘いものを食べて脳を活性化させよう!」 のような、論理がすり替えられた文言が一般に広く信じられているからです。   一種の洗脳と言ってもよいでしょう。 (なお本当のことを言っておくと、正確には「カカオの割合が多いチョコは脳にいい」であり、「日本人のソウルフードは白米じゃなくて玄米とか雑穀」であり、「甘いものじゃなくても、つまり低GI食品でも脳に糖分は補給される」)   こういったキャンペーンに洗脳されてしまった現代の受験生は、哀れなことに、 「受験前だし、チョコ食べなきゃね!」とコンビニに買いに走る羽目になるのです。 しかし、試験本番では、最初の30分くらいは好調なのに、 血糖値が下がり始める60分ごろになると急に集中力が切れてしまう。 「自分って集中力がないなあ」と思いながら試験会場を後にし、 次の日の試験でも、また性懲りもなく受験会場の入り口にいた不動産業者が配っていたチョコを食べる。 そしてまた同じ失敗を繰り返す。   で、しまいには 「甘いものを食べて栄養補給もしたのに集中力が続かない。自分はなんて無能なんだ」と落ち込む。 本当はその「甘いもの」、高GI食品こそが集中力が続かない原因だというのに。   大まかな流れは覚えておきましょう。 高GI食品は、一瞬の快楽ののちに、長く続く苦しさが待っています。     ②糖質を代謝するために必要なビタミンB1等が枯渇しやすい 人間の身体は、糖質からエネルギーを取り出す際に、ビタミンB1を消費します。 つまり、高GI食品を多く食べている人ほど、ビタミンB1が不足しやすいのです。   ビタミンB1が不足するとどうなるか。 肩こり、筋肉痛、疲労、アルコール中毒、脚気、食欲不振、記憶力減退、集中力低下、音に過敏、神経炎、ウェルニッケ脳症、脚気 (以上、オーソモレキュラー.jpより)などが発生します。 「集中力が低下し、記憶力が減退する」 …恐ろしいですね。 頭脳労働者にとっては決して無視できないことです。 ビタミンB1が枯渇すると、しまいには「甘いものを食べても元気が出なくなる」という状態になります。 それでも、甘いものへの欲求は止まらない…… 悲惨なループが待っています。   ③太りやすい 高GI食品は、血糖値を激しく上げると先ほど書きました。   この上がりすぎた血糖値を下げるために、人間の身体は 「インスリンをドバーッと出す」 ようにできています。   インスリンが出ることによって、血液中にあった糖質が細胞に取り込まれます。 これによって骨格筋などに糖質由来のエネルギーが供給されるのですが、 その際に、余分な糖質は「糖質→脂肪」へと変換されるのです。 当然ながらこの作用は、インスリンの量が多ければ多いほど強くなります。 つまり、インスリンを多く出す食品=高GIの食品ほど、脂肪をためこみやすくなる。 これが「高GIのものを食べると太る(脂肪が付きやすくなる)」理屈です。   実際、ボディビルダーは減量期に高GIのものを避けます。 彼らは身体に余分な脂肪をつけたくないので、 低GI食品=インスリンのはたらきが少ない食品を食べるのです。   高GI食が好きな人は、低GI食が好きな人にどんどん差をつけられていく 以上述べてきたように、「白米・パン・お菓子類」といった高GI食には様々なデメリットがあります。 高GI食のものを食べると集中力が落ちる。イライラする。不安になる。太る。 元気になれるのは一瞬だけで、時間が経つと苦しくなる。     …以上のようなデメリットを考慮すると、 「高GI食ばかり食べている人」と「低GI食をとっている人」とでは差がついて当然です。 高GI食は、「たまに食べる」分にはいいのでしょうが、少なくとも毎日ガンガン食べるべきではありません。   実際、こんな事実が明らかになっています。 代表的な高GI食品である白砂糖についての研究です。 MIT(マサチューセッツ工科大学)のアレックス・シャウス教授は、子どもたちを白砂糖の消費量別に語群に分けてIQをくらべたところ、白砂糖の消費量のいちばん高い群はいちばん低い群よりもIQが25パーセントも低かったことを報告している。 それから、知的能力を高くするには、脳へのブドウ糖の供給を一定に保たねばならない。ベントン教授は、血糖値の急激な低下によって、注意力が散漫になったり、記憶力が落ちたり、攻撃的な行動に結びついたりすることを述べている。(食べ物を変えれば脳が変わる より) これはおそらく大人にも当てはまるでしょう。 毎日ビール、カレー、ラーメン、焼肉に行っている人は、だんだんと頭のキレが悪くなり、注意力散漫になり、太っていき、メンタルもやられます。IQも下がって当然です(IQは上がり下がりするものなんですよ!)。   高GI食品というのは早い話が「糖分のかたまり」なのですから、「おいしい」に決まってるんです。 だから食べてしまう。依存してしまう。 そしてどんどん頭が悪くなっていく。   逆に、低GI食品をメインにしている人は、 感情の波が少ない。イライラしにくい。集中力があり、長時間頭をはたらかせることができる。スッキリした体型になる。肌の調子も良い。 ずっと安定してパフォーマンスを発揮できる のです。   「高GIの食事を長年続ける人」と「低GIの食事を長年続ける人」との間には、 一体どれだけの差が付くことでしょうか。   高GI食品は、クレカのリボ払いと一緒です。 最初はラクな気がするけど、よくよく考えてみれば随分と損をしている。   少なくとも私は、高GI食をガンガン食べたいとはまったく思いません。 低GIの食事を中心にして、一日中頭のキレがいい状態を維持したいのです。     さて、あなたはここまで読んでもなお、「高GI食」を食べ続けますか? 決めるのは、あなた自身です。 【→後編 低GIでビタミン・ミネラル豊富な主食はこの3つだ!】へと続く     【頭が良くなる音読法のすべて】に戻る

「人を見下して優越感に浸る人」が一生負け続けて人生を終えるこれだけの理由

「人を見下して優越感に浸る人」が一生負け続けて人生を終えるこれだけの理由   こんなタイトルをつけましたが、 別に、「人をバカにする人たち・人を見下す人たち」をバカにしているわけではありません。 私は今回の記事を通じて、 「人をバカにする・見下す」という行為がいかに非合理的であほらしいか を示したいと思っているだけです。   いま他人の悪口を言っている人は、この記事を読んで悔い改めましょう。さすればたぶん赦されます。 いま悪口を言われている人は、この記事を読んで自信を取り戻しましょう。   「他者を見下して優越感に浸りたい人」の心理とは? あなたの隣にも棲んでいる、「悪口を言わないと気がすまない人」 残念なことに、 「人をバカにする・見下す人」というのは、現代日本のいたるところにいます。 常に悪口や中傷を言いふらす人。 他の人をダシにして笑いをとろうとする人。 頑張っている人のことを冷ややかな目で見る人たち。 ターゲットに定めた人の一挙一動をあげつらい、ネタにする人たち。 表面上は「いい人」としてふるまっている、「真面目そう・温厚そうな人」が、 インターネットでは本性をむき出しにして他人の悪口や罵詈雑言・誹謗中傷・差別発言を繰り返していることもあります。   うわべでは「がんばれよ」と言いながら、裏では「あいつは失敗しそうだよね」などと陰口を言う人。 直接の知り合いでもない芸能人のスキャンダルをわざわざ攻撃する人。 面と向かっては決して言えないであろうことを匿名掲示板にぶちまける人。 「これだから意識高い系は~」「低学歴は~」と他者をレッテル貼りでひとくくりにする人。 ... 挙げればキリがありません。   「あ、あの人のことか」と思い当たるところがあるかもしれませんし、 もしかしたらあなた自身がそうなのかもしれません。   いずれにせよ、あなたにとって、この問題は「ひとごと」ではありません。   本記事ではまず、 このような「人をバカにする・見下す人たち」がどのような心理を持っているのかを考えます。 そして、その心理を理解した上で、 「人をバカにする・見下す」ことがどれほど非合理的でばかばかしいのかを解き明かしていきましょう。   「他の人を見下そうとする人」「人をバカにしないと気が済まない人」の心理とは? 「あいつ、こないだ飲み会の帰りのタクシーで座席に吐いてさ、シート代三万請求されたってよ。ざまあ」 「お前は本当に出来の悪い子だね。あのろくでもない母親に似たのかい?」 「君、そんなことも知らないの? こんなの常識だよ。学校で何を学んできたんだ?」 「あいつうざくね? 調子乗りすぎだろ最近」 ... ... 「人をバカにする・見下す人」には、 「他人をバカにすることによって、自分の心の均衡を保っている」 という心の構造が備わっています。   要するに、彼らは、 「あんなにバカなあいつよりも、俺の方が優れているじゃないか」 「ねえみんな見て見て! 私は、私に見下されるあの人よりもすばらしい人間なんですよ」 という形でマウントをとり、 それを周囲にアピールするために悪口を言います。     「悪口軍団」も同様の心理 では、個人ではなく、集団の場合はどうでしょうか。   「だれかの陰口で盛り上がる集団」というのは、どこにでもいます。 近所のおばちゃんの井戸端会議がそうかもしれませんし、 会社帰りに飲み屋でたむろするサラリーマンがそうかもしれません。 もしかするとあなたも、友達に「なんか最近あいつうざくね? そう思わん?」と悪口に誘われた経験があるかもしれません。   このタイプの人々は、誰かの悪口を言うことによって 「連帯感・仲間意識」を強めます。 共通の敵を作ることによって団結するのです。   その敵の悪口を言っている間は、非常に居心地がいい。 自己優越感に浸れます。 ここにもやはり「他の人を下げることによって、自分たちを上げる」という構造があります。     「他者を見下すことによって優越感を得ようとする人」を論理的に叩き潰す 「バカにする・見下す人」は、実はか弱い こういう人・集団は例外なく、 「自己肯定感が薄い・満たされていない」 という特徴があります。 「自分は価値のある人間だ」という自己肯定感を持てないからこそ、 他の人を下げて自我を保とうとするわけですね。   そもそもの話が、 自己肯定感が強い人、つまり自分に自信を持てる人であれば、 他人の悪口によって自分を上げようとはしないでしょう。 わざわざ上げようとしなくても、自分で自分をきちんと肯定できているからです。   自分に対する自信がないからこそ、 「ばーか、お前なんか〇〇しちまえ!」 「ざまあみろ、失敗したな」 と他人を攻撃することによって、自尊心を満たそうとする。   つまり、悪口を言っている人は、みんなの前でこう宣言しているのと同じです。 みなさん聞いてください! 私は、自分に自信がない人です! だから、他の人を叩くことで自分の地位を上げようとしています! 私は、一生懸命になにかをしようとすることはありません! そんな自分を本当は恥ずかしいと思っています。 でも、そんな自分の本音と向き合うのが嫌だから、 私は今日も、チャレンジする人の陰口を叩いて暮らします! そうでないと自我が保てません! 私は、自分が無価値であるという事実に向き合うのを避けるために、 他の人を引きずりおろそうと悪口を言っているのです! ……自分に自信がないなら、何かで結果を出したり考え方を変えたりして自信をつければいいのに、 それをせずに、わざわざ他の人を傷つけるようなことを言っている。 明らかに、ただの「あほ」でしょう。   現に、心を読むほうのDaiGoさんもこう言ってます。 https://twitter.com/Mentalist_DaiGo/status/865537831388696576 また、「筋トレですべてが解決する」でおなじみのマッチョ社長もこう言っています。 https://twitter.com/badassceo/status/846669253835051008 「悪口陰口嫌がらせ、全部暇人のやる事だから気にすんな」、全くその通りです。 何かに打ち込んでいる最中の人は他の人のことをわざわざバカにしないし、 自己肯定感の高い人はわざわざ悪口など言わなくてもいいのです。     繰り返しますが、 他の人を見下したり悪口を言ったりする人は、自己肯定感や自尊心に問題アリ。 「何かに打ち込み、成功体験を積んで自信をつける」ことから逃げ続けているだけ。 他の人をバカにすることでしか自分を保てない可哀想な人である。 ということです。   「他の人をバカにする人」は、自分がバカにされるのだけは極端に嫌う こういうタイプの人は、他の人をバカにしているのだから、 バカにされることをまったく気にしないのではないか?と思われがちです。   しかし、実はこういう人こそが一番、 「他の人にどう評価されているか」を気にしているのです。 なぜなら、そもそもこういう人たちはもともと、 「他人から見た自分の地位を相対的に上げるために」悪口を言っているから。   つまり、本来の性質からして、「他の人による評価」を極度に気にするタイプなのです。   しかし哀しいかな、ここには芸術的なブーメランが潜んでいます。 なんせ、実際は「悪口を言えば言うほど、他の人による評価が下がる」のですから。 単純な話で、しょっちゅう人の悪口を言っている人には近づきたくないでしょう。 悪口は、言っている側からすれば楽しいのかもしれませんが、言われている側からするとカチンときます。 そう、結局は、他の人をバカにしたり見下したりすればするほど、敵が増え、評価が下がっていくのです。   つまるところ、 本人は「自分の評価を上げるために悪口を言う」つもりで始めたのに、 結局は「悪口によって自分の評判を下げて」いる。   早い話が、単純に考えが足りていない。 中島敦の『山月記』に「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」という表現がありますが、まさにこれです。 臆病な自尊心=「斜に構えて、他の人をバカにすることでしか自分を保てない」 尊大な羞恥心=「他の人による評価を極度に気にするわりに、何も実行に移さないでいる」 .…悪口を言いまくる人は結局、 「自分が何者でもないことが明らかになるのが怖い」のでしょう。 2ちゃんねるはまさにその典型です。 匿名でなければ、ああいう過激で無責任なことは言えないでしょう。 「匿名=何者でもない」という一致は偶然ではありません。 自分という存在には中身も価値もなにもないと思っている。 だからこそ、他の人を攻撃することによって相対的に自分の地位を上げようとする。 しかし、実はその試みは失敗。 攻撃すればするほど、その人のまわりには同類が集まってくるだけ。 悪口を言っている本人の評判はガタ落ち。     「バカにする・見下す」ことは非生産的の極み   さらに中押しを。     実は、この「他人への見下しを原動力として自己肯定をする」という方式には、 ある致命的な欠陥があります。   それは、「何もチャレンジのできない人間になってしまう」こと。   なぜなら、 こういう人がいざ何かにチャレンジしようとすると、 普段自分が陰口を言いまくっている分、 ①今度は周囲から陰口を叩かれる側になる。(「なんだよアイツ最近いい子ぶりやがって」とか) ②応援されない・協力されない。悪口のツケが回ってくる ③「失敗しろ」「どうせお前はだめだ」という念が頭から離れない。普段自分がそういう言葉を使っているから。 からです。   成功するためにはチャレンジが不可欠ですが、 普段そのチャレンジをバカにしまくっているがゆえに、 自分では何もできなくなってしまうのです。 まさに自業自得。   悪口を言うと、こんなに素晴らしいことがあるんですね。       「バカにする・見下す」のは誰にでもできる簡単なこと。希少価値がゼロ ダメ押ししましょうか。   悪口を言っている人のなかには、 「斜に構えている自分は少数派でかっこいい」 と意識のある人がいます。   はっきり言って、 他人の悪口を言うことは、「誰にでもできる」ことです。   たとえば、 「あいつって臭いしさ、デブだしさ、調子乗ってるしさ、 頭はいいかもしれないけど、それだけだよね。絶対将来失敗するタイプだよアレ」 と悪口を言うのは、実に簡単です。 簡単であるということは、できる人が多いということです。 もっと言えば、「悪口が得意な人なんて、掃いて捨てるほどいる」のです。   でも逆に、「他の人を認めてあげて、受け止める」というのは難しいことです。 難しいから、できる人が少ない。 できる人が少ないからこそ、貴重である。   世の中には、「希少性の原理」というものが働いています。 もともとは経済学の用語ですが、「悪口を言う人」についても成り立ちます。   早い話、 悪口を言うのは簡単。だから、悪口に価値はない というわけです。 簡単→誰にでもできる→希少性なし→価値もない。 単純ですね。 (ちなみに、どのようなものに希少性があるかといえば、基本的には「より難易度の高いもの」「より高速なもの」「よりエントロピーを減少させるように見えるもの」などです。ここでは詳述しません)     そもそも、社会的に称賛される人・本当に意味のあることを成し遂げる人は、いつだって少数派です。 悪口を言ってしまうという時点ですでに「その他大勢」になります。 わざわざ自分から「価値のないほう」へと突進していくことはないでしょう。   まとめと結論:「悪口を言っている人」を、冷静に客観的に見てみよう ここまで述べてきたことを踏まえて、 いま一度冷静に、 「悪口を言っている人」という存在を見直してみましょう。   この記事を読む前とは、だいぶ見方が変わっているはずです。 「悪口を言ったり、他の人を見下したりする人」は…… 自己肯定感や自尊心に問題がある。 自分を肯定することができない。 だから、他の人をバカにすることによって優越感を得ている。 そうしないと不安なのだ。 自分が何者でもないとわかるのが、何よりも怖い。 「自分の評価を上げるために悪口を言う」つもりなのに、 結局は悪口によって自分の評判を下げている。 悪口を言う時点で、すでに「その他大勢」。 「何かに打ち込み、成功体験を積んで自信をつける」ことからも逃げ続けている。 そしていつの間にか、何もチャレンジのできない人間になってしまった。 そのくせ、プライドだけは妙に高い。 そんな、可哀想な人。   皆さんは、↑こんな人が、幸せに一生を終えられると思いますか。 たぶん無理でしょう。みんなから嫌われて、 孤独に死んでいくのがオチです。   ついつい悪口を言ってしまう人は、反省しましょう。 悪口を言われる側の人は、安心して、自信を取り戻しましょう。       「人をバカにする・見下す人」に潰されないための本 最後に、「他の人をバカにしたり悪口を言ったりする人」についての知識が深まる本を紹介しておきます。 いずれも面白い本なので、ぜひ読んでみてください。   『何者』 『他人を支配したがる人たち』 『自己愛人間』 『他人を攻撃せずにはいられない人』 『他人を引きずりおろすのに必死な人』 『良心をもたない人たち』 『パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか』

こんなに使える音読! テスト対策、受験勉強、能力開発の万能薬

こんなに使える音読! テスト対策、受験勉強にも 音読は最高の「頭のドーピング薬」 このブログのなかで何度もしつこく述べているように、 音読というのは脳の「前頭前野」「言語野」といった部分を多いに活性化(そこの神経細胞が活発に使われる→酸素消費が多くなる・ブドウ糖の消費が激しくなる)します。 単刀直入にいえば、「音読は脳をめちゃくちゃ使う・鍛える」ということです。   ふつうの音読でさえものすごい効果があるのですが、 これを「高速音読」にしてやると、これまたより一層すごい結果が出ます。頭の回転が速くなり、言語運用能力も高速化されるのです。   そして、今回私が言いたいのは、そんな「音読」のパワーを活用すれば、 学生が苦しめられている「テスト対策」「受験勉強」をもっと効率よくこなすことができるということです。   たとえば、あまり知られていないのですが、音読しまくると 「文章力が超ドーピング」されます。   頭の回転が速くなり、言葉を紡ぐ能力も向上するので、当然と言えば当然の結果ですが、レポート課題の2000文字・3000文字・4000文字程度なら瞬時に片付くようになります。 頭のなかで「このレポートはこうしてああして、こうやってああやって、ハイ終了」という青写真を克明に描けるようになりますから、あとは文字に起こすだけ。 ふつうの生徒が図書館でウーンウーンと唸りながら三時間も四時間も机に向かって頑張っているその時間に、 あなたはさっさとレポートを終わらせて、あとは自分がやりたい勉強をできます。差が付いて当然です。   しかも音読は基本的にタダです。すぐにできます。課金勢と非課金勢の差もありません。 さらに、副作用もありません。アメリカ産の怪しげな「ブレイン・ブースター」を服用するよりもはるかに優れた方法であるといえます。   音読でテスト対策 ここでいう「テスト対策」とは、 ・大学の定期試験 ・中学・高校の期末・中間試験 といったものに対する対策のことです。   たとえば私は、大学の授業は「自分が興味のある分野の授業についてはある程度きちんと聞く」のですが、「学問的な興味はないけど、単位はとる必要があると思われるもの」については、授業には出るものの、あまり聞いていません。「ここらへん重要だよ、テストに出すかもよ」という雰囲気があるときだけは傾聴します。   総じて、興味のない講義では、テストに及第するための必要最低限の勉強しかしません。ICレコーダーで講義を録音することもしませんし、先生の話や板書をノートにまとめることもしません(学生としての理想像から逸脱していることは間違いないのですが)。 で、大学の授業はたいてい試験というものを伴います。   極力「期末試験で成績が決まる講義」だけを選んでとっているので、当然ながら学期末に試験が集中することになります。 そして私は、その試験日の一週間前から「音読」を中心にした勉強を始めます。 授業のプリント・レジュメ・パワポを集めて、テストに出そうなポイントを中心にひたすら高速音読&準高速音読をするのです。   プリントを音読することによって用語の意味や大まかな知識が頭のなかに入りますし、 音読の量も確保されるので、テスト期間中は相当文章力・思考の速度がドーピングされます。   さらに、「音読→白紙復元」、つまり「今しがた音読したところを空で暗唱しようとしてみる」というテクニックを使えば、 相当な知識の詰め込まれたプリントでもあっという間に頭に入ります(これは私だけの特権ではありません。誰でもできます)。   そしてテストの日を迎えます。 私はテスト勉強は好きではありませんが、テスト当日は好きです。 なぜなら、自分が行っている高速音読・準高速音読の効果が実感できるから。 自分の勉強法は間違っていないんだなと確認できるからです。   「時間内にこれを解け」という外部指令が下ることによって、脳のスイッチが入り、頭は高速回転を始めます。 論述形式のものであれば、設問文を見た瞬間に 「ああ、これはあのプリントのあそこに書いてあったな」 「ほかの学生はたぶんこういうことを書くだろうけど、ここらでGPAもちょっと上げておきたいから、 裏をついてこっちの道から論じてみるか。こうこうこうやって、ああやってこうして、 よし論理的にも破綻はしてないな。これでいこう。あとは書くだけだなー」 くらいのことは考えることができます。   普段はここまで高速で回転しないのですが、なにぶんテスト用に高速音読をしまくっていますから、 脳は完全に「問題解くモード」になっているのです。繰り返しますが、これは別に私だけの特殊能力じゃありません。 高速音読・準高速音読をやっている人なら、誰でもこの程度の思考力を持って当然なのです。   なお、穴埋め問題や選択式問題の場合に至っては、「答えが透けて見える」状態です。 それは、プリントの中身が「音読→白紙復元」でほぼ完全に写真として頭のなかに入っているから。 日常生活ではここまで頭の能力は出ないのですが、音読ドーピング状態だとこのくらいできてしまいます。   で(ここからは完全な自慢です)、たいていの試験で私は一番早く途中退室します。 別に一番を狙ってやっているわけではありませんし、答案の質や文字の丁寧を犠牲にしているわけではないのですが、 なんせ「考える」ということにかける時間が非常に短いので、どうしても早く出来上がってしまうのです。   何度か見直しして、「大丈夫だよな、どこにも直すべきところはないよなあ・・・みんなやけに遅いけど、自分だけが見逃している問題なんてないよなぁ・・・」と思いながら席をたち、 なるべく音をたてないように教室の後ろのドアから静かに退室していきます。   「なんでみんな音読しないんだろう。もったいないよなあ。俺より地頭良い元神童もいるだろうに。 音読の効果を知ってさえいたらみんなも間違いなくやるだろうになぁ~」と思いながら。   後日成績を確認してみると、即席の試験勉強だったにも関わらず、GPAは3.0を越えています。 「授業も聞かず、徹夜もせずに一週間勉強しただけでこれなら・・・まあ、全部A+を狙っているわけでもないし、良いんじゃないの」という感じです。   「ふざけるな、単なるお前の自慢話じゃないか!」と思うなかれ。 私の感覚として、音読(と食事と運動)をきちんとやっていれば誰でもこの程度にはなります。 みんなやらないからできていないだけで、きちんとやればいいだけの話です。   音読は「試験勉強」に効果抜群というのが、私の自慢話からわかりましたでしょうか。 基本的に、「これを理解すればだいたいオッケー!」という教材が決まっているものであれば、 大学の授業であろうと高校・中学の試験であろうと大丈夫です。音読でなんとかなります。   音読で受験勉強 当然ながら、音読は受験勉強にも効果抜群です。   受験生の場合は、なおさら音読すべき。 1.受験生は勉強を優先しやすい・時間を確保しやすい 2.受験の結果いかんによってかなりその後の生活が左右される 3.大学受験で試される「情報処理能力の高さ・思考力の深さ」を伸ばすのに、音読がぴったりである ためです。   受験生であれば、個人差はありますが、1日2~5時間くらい「高速音読・準高速音読」をやってもいいのではと思います。 もちろん、音読によって能力をドーピングしなくても東大なんて余裕だよ、というくらいの地頭を持っている人なら別ですが、 多くの人にとっては音読の導入が言語能力をはじめとした全般的な学力向上に直結します。   私自身(まーた自慢話を始めるよこいつ)、東大受験者がひとりもいなかった感じの高校から東大を受験して かなり良いところまで行けた(4点足りずに落ちた。このせいで説得力が下がる・・・)のは、 音読によって学力を激しくドーピングしたからです。 英語・国語・地歴を中心にして、たしか毎日3-4時間くらい音読してました。   それ以外の時間は主に「高速で一問一答をやる」とか、「模試の問題を解けるようになるまで修正する」とか、 「これと決めた一冊を何度も繰り返す」とかをメインにやっていた記憶があります。   音読を始める前の駿台東大模試(6月だったかな?)ではE判定だったのが、本番では受かる寸前まで行ったのですから、 まあ頑張ったんじゃないかな・・・? と感じます。   実際、東大の不合格通知に載っていた開示得点を見てみると、音読の効果がもろに出る文系科目の点数は軒並み高く(国語は合格者平均47点くらいだったのが68点、英語・世界史・日本史はいずれも合格者平均とほぼ同じだった)、 唯一の苦手科目であり国語力だけではどうにもならない数学ちゃんだけが悲惨な状況でした。   数学だけが鬼門でしたが、音読で文系科目が爆上げされたのは間違いのない事実です。 ちなみに、東大の試験においては「ボーダー付近では、1点の間に15人くらい詰まっている」と言われるので、 四点というのは結構デカかった説がありますが、まあ気にしない気にしない。 不合格通知によれば一応、不合格者のなかではA~DのAランクでしたから。   その後、数学が存在しないという私にとってはパラダイスみたいな某○○○大の後期試験に二連連続二回目の合格を果たし(現役のときも受かったけど蹴った)、 現在に至るわけです。   ・・・というわけで、 音読は受験にも効きます。 特に文系科目には「鬼に金棒」です。 数学についても、ある程度までは(センターで東大受験者の平均くらいはとれる)効果があります。   日々受験戦争のなかで死にそうな思いをしている受験生諸君、ぜひ「音読」をやってみてください。   音読の注意点 ここまで、夜中にやっている通販番組の如く音読をおすすめしてきましたが、 いくらか注意点もあります。   まず第一に、音読を目的としないこと。 特にはじめのうちは、「音読による効果が出すぎて、音読自体が目的と化してしまう」という由々しき事態が起こりえます。 あくまでも、音読は、あなたの目的を達成するためのひとつの手段でしかありません。   第二に、音読による記憶にはコツが要るということ。 前述した通り、「音読に加えて、白紙復元をする」とよいでしょう。 白紙復元とは、「もとの教材を見ないで、ソラで思い出す」ことで、紙に書いたり口頭でやったりします。   記憶力をあげたいのなら「覚え方を工夫する」「繰り返す」「思い出す力を上げる」の三通りのアプローチがありますが、 この白紙復元というのは、「思い出す力」のトレーニングです。 白紙復元を日頃からやっていると、そのうち写真記憶に近いこともできるようになっていきます。「自分は暗記が不得意だ」と思う人にはぜひ一度やってみてもらいたいですね。   私自身「写真記憶なんて、ウッソだろオイ」と思っていたのですが、 白紙復元を毎日の習慣にしてからはあっさりできるようになってしまいました。   音読は、インプットの手段としては、実はそれほど記憶への刻印力の強いものではありません。 ある程度記憶力が上がることは間違いないのですが、それでも、音読単体だと記憶力はそこまで上がりません。 しかし、音読に白紙復元をプラスすることによって、劇的な記憶力の向上が見られます。   第三に、音読と、それ以外の勉強法との使い分けをすること。 いくらなんでも、音読だけで受験勉強を乗り切るのは無理です。   音読によって基礎能力は上がりますが、その向上した能力をどう使うかも大切ですよね。 音読ばかりを礼賛してきましたが、黙読にもいいところはたくさんあります。   とにかく、「なにか極端なものにすがろうとする」のは十中八九間違いです。それはカルトやマルチ商法にどっぷり浸かる人の思考です。   「音読だけですべてがなんとかなるという勘違いはしないこと」にも気をつけてほしい。 当然のことながら、いくら音読で頭の回転が速くなったといっても、知らないテーマで小論文を書くことは難しいのです。   以上の注意点さえ踏まえれば、音読とはなんと素晴らしい勉強法だろう!と心底思っていただけると思います。 まずはやってみましょう。   以上、「音読は、試験対策・テスト勉強にめちゃくちゃ使える」というテーマでお送りしました。

毎朝やりたい! 最高の効率で最高の結果が出る音読の方法

音読は一日何分やればいいか 今回のテーマは、「音読は一日何分やればいいか」について。   東某○○○大の川島教授は一日20分でいいというけど、それだと物足りない。 かといって、2ちゃんねるの音読ジャンキーみたいに一日八時間とか十時間とかやるのも気が引ける。 仕事もあるし、学業もあるし、飲み会もあるし、自由時間を確保したい。   ーー多くの人は、このあたりで悩むようです。 そこで、音読の経験が豊富な私が試行錯誤の結果たどり着いた最高効率の音読の方式と、 それを皆さんの生活に上手に取り入れてもらうためのいくつかのコツを伝授します。   大切なのは「ゴール本位の思考」をすること。手段と目的を逆転させない! このブログで何度も触れていることですが、人間がよくやるミスは「手段と目的がいつのまにか逆転している」こと。   たとえば、 最初はキレイになるためにはじめたお化粧が、いつの間にか「ほかの人よりも高価な化粧品を手にいれる」ことが目的になっていたり。   あるいは、私が造詣の深い(?)野球界では、 「ランニングをすることによって、強い体を手に入れる」という目的だったのが なぜか「野球選手はランニングが命!」みたいな風潮になっています(そもそもランニングで体が強くなるという言い方自体に論理の飛躍がありますが)。   他にも、 「強いチームになるために、とりあえず強豪校の練習の真似をしてみる」 はずだったのが、 「強豪校がやっているから正しいのだ!」にすりかえられたりしています。   (このあたりの例を考えるたびに「やっぱり論理的に考える能力ってとても大切だよなあ」と思います。 資本主義の社会、自由主義の社会においては「他者との競争」がかなり重視されます。 自分がやっていることを冷静に見つめ直す機会が与えられないまま、 これをやればいいのだという安直な選択肢に飛び付いたり、 論理的につじつまの合わないことを思考停止状態で受け入れたりしてしまいがちです)   このような「目的と手段を逆転させる」事態に陥ってしまうと、そこで思考停止してしまいます。 本来は目的のために考えを巡らせるべきなのに、まとめノートの鬼と化した中学生の如く、手段に依存するようになるのです。   あくまでも、「音読は、ゴールを達成するためにやるのだ!」ということを忘れないようにしてください。 音読は目的にはなりません。   私の場合、ひとつのゴールは「理不尽な死(=戦争・病気・飢餓・事故・災害・自殺・殺人)のない世界を作ること」です。 そのゴールを達成するためには、たとえばブログで稼いだお金で、事故や災害を防ぐ道具をつくっている会社に投資したり、 作家業で得た収入を使って会社を立ち上げ、飢餓状態にある人々が食料的自立を果たせるように援助したり、 あるいは、世界各国の要人と対等に話し合えるだけの頭脳を手に入れたりする必要があります。   私は、そういった「ゴールを達成するための必須条件」をクリアするためのツールとして音読を利用する、と決めています。 部屋のなかで一人で音読しているだけでは何も変わらないし始まらないからです。 あくまでも、ゴール本位の行動をする。   たしかに音読は素晴らしいツールです。 これほどまでに広範囲に渡って効率よく能力を開発できる方法論は他にはありません。   しかし、ツールはツールであって、目的ではありません。 そのツールを使ってあなたは何をしたいのか? それを考えた上で、目的に見合った分だけ音読をするようにしてください。   私の音読ルーティン;「頭の回転を速くしつつ、精神的落ち着きを得ながら、専門分野の勉強にもなる」一石三鳥のやり方 では、実際にどのように音読をすればいいのか。 私が現在行っている音読のルーティンは以下の通りです。   まず、口・舌の筋肉のウォームアップを兼ねて、朝ごはんをよく噛んで食べます。 「自分が今食べている食事が、自分の身体にエネルギーを補給して元気にしてくれる。 頭の回転も速くなり、身体の中にあった毒素的なものを残らず一掃してくれる」 というイメージをしてから食べます。 「よく噛む」ことはリズム運動ですから、精神に落ち着きを与えるセロトニン分泌の助けになります。   それから、食後は五分間瞑想します。   瞑想が終わったら、 「5~10分程度高速音読 → 20分程度準高速音読 → 5分前後瞑想」を2~3セット。 声の大きさは、読み上げるスピードを最大化するために「つぶやき程度の声」にします。     また、音読の際の呼吸としては、「深く息を吸い込んでから、その一息で行けるところまでいく」ことにしています。 音読そのものに心を落ち着かせる効果があります(セロトニンが出ます)が、 それに加えて深呼吸(これもセロトニンが出ます)を行いながら音読するわけです。 また「一息で行けるところまで行く」という意識を持つことによって、音読がゲーム感覚になり、速く読み上げることが楽しくなります。   音読する教材ですが、昔は「難しくて黙読できないが、音読なら読み進んでいけるもの」を音読していました。 しかし、「理解できないものを音読しても理解できない。これでは時間を無駄遣いしているのではないか」と思ったため、 「音読でも理解できる難易度で、かつ、今興味のあるもの」を音読することにしています。 最近では「人工知能は人間を超えるか」、「哲学的な何か、あと科学とか」、「現代洗脳のカラクリ」などを音読しました。日中にもこういった本を読むので、つまりは「黙読の続きとして音読する」スタイルです。一冊の本を読み終えるスピードも速くなります。興味のある本を読むわけですから精神的負担もかかりませんし、どんどんその分野に詳しくなっていきます。   音読の長所として「書かれている内容が音読で理解できるレベルであれば、その内容が身体に入ってくるため血肉になりやすい」という点がありますから、現在のやり方はかなり効果的です。理解できるし、定着もします。   音読時の姿勢ですが、気分によりけりでやっています。 ベッドに腰掛けながら音読することもあれば、歩きながら音読することもありますし、ベッドに寝そべりながら音読することもあります。ここらへんの使い分けは、完全にその日のテンションによります。   ここまで、起床してから、アファメーションを行って、洗顔して、朝日を浴びて、食事して、音読が終了するまでだいたい二時間前後になります。   毎朝これをやるようにしてから、その日一日頭の回転が速い状態が持続するようになりました。 授業中に眠くなることもありませんし(そもそも私はほとんど授業を聞かないのですが)、 日中に文章を書く作業をしていても、はかどり方が全然違います。   私の現在の音読スタイルは、 「セロトニンが出やすいようにしてあるので、抜群の精神的安定が得られる」こと、 「朝食後というタイミングで高速音読をやることによって、その日が終わるまで頭の回転が速い状態が持続する」こと、 「興味のある本を高速で音読するため、専門用語を習得できるし、その分野に詳しくなれる」こと、 この三点において、これまでのいかなる音読法よりも優れているのではないか、と思っています。   (なお、学校が休みだったり、朝から文章を書きたくなったりした場合には、あえて音読を休むこともあります)   長時間音読は「初期」か「脱引きこもりのため」か「たまに」でいい 二時間を越える音読を、私は「長時間音読」と呼んでいます。   正直な話、私は最近、あまり長時間音読はしません。 「長時間音読すると、ほかのことができなくなってしまうから」という理由もありますが、それよりも、 「こういう場合であれば長時間音読してもいいんじゃないか」という線引きができるようになったからでもあります。   2ちゃんねるの音読ジャンキー、という言い方を私はよくするのですが、音読ジャンキーになってもいいのは 1 「音読をはじめたてで、どういう効果があるのかわからない人」 2 「ニート・引きこもり状態にあるため、時間が有り余って仕方がない人」 3 「普段は1~2時間程度の音読だけで十分だと思っているけど、たまには気晴らしで何時間も音読してみたい人」 だと思っています。   1 音読初心者の場合 1については、たとえば、それまでほとんど音読をしたことのなかった人が、 いきなり三時間くらい頑張って音読してみる、という場合です。 まったくの音読初心者が三時間をいきなりやる場合は、かなり効果が強烈に実感されるはずです。   私自身、はじめて長時間音読をやってみたときの衝撃は忘れません。 けっこう頑張って三時間くらい音読して、ちょっと休憩してから文章を書き始めてみたのですが、 言葉が次々にあふれでてきて筆が止まらず、「なんじゃあ~こりゃ~」という感じでした。   ですから、「音読の効果を体感するために、初心者が長時間音読する」。 これはアリでしょう。   2 脱ひきこもりしたい人 私は、基本的には性善説の立場をとる人です。 遺伝的・環境的に不可逆な精神的欠陥を持った人でない限り、人間はなるべく「良い方へ良い方へ」と行こうとするはずです。   「世の中に貢献できる強みを作るために意図的に一定期間引きこもる」人もいますが、 たいていのひきこもり状態にある人は、根本的には自分という存在をもっと向上させたいと思っているはずです。   ニート・引きこもり状態にあって時間が有り余っている人にも、音読はおすすめです。 「音読を続けて脱引きこもりした」という体験を語っている人もいます。 匿名掲示板の書き込みではありますが、音読関連でのステマというのは考えられにくいですから、本当の話だと私は思います。   引きこもりの人ならば、時間はあるはず。 そのうちの何時間かだけでも音読するようにすれば、 言語野・前頭前野をはじめとする「ほかのひととコミュニケーションするための部位」が鍛えられて、 多くの場合、自然と対人能力が戻っていきます。   (もちろん音読だけではなく、過去のとらわれから脱するための様々な手段を試してみることも効果的です。食事を変える、習慣を変える、など)   3 たまには長時間音読するかー、という人 私がいままさにこれです。 2・3週間に一度くらいのペースで、「たまには長時間音読してやるか」というくらいの感じでやります。   日常でブログを書いたり文章を練ったりしているので、音読をあまりしなくても、思考能力自体はそれほど落ちません。 それでも、 「ちょっと最近、音読で思考力をガツンとあげてないなー」 と感じたら、暇になり次第長時間音読をやることはあります。   原点に戻るというのでしょうか、不調に陥ったスポーツ選手が基本技術を見直すような感じで、 ほんのたまに、音読しまくってみることもあります。   以上挙げた三つのケースに該当しないひとは、基本的に長時間音読はしなくてもいいんじゃないか、と私は思います。   音読をする時間帯;もっとも相乗効果の高い時間帯を選ぼう ちなみに、音読を朝にやるのも特別な意味があります。 まずは前述の通り「朝に頭のエンジンをかけてやる」こと。   朝食もそうですが、毎朝日光を浴びることも継続しています。 日光は、「朝が来たと脳に知らせるため」に浴びます。日光を浴びるとセロトニン分泌が始まるからです。 あまり知られていないのですが、セロトニンは「人間の意識覚醒レベルを引き上げる」神経物質なのです。   そして、朝のうちにセロトニンを出しておくことによって、夜にセロトニンがメラトニンという睡眠物質に変換されて、 寝付きが良くなります。夜に高速音読をすると、逆に頭がさえて眠れないかもしれません。   音読は、いろいろな相乗効果を期待するのであれば、できるだけ「朝」のうちにやることをおすすめします。     今回のべてきたように、音読というのは、やり方しだいで効果が二倍にも三倍にもなります。 私よりあとに音読をはじめた人が私と同じ轍を踏まないようにと思って、 自分が考えた音読の方法論を書きました。 皆さんはぜひ、今回の記事でのべたような情報を上手に活用して、もっともっと快適な人生を送ってください。      

音読の限界速度が上がれば、頭の基本回転速度も上がる

音読の限界速度が上がれば、頭の基本回転速度も上がる 高速音読と凖高速音読 このブログでは何度か「高速音読」についての記事を書いています。 なぜ「高速音読」を重視するのか。   音読をするうえで肝となる意識は、 「最高速度を更新し続ける気持ちで読み上げる」 ということです。   なぜそうするかといえば、脳はすぐサボりたがるから。 脳という器官は実に手抜きが上手で、常に「もっともっとできる!限界を更新しろ!」という勢いでムチを入れてやらないと、 「ま、このくらいでいっか」というコンフォートゾーンに浸ってしまいます。   「限界を超える」という刺激がないと、脳はすぐに 「よし。余力がある。70パーセントの力しか使ってない。余裕だな。いっちょさぼるか」 と休み始めるのです。   その怠惰を許している限り、音読の効果は半減することになります。 「順高速音読」でも効果は十分にあるのですが、 そもそもの目的の一つである「思考速度をアップさせる」「頭の回転速度を上げる」という目的がハンパなままになってしまうのです。 (参考:「ドン引きするくらい頭が良くなる! 「イメージしながら高速音読」の圧倒的効果」)   ですから、「限界を超える速度」を極力維持したまま音読をし続ける必要があります。 しかしこれが結構難しい。 気を抜くとすぐに「凖高速音読」になってしまいますし、そもそも高速音読はかなりの精神的スタミナが要ります。   私の場合、「高速音読」は、フルパワーを連続でやればだいたい5~10分程度が限界となります。 「凖高速音読」であれば20~30分程度です。 「準々高速音読」(気持ち速めに読み上げる)なら、調子が良ければ一時間くらい連続してやることができます。   ですから、私は朝食後の舌が回りやすくなっている時間帯に、 「5~10分高速音読 → 20~30分凖高速音読 → 5分瞑想・休憩」を2~3セットやることにしています。 体調やその日の気分・予定によって微調整はしますが、だいたいこのルーティンを続けています。 精神的なスタミナには個人差もありますから、各々最適解を見つけてください。   またそれに加えて、時間があって、かつ「集中して黙読するだけの精神的エネルギーが残っていない」か「最近なんか頭のキレが鈍ってるような気がする」ようなときは、 2~3時間、音読でも理解できる程度の難易度の本を読み続けることもあります。 だいぶ前であれば一日8時間くらい読んでいた時期もあったのですが、 ここまで行くと目的と手段が逆転している(音読が目的になっている)ような気がします。   「音読がどれだけ脳に良いのか確かめたい」という意図のもとで8時間とか10時間とか音読し続けるのは良いと思いますが、 毎日やれるものではありません。長時間音読は、基本的には「暇な人用」か「音読の効果を本当に実感したい人用」です。     なお、最高速度を更新するつもりでやるのであれば、声は張り上げないほうが良いと思います。 むしろ、小声でささやくようなトーンが適しています。   「ハイスピードツイート・リーディング」という名称があるように、まさに「つぶやく」=「ツイート」するくらいで丁度よいでしょう。   だいいち、声を張って高速音読というのは声帯が疲れます。 声が大きいと読む速度も大して上がりません。 もしもあなたが、みんなに称賛される「ナイスボイス」を目指したいのであれば、 高速音読ではなく、音読の速度を落として「朗読」にすべきだと考えます。   音読する目的が「頭の回転を速くしたい」ならば、あくまでも「つぶやくような声の大きさで」高速音読し続けることをお勧めします。   また、「音読するとき用のセルフトーク・アファメーション」も有効でしょう。 音読をする合間合間に、「ロッキー」のコーチみたいに「もっとできる! まだまだ速くなる! もっと速く読み上げることができる!」と 自分の意識にはたらきかけてやるようにすると、より音読にメリハリが出てきます。   自分で自分に言い聞かせるよりも、そういった仮想コーチ的な存在を音読時だけ雇っておく(イメージしておく)のも手です。 松岡修造さんとかアントニオ猪木さん的な。   この音読時のセルフトークを継続していくうちに、「自分は高速で音読できる人間なんだ」というセルフイメージができていきますから、自然と読み上げるのがスムーズに、そして高速になっていきます。 そうなれば、大した精神的労力を要することもなく高速で読めるようになっていきます。   なぜ頭の回転速度も一緒に上がるのか? 高速音読の速度が上がっていくにつれて、頭の回転速度もどんどん上がっていきます。 理由その1 刺激→反応のサイクルが高速化される   理屈は単純で、まずは 「高速音読によって、刺激にたいする反応速度がどんどん高速化されていくから」です。   高速音読と言うのは、「できるだけ高速でジャングルの中を走り抜けること」と似ています。 目の前にある障害物や足元の状況などを敏速に察知しつつ、素早い体の反応で進んでいく。 目の前にある文章の発音を迅速に把握しつつ、できるだけ素早い脳の反応でクリアしていく。   高速音読では、「刺激!→反応!」のサイクルをできるだけ高速で回していくことが求められます。用は、高速音読をすることによってその「→」にかかる時間が限りなくゼロに近づいていくのです。頭の回転が遅い人は「グズグズするな!」と言われますが、その「グズグズ」というのはこの「→」にかかる時間が長い人を指します。   実際、人間の脳というのは「入力に対して出力する」という演算装置である、という側面を持っています。脳科学の本をよく読む人であれば、「人間の出力依存の装置である」という言い回しをよく目にすると思いますが、まさに「刺激→反応」のために作られた装置なのです。 音読が「目で見る→頭の中で処理する→読み上げる」というプロセスで行われることを考えると、音読とは「入力にたいして出力する」という練習にもなる、といえます。   そして、高速音読によって「刺激にたいして高速で反応する」という処理を積み重ねていくことで、絶対的なスピード感についていけるようになり、頭の回転も速くなっていきます。 高速音読とは「刺激を認識する→頭で演算する→反応を出力する」という一連の流れを高速化していく、ということなのです。 この点において高速音読の右に出る訓練方法は存在しません。   せいぜい近いところで、障害物や地面の凹凸の多いところで行うジョギングや、テニス・卓球・サッカー・バスケットボールといった高速反応を連続で行うことのできるスポーツがあげられるくらいでしょう。   「高速音読で、入力→演算→出力のサイクルが高速化する」。 これが「音読で頭の回転が速くなる」第一の理由です。 コンピュータでいえば、単純にCPUの処理性能が上がるということになります。   理由その2 人間の思考様式に応じたチューンナップができる 第二の理由は、「人間は言語・イメージを用いて思考する」ということに起因します。   人間というのは思考をする動物です。 思考の際に用いられるのは、大多数の人では「言語」であり、比較的少数の人では「イメージ」だとされています。 一般的に「左脳中心」「右脳中心」あるいは「論理型」「直感型」という分類がなされますが、 「左脳中心・言語・論理型」が多数派で、「右脳中心・イメージ・直感型」が少数派だと言われます。 (このような脳機能局在論に対して異論を唱える学者もいるようですが、ここでは触れません)   まず「左脳中心・言語・論理型」の人々の思考様式は、「言葉によって、直線的でシリアルな処理をする」というものです。 このタイプの人は、頭のなかで言語を使って考えます。 入試数学の問題を解くときでも、 「えーと・・・与えられた条件がこれで、示すべき結論がこれだから・・・ 結論から逆算して・・・式をこうやって変形して・・・これにこれを代入して・・・」 という感じで、直線的な処理を試みます。   直感的に把握するという芸当は不得意ですが、ひとつひとつ積み重ねるようにして論証していけるのがこの左脳言語型の強みでもあります。   一方で、「右脳中心・イメージ・直感型」は「視覚を中心とした感覚的なイメージを用いて、並列的に処理する」点が特徴になります。 一般的に、「数学者は右脳中心」と言われることが多いようです。 実際、数学がデキる人の間では「問題を見た瞬間に答えが見える」という感覚があるそうですが、それはまさにこの「並列処理」の賜物です。頭のなかで並列処理ができるからこそ、証明のプロセスをいっぺんに片付けることができる。 逆に、論理型の人は単列のシリアル思考ですから、「いっぺんに答えまで見える」ことは原則的にありません。少しずつ証明が進んでいって、だんだんいい感じになってきて、答えが見え始める。そういう感覚です。   つまり、右脳中心・イメージ・直感型の人は、一気に情報処理をこなすことができるという強みがあるということになります。 ここまで読んできた方の多くが気づいたことと思いますが、頭の回転の速さで勝っているのは圧倒的に「右脳型・イメージ処理」の人々です。パラレル思考ができるわけですから、言語型のシリアル思考に比べて数倍の速さで処理ができるというわけです。逆に言語型の人は、言語のメモリ占有率が大きいためにボトルネックとなってしまい、単列でちまちまとした処理をせざるを得ないといえます。 (当然、右脳・左脳をバランスよく使うタイプもいますが、その場合は両方の強みをあわせ持っていると考えてよさそうです)   音読は、この両タイプに効果的です。   まず、左脳中心・言語・論理型の人にとっては、前項でも述べた通り、単純処理速度の向上がもたらされます。 単純処理の速度が上がると、その余力を、ほかの思考に回すことができるようになります。 それまでは言語を操るだけでいっぱいいっぱいだったのが、高速音読によって単純処理能力とワーキングメモリ(並列処理のための領域)が増大すると、言語のメモリ占有率が下がって、言語という思考エンジンを二つ三つと搭載できる余力が生まれます。 つまり、単列のシリアル思考から、並列のパラレル思考へと進化できるのです。   右脳中心・イメージ・直感型の人にとっては、音読は「イメージでの思考に、言語的な確実性が出てくる」「イメージ処理の速度自体が上がる」というメリットがあります。   イメージだけで処理することの唯一の難点は、「直感的イメージを、みんなにわかるような言語情報に変換する作業は、意外と骨が折れる」ということです。イメージ・感覚的な話というのは自分や仲間には通じても、世の中の多数派の人々はあくまでも言語処理主体なので、言わんとすることを伝えられないのです。 音読によって言語野・前頭前野が鍛え上げられると、その翻訳作業が格段に楽になります。 つまり、音読は、高校生によくいる「数学の問題を、自分では簡単に解けるけど、ほかのひとに教えるのが苦手」という典型的な教え下手タイプの人にとっての福音になるのです。独りよがりの内的世界だけですべてを完結させるのも結構ですが、どうせなら世の中の多数派の人々に対して「こういうやり方があるんだよ」と教えてあげることも必要ではないでしょうか。   さらに、右脳中心タイプの人がもともと持っている頭の回転の速さについても、音読でいっそうの磨きがかかります。 「刺激→演算→反応」というサイクルの高速化自体は、右脳中心タイプの人にも効果的なのです。   実際、典型的な右脳中心タイプである苫米地英人氏(共感覚持ちです)は、 自らがアメリカのNDT方式のディベートチームの一員だったころに徹底的な高速音読訓練を施され、 その時期に読書速度が飛躍的に向上した、と述べています。   「イメージに言語が混ざると思考が遅くなるのではないか」と思われるかもしれませんが、もともとイメージ主体の情報処理ができているのですから問題ないはずです。右脳中心の情報処理を行う人であっても、音読特有の「入力→演算→出力サイクルの高速化」の恩恵を十分に受けることは可能なのです。   限界速度が上がると、平均速度も上がる 以上述べてきた通り、音読は 1 頭の最高速度を上げるのに最適 2 単列処理しかできない人でも並列処理ができるようになる 3 並列処理ができる人はもっと速くなる というメリットがあります。 総じて言えば「音読は処理速度をあげる」。 これにつきます。   特に、1の「頭の最高速度を上げる」については、 「最高速度が上がるほど、普段の平均思考速度も向上する」という素晴らしい効果を生みます。   たとえば、100メートルを10秒00で走れるアスリートにとっての「6割」は、一般人の全力疾走くらいでしょう。 一般人にとってはヒィヒィハァハァという感じでしょうが、アスリートにとってはいくらでも走れる強度です。 最高速度が上がれば上がるほど、手を抜いているときでも速い速度がキープされるようになるのです。   まさにこれと同じメカニズムで、 「音読によって思考の最高速度が上がっている人にとっての手抜きが、一般人の全力である」 ということが起こるのです。 なんであいつはあんなに頭の回転が速いんだろうと言われるタイプの人に近くなります。   実際、これは普段から高速音読を日課にしているとわかります。 これまでであればかなりハードだった速度が、どんどん自分にとっての心地よい速度に変わっていくのです。 この感覚に関しては、実際に高速音読をやってみないことにはわからないと思います。   ぜひ、高速音読を毎日の日課にしてください。 まさに「劇的に頭がよくなるとはこういうことか」という実感が得られますよ。  

脳を変えたいなら、「物理的に」かつ「情報的に」はたらきかけるべし その2

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、前回記事「脳を変えたいなら、「物理的に」かつ「情報的に」はたらきかけるべし その1」の続きです。 前回は「物理的に脳に介入する手段」について述べました。 今回は、「情報的に脳に介入する手段」を簡単に紹介します。 脳を変えたいなら、「物理的に」かつ「情報的に」はたらきかけるべし その2(情報編) 「情報的」に脳を変える二大手段:①苫米地氏の本を読む ②瞑想する 前回取り扱ったのは、脳に対して「物理的に介入する」方法です。 パソコンでいえば、ハードウェアそのものをアップグレードしたり、メモリを拡張したり、という方法ですね。演算するための基礎能力を向上させたわけです。   今回は、脳のソフト面を改善します。 つまり、脳という情報処理装置で行っている「演算のやり方自体」をより良いものに変更してやる、ということになります。演算のための基礎能力が向上したら、今度はその「演算のやり方自体」を変えるのです。これまで使っていた旧式のアプリケーションに見切りをつけて、新しく使い勝手のいいアプリケーションを入れましょう、ということです。 これが、「脳に対する情報的介入」です。 まだ理解しづらいかもしれませんが、じきにわかってきます。   「脳に対する情報的介入をするための方法」として、私は二つのことをおすすめします。 まず一番は「苫米地英人の本を読みまくる」こと。 そして第二に「瞑想する」こと。 この二つを実行していただければ、脳に対する情報的アプローチは十分です。   なぜこの二つなのか? ①苫米地本の利点 なぜわざわざ苫米地氏の本を推すのかといえば単純で、 それは「メソッドの練られ具合・役立ち度が、あらゆる自己啓発本のなかでダントツで一番だから」です。 (こんなに必死こいて推すと「うわ信者かよ気持ち悪っ」と思う人もいるかもしれませんが、実際役に立つからこそこんなに推しているのです)   そもそも、苫米地氏の本のもとになったものは何かといえば、米国のルー・タイスというおじいさん(故人)が考え出した「コーチング」という技術体系です。ルー・タイスをご存知ない方のために説明しておくと…… ルー・タイスはコーチングの創始者とよばれ、現代のコーチングの基礎を築いた人物として40年に渡り人材教育に携わってきました。さまざまな機関・企業などで採用され、素晴らしい成果をおさめてきました。 ・米国防総省 ・NASAを始め各国政府機関 ・優良企業(フォーチュン500の62%の企業など) ルー・タイスのコーチング・メソッドは、複数の有力大学の研究を経て科学的な裏付けが繰り返され、今日のメソッドに集約されています。こうして、政府機関や多くの大企業が高い信頼性を認め、組織的教育ツールとして導入しています。 2008年北京オリンピックに於いては、オリンピック委員会はじめ中国の各種目代表チームや米国の水泳チームが公式導入し、輝かしい成果をおさめました。 1980年代からは、南アフリカのアパルトヘイトや北アイルランドの宗教紛争の撲滅を支援する社会活動も活発に展開しています。近年では“ベターL.A.プロジェクト”として、ロサンゼルス市の青少年の凶悪犯罪撲滅キャンペーンを展開し、多大な成果をおさめました。 (TPIEコーチ鈴木律子氏のHPより) ルー・タイスが編み出したコーチング・メソッドだけでも40年以上の研鑽の歴史があります。 そのルーの弟子であり、ルーのコーチングメソッドを十分に受け継いだ苫米地英人氏(TPIEをルーと共同開発されています)ですから、「人生を素晴らしいものにするにはどうすればよいのか」を知り抜いています。   おまけに、苫米地氏はとんでもなく頭が良いんです。 どれくらい頭がいいのかのエピソードを連ねるとものすごい文字数になるので省きますが、 私は個人的に「現代日本で一番頭いいのってひょっとしてこの人なんじゃね?」くらいのことは思っています。 よく某掲示板で「頭がいい芸能人って誰?」みたいな話題になりますが、この人はそういうレベルをそもそも超越して、妖怪とかもののけの域にいるとしか思えません。   私が「苫米地信者」なのもまさにその理由ゆえです。 「私の観測史上最も頭のいい人が、アメリカの最高峰の自己啓発手法を学んだ」 わけですから、この人の思考法を学べばいいじゃん、という話です。 根も葉もない噂を立てられたり、根拠もなしに胡散臭いと決めつけられたりしている人ではありますが、私はこの人の言うことに相当の信頼を置いています。   ……そういうわけで、私は「脳を情報的に変える」ための手段として、 「苫米地英人氏の本を読んだらいいよ」とおすすめしているのです。 自己啓発系の著書もありますが、政治・歴史・ディベート・科学・宗教・コンピュータサイエンス・数学・哲学といった幅広いジャンルで執筆している人ですから、読んでいて飽きません。そして役に立ちます。   この人の本を読んでいくうちに、自分の思考を邪魔していた思い込みが外れたり、 こうすればいいんだという方向性が見えて人生が楽しくなったり、 いつの間にか「過去へのとらわれから解放された自分」を発見して嬉しくなったりします。   ここまで私が勧めるんですから、ぜひ何冊か読んでみてください。 苫米地英人氏の著書は「あなたの脳を情報的に変革してくれる本」です。 実に応用が利きますし、読んでいても楽しい。 この人の本を血肉にするということは、あなたの脳に「とてつもなく便利で有用なアプリケーションを入れる」ということです。   ②瞑想 二つ目は「瞑想」です。   最近、「マインドフルネス」が流行っています。 仏教の修行法である「瞑想」を、欧米のエリートたちは「マインドフルネス」と呼び、こぞって取り入れています。瞑想には、目先の利く彼らエリートが選択しているだけのメリットがあります。   私も実際、毎日30分ほどの瞑想を日課にしています。 「25分音読→5分瞑想」を一日3セット。 それに加えて、「ちょっと疲れてきたかな」と思ったら作業を中断して5分くらい瞑想するようにしています。   瞑想をすることによるメリットは何かといえば、 「常に平静でいられる」、これに付きます。 瞑想を続けていると、確実に「感情によって苦しめられる」ことが減ります。   たとえば、うまくいかなかったからといってイライラすることもなくなりますし、 これまでであれば感情が乱れていたであろうことに対しても平常心で処理できるようになります。   「これは音読でもなかなか手に入らない感覚だよな」というのが率直な感想です。 瞑想をしないとこういう平静さは身に付かないだろうな、という感じですね。   具体的な瞑想法はグーグルで「瞑想 やり方」とでも調べればいくらでも出てきます。 自分の好きなやり方を選択して、毎日の日課にしてみてください。   私の場合では、毎日30分くらいを三日ほどやった時点で 「あれ?そういえば最近イライラしてないな」 という実感がありました。   苫米地氏の本を読むこと、そして瞑想を毎日の日課にすること。 この二つを両方ともやれば、間違いなくあなたの脳は「情報的に変革」されます。   まとめ + もっと頭が良くなりたい人のための本 前の記事から述べてきたように、 もしあなたが自分の心を変えたいのであれば、 「物理的にアプローチしつつ」「情報的に介入する」のがベストな選択肢 であることは間違いありません。   片方だけではかなり苦しいと思います。 前回の記事と合わせてまとめると、 「物理的に脳を変革する手段」としては、 ①運動 ②食事(分子整合医学、特にビタミン・ミネラルのバランス) ③音読 これらは、脳という情報処理装置の基礎スペックを上げるためのもの。   それと並行して、「情報的に脳を変革する手段」も取り入れる。 ①苫米地英人氏の本を読む ②瞑想を日課にする  こちらは、脳という情報処理装置にインストールされている「アプリ」を、より良いものに取り替えるということ。   この二つの「物理的&情報的アプローチ」をしていけば、あなたの脳は間違いなく変革され、心のあり方も劇的に変化します。   以上が「脳を変革する方法」の要諦です。 現代日本という変化の激しい時代では、自分から進化していかないことにはどんどん置いてけぼりにされていきます。 ぜひ、あなたの脳を劇的に変革して、楽しい人生を送ってください。   では、グッド・ラック! 【頭が良くなる音読法のすべて】に戻る   ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 告知です。 「頭が良くなる書籍や食品をまとめてほしい」という要望にお応えするために、 「BRAIN SHOP」というのを開設しました。「読書奴」の公式ストアです。 頭が良くなりたい人のための書籍、食料品、サプリメントを取り揃えています。 ぜひお越しください。 また、以下に頭が良くなる方法・勉強法・読書法関連のおすすめの本を挙げておきます。 こちらもぜひどうぞ。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」 <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」 ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――

脳を変えたいなら、「物理的に」かつ「情報的に」はたらきかけるべし その1

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今日は、「脳の変え方」について書きます。 「認知症」という病気があることからもわかるように、われわれ人間は自己の内外の情報を「認知」することによって生きています。そして、その認知を担うのが「脳」という器官です。 脳の調子によって認知が左右されるわけですから、認知能力を向上させたいのであれば「脳を変える」ことが必要です。 今回の記事では、「物理的」「情報的」という二つの側面から脳を変える方法について述べます。 「脳を変える」には、物理的かつ情報的に働きかけるべし 「情報的な脳」と「物理的な脳」という二つの側面 脳というものを考えるとき、「機能的」と「物理的」という二つの側面から考えることができます。   簡単に言えば、 機能的とは「脳がどのようにして認知・意志決定・思考をしているか」というソフト面のことであり、 物理的とは「脳の物質的状態が、どのように認知・意思決定・思考と関係するか」というハード面のことです。   学問・技術で言えば、前者が「心理学」「NLP」「精神分析」「コーチング」「認知科学」などで、後者が「大脳生理学」「脳神経科学」「脳科学」といったものに相当します。 (なおここでは、「機能的」という言葉は直感的に分かりづらいので、私は「情報的」という用語を勝手に使っています。情報的存在としての脳、と読み替えるわけです。機能的→情報的、と置き換えてください)   したがって、人間の認知をつかさどる「脳」(=心)に変更を加えたいのであれば、 脳に対して「情報的」にはたらきかけるか、「物理的」にはたらきかける必要があります。   物質としての脳 この項ではまず、「物理的な存在としての脳を変える試み」について触れましょう。   脳というのはあくまでも物質です。 脳は心臓や胃と同じく体の中のいち器官ですから、脳が物理的に破壊されれば人間は死に至りますし、 実際、脳自体の活動も「電気信号の伝達と化学反応」によって担われています。 したがって、あなたの心のあり方を変えたいのであれば、「物理的に脳に介入する」というアプローチがかなり有効なのです。   物理的に脳に介入する……というと、おそらく皆さんの多くは、ロボトミー手術やてんかん手術、うつに対する電気ショック療法などを思い浮かべると思います。 しかし、そこまでショッキングな方法を採らなくても、私たちの身近には「脳に物理的に介入する」例があふれています。     たとえば、「薬」なんかはまさにそうです。 車の酔い止めは主成分としてメクリジンを含み、このメクリジンがヒスタミンH1受容体のはたらきを阻害します。これによって、酔う→気持ち悪くなって吐く、という流れがストップします。   そのほかにも、ADHDやうつ病・統合失調症などに投薬が有効だとされています。   ADHDにはコンサータやストラテラという薬を服用することが有効です。 コンサータは神経伝達物質ドーパミンの再取り込み(せっかく出したものが回収されてしまうことを再取り込みと言います)を阻害します。これによってADHDのAD(不注意・注意散漫)が改善することになります。 ストラテラは神経伝達物質ノルアドレナリンの再取り込みを阻害します。これによってADHDのHD(多動性)が改善されます。 以上二つのいずれも「脳内物質」に対して作用を発揮するものです。   また、うつ病の人が精神科に行けば、プロザック等のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が処方されます。 SSRIの作用によって、落ち着いた気分にさせる脳内物質「セロトニン」の再取り込みが阻害され、精神的に安定した状態になりやすくなります。 こちらもやはり、「脳内物質」にはたらきかけています。     これらの薬の例からわかるように、「脳に対して物理的にはたらきかける」というアプローチによって、確実に心の状態も変わります。   「物理的」に脳を変える手段:「食事」「運動」「音読」が最優先 では、「物理的に脳にはたらきかけることによって心を変える」手段にはどんなものがあるのでしょうか。   私が特におすすめするのは 「食事」「運動」「音読」 です。 この三つを徹底してやれば、確実に、脳の機能が向上します。   「食事」によるはたらきかけ:分子整合栄養医学 これまでの精神科医による薬漬け療法、あるいはカウンセラー中心の精神分析的療法に対して 「ちょっと待って、それらって根本的な解決にはならないよね!?」と挑戦状を叩きつけたのが、 ビタミン・ミネラル等の食事バランスを改善することによって精神状態の根本的改善を図ろうとする「分子整合栄養医学」です。   分子整合医学は、 「精神だけに働きかけるのは時代遅れ、薬だけに頼るのも根本解決にはならない。」 というスタンスをとります。 「我々の心を動かしているのは脳であり、その脳を動かしている源は、日々われわれが口にしている食料なのだ。だから、心の病を治すなら、食事によるアプローチを最優先すべきだ」ということです。   これは実に理にかなったアプローチで、むしろなんで今まで「栄養と心の病の関係」が考えられてこなかったのかと思わせられますが、製薬会社の都合なんかもあったのでしょう。   第一、我々人間はみな最初は受精卵の大きさ(1ミリ程度)からスタートして、そこから二十年かそこらで1メートル後半まで大きくなるわけです。その成長のエネルギー・材料になっているのは「食事」以外にありえないのです。自分が口にしたものが、自分の体を形成し、自分が思考したり運動したりするときの唯一のエネルギーになるわけです。   さらにいえば、現代というのは「コンビニ弁当・インスタント食品・食品添加物・甘いもの・ハイカロリーなもの・ジャンクフード」の氾濫する時代です。どう考えても体にあまり良くない食べ物を小さいころから大量に食べ続けてきた現代人の心身が「大丈夫」なわけがありません。   この項では「食事がいかに重要か」を述べましたが、「実際にどういう食事をとればどうなれるのか」について述べた本としては以下の二冊をおすすめします。どちらも分子整合栄養医学を支持するお医者さんが書いた本です。 ・「心の病は食事で治る」 ・「食事で治す心の病」 食事法についてはこのブログのなかでいずれ触れる予定ですが、今は深入りしないことにします。 (とりあえずの手段としては、「マルチビタミン・ミネラル」「ビタミンB群」「ビタミンC」を摂取する + 低GI食品を摂取する、あたりから始めるといいでしょう)   「運動」によるはたらきかけ よく言われることですが、 「ランニングをするとワーキングメモリーが拡張されて要領が良くなる」 「一日○○分の有酸素運動をすればセロトニンが出やすくなって落ち着きが出る」 「筋トレをするとテストステロンが出たり、ドーパミンやセロトニンが出たりして、精神に良い影響を与える」 いずれも科学的な裏付け・エビデンスのあることです。   欧米のエリートたちの中には「早起きして運動する」を習慣にしている人が多いのですが、それは彼らが、「運動が脳に対して物理的な貢献をする」ということをよくわかっているからです。 実際にどのような運動が効果的かについては、過去記事 「他人事じゃないぞ。「注意欠陥多動性障害=ADHD」は、「運動」で良くなる!」 をご覧になるか、 または、外部記事では 「「脳を鍛えるには運動しかない!」理由読んでうつ対策に適した運動やってみる」(この夜が明けるまであと百万の祈り)あたりが参考になります。   また、書籍「脳を鍛えるには運動しかない!」もおすすめします。   ……あるいは、2ちゃんの情報では 「ADHDとコミュ症を自力で克服しつつあるから方法語ってく」(2chコピペ情報局) 「ADHDの奴は高負荷の有酸素運動やれよ。音読も効果的だぞ」(凸凹ちゃんねる) あたりが面白いでしょう。   「音読」によるはたらきかけ このブログでさんざん扱っているテーマです。   比較的新しい記事でいえば、 ・数ある勉強法のなかで唯一「脳の機能がダイレクトに向上する」のが音読! ・音読によって、ワーキングメモリが拡張される この二つを読んでいただければ、「なぜ音読は、物理的に脳に介入するための優れた手段なのか」がわかると思います。     以上、「脳に物理的に介入する方法」として食事・運動・音読を紹介してきました。 少なくとも、私が考えるところでは、うつやADHDといった疾患を対症療法的にではなく根本的に治癒させるには、「食事、運動、音読と、最小限の投薬」が必要です。   少なくとも、現行の精神科でよく行われている「薬漬け療法」は絶対おかしい。 患者のなかには、「馬に飲ませるためのものなんじゃないか」と疑いたくなるような量の薬を処方されている人も多いのです。十数種類の錠剤を一気飲みしたり、重大な副作用を招く可能性のある薬を何種類も併用していたり。   薬はあくまでも「対症療法」であり、本人が復帰するための踏み切り台にしかならないはずです。 いくら薬を飲んでいても、運動も音読もしない、食事も杜撰……というのでは、薬効により一時的に症状がおさまったとしても、かならず再発します。   まとめ + もっと頭を良くしたい人のための本 精神病やADHDといった「心の病」「脳の病」を根本的に治すためには、「元」を断たねばならないのです。   今回は、まず「脳を物理的に変える方法」を述べてきました。 この記事で述べたことを実行すれば、間違いなくあらゆる症状が改善されていきます。   次回の「情報的に脳を変える方法」とともに、この記事が、あなたの心・脳を変えるための一助になれば幸いです。   では、グッド・ラック!   【頭が良くなる音読法のすべて】に戻る   ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 告知です。 「頭が良くなる書籍や食品をまとめてほしい」という要望にお応えするために、 「BRAIN SHOP」というのを開設しました。「読書奴」の公式ストアです。 頭が良くなりたい人のための書籍、食料品、サプリメントを取り揃えています。 ぜひお越しください。 また、以下に頭が良くなる方法・勉強法・読書法関連のおすすめの本を挙げておきます。 こちらもぜひどうぞ。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」 <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」 ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――

「音読でワーキングメモリが拡張されると、要領が良くなり、頭の回転も速くなる」という話

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回も「音読のすべて」シリーズです。 「音読でワーキングメモリが拡張できる」 「音読をすると、左脳的な機能だけではなく、右脳的な機能も利用できるようになる」 この二つについて、「なぜそうなるのか」「そうなるとどうなるのか」という視点で見ていきましょう。   音読によって、ワーキングメモリが拡張される 「ワーキングメモリ」という概念を知っておくと、音読の効果がより実感できますので、紹介しておきましょう。 脳の前頭前野には「ワーキングメモリ」なる機能が備えられています。   京都大学の久保田競先生(言わずと知れた脳科学のパイオニアですね)によれば、 「一時的に記憶された情報は、何度も記憶が再生されるうちに、神経細胞同士のつながりが強くなり、知識として長期記憶に刻まれていきます。そこに至る間、一時的な記憶は短期記憶として前頭前野の大脳皮質に保存されています。その短期記憶は「ワーキングメモリー」と呼ばれ、これが、脳力を高められるかどうかの鍵を握っています。」(「頭は使えばよくなる」は本当だった! より) つまり、「ワーキングメモリ」というのは、「今やっている作業についての記憶を一時保管する機能」のことです。   飲食店や居酒屋のバイトなんかはワーキングメモリを結構必要としますね。 「あっちのテーブルに何名様ご来店」 「こっちの席には五名様。早くお通しを出しておかないと」 「あのお客さんが、まだカシスオレンジ来てないと言っている」 「イカげそできました。〇番席のお客様へ」 「そっちのテーブルのお客さんが会計お願いしますと言っている」 バイトの人々は、こういった項目をいくつも頭の中に一時保管しておく必要がある訳です。 いわゆる「気が利く」「呑み込みが早い」人ほどワーキングメモリが大きいと言えます。   逆に、このワーキングメモリが「狭い」人(自分は内向的である、という自己イメージを持っている人に特に多いようですが)は、 かなり不自由な思いをします。「気が利かない」とか「なにグズグズしてんだ」と言われてしまってパニックになったり……。   (これは私の仮説に過ぎませんが、どうもAD/HDやアスペルガー症候群を持っている人(どちらも周囲と打ち解けず、内向的になりやすい)には、この「ワーキングメモリ」を利用した同時並行処理が不得手な人が多い気がします。 「要領が悪い、となじられる」「いくつもの仕事を同時並行して処理するのが難しい」という症状からもそれは窺えます)   要するに、「ワーキングメモリが狭い」というのは、「頭の回転が遅いこと」の一大要因なのです。   さて、「自分は頭の回転が遅くて・・・」という人の「症状」は二つに大別されます。 ①単純に、頭の回転数が低い。絶対的な速度がない ②記憶や手順を一時保管するワーキングメモリが狭く、同時並行で物事を処理することができない ①は要するに直線的な速度。シリアル方向へのベクトルです。 ②は「いっぺんにいくつも処理する」能力。こちらはパラレル方向ですね。   ①と②の両方、あるいは片方(特に②ができない人が多いと思われます)ができないという人が、「頭の回転が遅い」という無力感に苛まれることになります。   ……しかし実は、「頭の回転が遅い人」であっても、音読をすることによって「ワーキングメモリ」を拡張することができるのです。 これは原理的に考えてみてもそうですし、音読に関する脳科学の研究結果をみても明らかです。 上の図と下の図を見比べてみてください。   (脳科学辞典より) 下の図のオレンジ色の場所がブロードマンの46野、つまりワーキングメモリですが、 このオレンジ色の部位は、上の図の赤くなっている部分(相対的血流量が増加している部分)とピッタリ重なります。   血流量が増加している、ということはそこの辺りの脳細胞で酸素が活発に消費されているということですから、 やはり「音読時には、ワーキングメモリが活発に使われているのだ」と言えそうですね。   原理的に考えてみても、音読というのは「見て、読んで(理解もして)、発生する」という同時並行的な作業ですから、 先の居酒屋バイトの例と同じで、「ワーキングメモリを使ってやる」必要があるのです。   したがって、 「音読ではワーキングメモリをよく使う」ことと、 「脳は、よく使うところほど変化する」(前の記事で証明しました)ことを考えあわせると、 「音読をすると、ワーキングメモリが増強される」ということが言えるでしょう。   そしてさらに、「頭の回転が遅いというのは、パラレルな情報処理に寄与するワーキングメモリの機能不全が原因の半分」なので、 「音読をすれば、頭の回転が速くなる!」とも言えます。   ついでにいえば、音読(特に高速音読)は、①の「頭の回転の絶対速度」も高めるので、②との相乗効果も期待できますね。     まとめ + もっと頭を良くしたい人のための本 以上述べてきたように、 音読とは、 ①ワーキングメモリを拡張するための恰好のトレーニング方法 であり、したがって ②音読をすれば、頭の回転が速くなり、要領が良くなる のです。   脳科学者の方にぜひ検証してもらいたいな、とは思うのですが、やはり科学は実証主義の学問なので、 なかなかここまで思い切ったことは言えないのだろうな、と感じています。   科学がこれを証明するのはしばらく待つことにして、 私はあくまでも「いま、自分の頭の悪さに思い煩っている人」の役に立つであろう情報をどんどん発信していきます。   次回もお楽しみに。 では、グッド・ラック!   【「頭が良くなる音読法」のすべて】に戻る     ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 「頭が良くなる書籍や食品をまとめてほしい」という要望にお応えするために、 「BRAIN SHOP」というのを開設しました。「読書奴」の公式ストアです。 頭が良くなりたい人のための書籍、食料品、サプリメントを取り揃えています。   以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――  

数ある勉強法のなかで唯一、直接的に「脳のスペックを上げる」ことができるのが「音読」!

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、「音読という勉強法は、どこがユニークなのか」について考えましょう。 勉強法といっても、世の中にはたくさんあります。 黙読、まとめノート作成、暗証、講義形式、鈴なり式記憶、イメージ活用、付箋を貼る、赤シート緑シート、その他もろもろ・・・ 私がそのなかからなぜわざわざ「音読」に絞って方法論を紹介しているのは、ワケがあります。 音読の優れている点は「直接的に脳のスペックを上げることができる」という点にある 脳の原則その①:「よく使うほど変化・発達していくという可塑性」 脳には「可塑性」があります。 ざっくりいえば、可塑性というのは「いったん役割が固定化したあとでも、必要に応じて調整はできますよ」ということです。   この「脳の可塑性」ということでいえば、「片方の脳だけで生きる少女」の話や、脳神経科学でもっとも有名な症例である「フィアネス・ゲージ」(前頭葉の一部を鉄の棒が貫通し、人格に変化が生じた)の例が思い出されます。 脳は、外部的・内部的な変化に対してけっこう柔軟に対応できるのだ、ということが言えそうです。   このほかにも、ロンドンのタクシー運転手に見られた海馬の構造的変化などが報告されています。 最近発表された”Current Biology”誌の報告によると、大人の脳も学習により構造が変化することが分かった。生涯学習の重要性を指摘すると同時に、脳梗塞など脳障害のリハビリの可能性も出てきた。 既に知られているように、ロンドンのタクシー運転免許を取得するにはロンドンの数万の通り、その特有な地形を総て覚える必要がある。この知識取得には、おおむね3年から5年を要し、何回も厳格なテストを受けなければならないが、残念ながら受験者の半分しか合格しない。この大変ユニークな制度を維持しているのは世界でもロンドンだけであろう。 ロンドン大学のイレーナ・マグアイアー教授等の研究チームは、タクシー免許取得に成功した人達の脳の構造を研究し、後部海馬の灰白質の量が増加しているのを発見した。しかし前部海馬では灰白質の量が少なくなったと報告している。灰白質とは神経細胞であり、ここで情報を処理している。免許取得者は町並みの記憶には良い成績をおさめたが、視覚情報の記憶では少し成績が落ちていた。報告は、脳の構造的変化はロンドン市内を運転してその細かい路地を学習した結果起きたと指摘している。 (「記憶訓練は海馬を大きくする」より)   また、将棋のプロ棋士の脳活動を調べてみたところ、特に直観的洞察を必要とする短時間の詰将棋を解く際に、「大脳基底核」に位置する「尾状核」が活発に働いていたり(アマ棋士の場合はこれが見られず)、トップアスリートが集中状態に入った時の脳波が特徴的なもの(リラックスを示すアルファ波が強くなっている)であったり・・・という感じで、 「やっぱりそうか、脳ってのはトレーニングや物理的刺激によってかなり変化するのだな」と考えざるをえない報告が数多くなされています。   われわれ一般人の感覚からしても、「体は鍛えれば強くなるよね。筋肉も鍛えれば太くなるよね。それと同じで、脳も鍛えれば強化されるんだろうなあ」という漠然とした予測ができます。 私は脳科学を専攻する人間ではないので専門の人に怒られるかもしれませんが、とにかく「脳は、よく使うほど変化・発達していく」ことは断言してしまっていいでしょう。   すると当然、「音読を毎日やる人の脳」というのは、「音読に向いた脳」になるようにチューンナップされる、ということになります。 つまり、「脳の可塑性」があるため、音読をやっている人の脳はどんどん変化していくのです。   極端な例ですが、ある人が「毎日十時間音読する生活」と「寝たきりで、勉強も運動もまったくしない生活」を両方するとしたら、 前者の場合には前頭前野・運動野・言語野・聴覚野といった部位の血流量が相対的に増加する(→そのためその部位がよく活動するようになると推定される)のに対して、 後者の場合には、脳のここらへんを活発に使う、という動きは生じないでしょう。平たく言えばどんどんボケていくわけです。   音読によって脳がどう変化していく可能性が高いかということについては後述しますが、少なくともここでは 「脳には可塑性があるため、音読をすることによって脳の機能が音読向けにチューンナップされる可能性が極めて高い」ということを押さえておいてください。   脳の原則その②:「脳は、意識すれば限界速度をどんどん更新していくことができる」 短距離走をやったことのある人ならだれでもわかると思いますが、基本的に、 「走りの最高速度をアップさせるためには、全力プラスアルファで走る経験を積まないと速くならない」のです。 いつも8割くらいで抜いて走っている人は、しだいに「10割の走り」を忘れていきます。 逆に、日々10割+αで走る訓練を積んでいる人は、少しずつ速くなっていきます。   それと同じで、脳の機能(特に頭の回転の速さ)を大幅に引き上げたい人にとって、「脳に自分の限界を超えさせる」という習慣は絶対不可欠でしょう。 自分にとっての心地よいゾーンから飛び出してみるという「限界的練習」を積んでいくことによって、頭の回転は次第に速くなっていきます。 考えずともわかることですが、「毎日ちょっとずつ限界を更新しようとする人」は「毎日ちょっとだけ手を抜いている人」に圧倒的な差をつけます。   このことからすると、次のことが言えます。 「自分は頭の回転がどうも遅いようだ。もっと頭の回転を速くしたい」と思うのなら、限界を突破する速度での音読を毎日継続することです。 「高速音読で言葉を速く操ることができるようになる→頭の回転が速くなる」(原理は後述)、 「音読以上に脳全体をフル活用する勉強法は存在しない」(これも理屈は後述) という事実がある以上、 まず真っ先に取り入れるべきことは「自分の限界を破る速さでの音読」なのです。   音読では、かなり容易に「限界を試す」ことができます。 簡単な話で、「毎日、自分の限界速度を超える速さで音読すればいい」のです。 これは「高速音読・ハイスピードツイートリーディング」と呼ばれる音読の方法論ですが、 実際に毎日「自分の限界音読速度を超えてやる!」という目的をもって音読していくことによって、 どんどん速くしゃべることができるようになり、それに伴って頭の回転もどんどん速くなっていきます。 (なぜ「高速でしゃべる」→「頭の回転が速くなる」のかについては後述します)   たとえば、YouTubeにアップロードされているアメリカのNDT方式のディベート動画を見ればわかりますが(NDT debate で検索してみてください)、 人間というのは本気を出せば相当な速さで言葉を紡ぎ、思考を巡らせることができます。 実際、アメリカの一流大学ディベートチームの選手たちというのは間違いなく世界最高峰の頭の回転の速さを誇る人々で、 彼らの多くは官公庁やホワイトハウスへとリクルートされます。   その頭脳軍団であるディベートチームに入った新入りがまず徹底的にやらされるのが「高速音読・ハイスピードツイートリーディング」だそうです。 マサチューセッツ大学のディベートチームに所属していた経験のある認知科学者の苫米地英人氏は、 「ディベートチームに入ってからの半年間はひたすらハイスピードツイートリーディングをやらされた。しかし今になって思うと、自分の読書速度が飛躍的にアップしたのもまた、この時期であった」と述べています。   「限界を超える速度での○○」をしていくことによって、脳の限界速度も向上していくのです。 ○○に入るのは、「音読」でも「スポーツ」でも「事務仕事」でも構わないのですが、 「音読によって、現代社会で必要とされる言語能力が鍛えられる」ことや「音読するときにかなり広範囲で脳が活動する」 ことを考え合わせると、私はやはり「限界を超える速度での音読」が最も現代社会に適応的だと考えます。 「限界を超える速度での音読」以上に効率よく脳力アップのできるものは存在しない、と断言してもいいくらいです。   ちなみに、私はいつもブログの文章を、できるだけ「自分の限界速度を更新するように」して書いています。 初めのころは3000字を書くのに二時間ほどかかっていましたが、最近は3000字であれば一時間もかかりません。 このペースでいけば来年には3000字は30分前後で書き上げるようになると思います。 (もちろん、文章の質は下げないで、という条件付きですが) 記事執筆にかかる時間を短縮しながら、脳に負荷をかけることもできるという点で一石二鳥です。   ひとまず、この節で述べたいことは次の通りです。 「脳は、限界を超える速度で何かをすると、それに適応してどんどん高速化されていく。 <限界を超える速度での音読>は、脳を高速化するうえでも、現代社会で生きるための能力を伸ばすためにも、もっとも効率的な方法だと考えられる」   「音読以上に脳全体をフル活用できるものは存在しない」 「よく使うほど変化・発達していくという可塑性」+「限界を超えようとする」ことで脳は変化していく、と述べました。 ここでは、先ほど「後述します」ということで後回しにしておいた「音読以上に脳全体をフル活用する勉強法は存在しない」についてお話しします。 (もうひとつの後回し事項「言語能力が上がる→頭の働きがよくなる」のはなぜか、についてはまた後日の記事で触れます)   「脳には可塑性がある」(=ここでは、脳というのは、使われる仕方にしたがって変化するという意味)という事実からすると、 「音読時の脳のはたらきが、ほかのあらゆる作業の時の脳活動に比べて、あきらかに活発であること」を示すことができれば、 「音読こそが最高の脳トレである」と言えそうです。脳を一番使う活動をすれば、一番効率よく脳も変化するだろう、ということです。   単純に考えてみましょう。 「音読」するというのは、「見る→話す→聞く」の三点セットです。   もっと言うと、音読時に働くのは、脳の部位でいえば、 「前頭前野」:思考や理性をつかさどる 「言語野」:言語の発声と理解を担当する 「聴覚野」:耳から入ってきた情報を分析する 「視覚野」:目から入ってきた情報をキャッチする 「運動野」:体をどう動かせばよいかの指令を出す この五つがメインです。   実際、音読時の脳の血流量の変化は以下の通りになっています。   二つの図を見比べてみればわかりますが、上にあげた五つの部位がきれいに赤くなっているのです。 つまり、音読をするときには「前頭前野・運動野・聴覚野・視覚野・言語野」が活発に活動している、ということになります。 間違いなく、スポーツ(運動野・視覚野がメイン)や黙読(視覚野・前頭前野・言語野がメイン)、事務作業(視覚野・言語野・前頭前野がメイン)といった活動をしているときよりも、音読をしているときのほうが、脳は広範囲で使われているのです。   ということは当然、「音読以上に頭をフル活用する勉強法は存在しない」ということになりますね。 したがって、「脳を鍛えるための最高の方法は音読である」という結論になります。 ただでさえ効果のある音読を、さらに「高速でやる」ことができれば最高です。   もちろん、ほかの勉強法と併用することも可能ですし、音読によって脳全体のベースアップを行ってからそういった勉強法をやると、より一層効率が良くなることが期待されます。 逆に言えば、脳の機能を向上させないまま、ただ「頭のいい人はこんな勉強法をやっている。だから自分もやろう」といきりたつようでは期待薄です。 それは単なる「猿真似」の域を出ない発想でしょう。   そうやって頭のいい人の模倣をしている間に、今現在すでに頭がいい人はどんどんどんどんものすごいスピードで先へ進んでいきます。 「頭そのものをよくする」という発想をしない限り、いつまで経っても差は埋まらないどころか、逆に離されていきます。 「頭のいい人だからできる勉強法」と「それをやることで頭がよくなる勉強法」はまったくの別物だ、ということでもあります。   この連載では、音読以外にも「頭をよくする」ための方法論をいくつか紹介する予定です(運動・食事・生活習慣・脳内物質のコントロール・瞑想など)。 世にあふれる勉強法・自己啓発の本に決定的に抜け落ちている点、それが「人間というものを操っているのが脳である以上、まずは脳そのものの機能をベースアップさせなければならない」という事実なのです。   まとめ + 頭をよくしたい人のためにおすすめできる本 さて、いかがでしたか。 短めに済ませる予定が、かなり長くなってしまいました。 今回の記事の内容をざっくりまとめると、 音読は、もっとも効率的に脳のスペックを上げることのできる勉強法である。 ①脳には可塑性がある(鍛え方によって変化を生じる) ②脳は、意識的に限界速度を更新することによって、どんどん速くなる この二つの前提を踏まえたうえで、 「音読以上に脳を広範囲で使用する勉強法は存在しない」ことを考えると、次の結論が出る。   「音読をすることによって、脳はどんどん<広範囲で活性化>される。高速音読であれば、これにプラスして高速化作用もある。 つまり、「高速音読」よりも脳を効率よく鍛えることのできる勉強法は存在しない」。   いろいろな勉強法を試してみる前に、「脳そのものの機能をベースアップさせる」という発想が必要だ。 音読・食事・運動といった活動によって脳のスペックを上げていかない限り、「現時点ですでに頭のいい人」との差は決して縮まらない。 ということになります。   物理的・科学的な脳の話は脳科学者(大脳生理学者・脳神経科学者)の方におまかせして、 私は市井のエセ脳科学者のお面をかぶりながら「実生活で役に立つ脳の話」をしてきたわけです。   ぜひ、高速音読を毎日やってみてください。 朝にちょっとだけ早起きして「30分」(可能ならば2セット)するだけでも全然違います。   この連載で私が思う存分「音読ってこんなに効果があるんだぜ」というのをはっきり示していくので、 皆さんはぜひ、ガンガン音読していってください。   では、グッド・ラック!     ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――  

完全版・音読の効果一覧(直接的・副次的)

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、「音読の効果」についてまとめてみようと思います。 何度も「音読は頭を良くする」というテーマで記事を書いているので、その総まとめ的なものになります。 「うわ、音読ってこんなに効果あるのか。やろう」と思っていただければ幸いです。 今回列挙した音読効果は、「根本的なもの、わりと枝葉的なもの」の二つ。 音読している方は自分の実感と照らし合わせて自分の成果を確認し、音読していない方はこれから音読をするためのきっかけにしてください。 完全版・音読の効果一覧 ①音読によって根本的に変わるもの 音読をすることで得られる「根本的な変化」は、以下の通りです。  ・頭の回転が速くなる  ・創造力がアップする  ・集中力がつく   ・情報処理の速度が上がる  ・前頭前野と言語野が集中的に鍛えられて、理性的な人になる  ・記憶力が良くなる  ・頭のメモリが拡張されて、要領がよくなる まさに劇的ですね。 実際、音読を毎日の日課にしていると上記の効果をビシビシ実感できます。   (なお、私の言っている音読とは多くの場合「イメージしながら高速音読」です。 ふつうの速度での音読ももちろん効果はありますが、上のリストの効果をフルに享受できるのは「イメージしながら高速音読」となります)   全体的に見て、やはり「頭のスペックそのものが上がる」という効果がありますね。 どうも、まだ日本では「音読研究」そのものがあまりされてないようですから、実証研究がなされていくのはこれからでしょう。   いまのところ音読を学術的にバックアップしてくれているのは、川島教授の有名な「音読しているときの脳イメージ図」くらいなもので、後はネットユーザーの体験談などが大半である、というのが実情です。「fMRIで脳の血流変化が分かったからといって、その血流変化がすぐに<頭が良くなる>に直結するとはいえない」といった批判も生じてきます。 しかし、科学による厳密な実証的研究を待たずとも、個人レベルでは経験と理屈とをもとに試行錯誤をしていくことができます。   私自身も、「音読は、人生を豊かにするために役目を果たせるのであればそれでいい」くらいに考えていて、「音読というものが厳密に科学的に検証されるのを待つ」つもりはありません。 「実際に役に立っていれば、わざわざ厳密に検証せずとも、それでいいじゃないか。どうしても検証したいのであれば、後追いで検証してね。だって効果が出るのは確実、といえるくらいの経験が蓄積されているんだもの」というスタンスなのです。 (ちなみに、音読の中でも、「英語の音読」はわりかし研究されてます)   ②音読によって副次的に得られるもの ①で述べたような劇的な変化によって、以下のような副次的な変化も期待されます。  ・並列処理ができるようになる  ・コミュニケーション能力が向上する(→友達が増える、彼女ができる)  ・ADHD(注意欠如・多動性障害)・アスペルガー症候群の改善に効果がある  ・感情的にならず、冷静な判断を下すことができるようになる  ・運動が(多少)得意になる  ・知識が爆発的に増える  ・自制心がつく  ・文章力が上がる  ・行動力が高まる  ・気持ちが前向きになる  ・眠気に襲われることが少なくなる    ・学力が高まる  ・テストやレポートを難なくこなせるようになる  ・ストレスが減る  ・語彙力が増強される   ……何やら、雑誌のウラに載ってる怪しげな石の広告みたいになってしまいましたが、以上の効果はすべて音読によって実際に得られるものです。私自身も音読を続けているうちにこのような効果を体感しました。音読を継続されている方の体験談・感想を読む限りでも、みなさんこのような実感を持たれているようです。 さらにいえば、脳という器官の性質や、人間という生物の仕組みから考えても、やはり音読には以上のような効能があって当然なのです(これは次回以降詳しく解説していきます。)。   したがって、 「自分は頭の回転が悪い。親の遺伝子も悪いし、親の育て方も悪かった。だから自分はもうどうしようもないんだ」 とか、 「自分なんか大した人間ではない。小学校から今まで、いつだって『すごい人たち』を遠目から眺めているだけの人生だった。自分は絶対に、一握りの成功者のうちに入れないんだ」 とか、 「引きこもり生活を始めてから早五年。どうせ自分はコミュニケーション能力もないし、頭も悪いし、人間的にもクズだってわかってるんだ。何をしてもムダさ」 といった思いを抱いている人であっても、全然オッケー。 その「なかったはずの能力」を発芽させ成長させていけるのが音読のすごさですから。 「自分はダメな人間だ」 そう思っている人の方がむしろ、音読で鍛えがいがあります。   逆に、 「これまでの人生ではそこそこの成績を収めてきたし、友達にも不自由していない。でも、本当に自分がすごい人間であるというまでの自信はない」 とか、 「今までの人生ではなんでもナンバーワンかそれに準ずるものを獲得し続けてきた。就活でも『勝ち組』とされる企業に内定をもらった。自分にはなんでもできるという自信がある」 とか、 「自分は欧米のエリート大学のトップクラス達と対等に張り合えるだけの実力がある。でも、あともう一歩進みたい。世界のエリートと張り合うだけでは物足りなくて、彼らより一歩先を行きたい」 と考えている人たちも、やはり音読をするべきです。 「今の実力に甘んずることなく、さらに研鑽を積みたい」 音読は、そういう人たちにもきちんと応えてくれます。 私が構築したのは、まさにそれを実現するための方法論・理論なのです。   まとめ 今回述べてきたように、「音読」というのは実に様々な効果があります。 そしてこれらの効果は、実際に音読をやってみることによって実感されます。 一時間ほど音読したその日に「おっ?」という変化が現れ、一週間で「こりゃすげえ!」となり、一か月、三か月、一年とやっていくうちに「音読してきてよかった!」という実感が間違いなく得られます。   音読はまさに「頭が悪いということで悩んでいる人のためにある」ような勉強法です。 書店に置いてある「〇〇勉強法」をやろうとしては「自分はこんなのできるわけがない・・・」と打ちひしがれてきた人にもおすすめします。 次回は、「数ある勉強法のなかで唯一、直接的に「脳のスペックを上げる」ことができるのが「音読」!」というテーマで書く予定です。 では、グッド・ラック!   【「頭が良くなる音読法」のすべて】に戻る   ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――  

知識量を加速度的・爆発的に増やすためには「全体像の把握」がカギになる

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、「ゲシュタルト構築」の話をします。 ゲシュタルトとは、「バラバラに認識するのではなく、全体像を認識すること」です。 たとえば、古いネタですが「傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷・・・」というのを見ているうちに「あれ、傷っていう漢字ってこんなんだっけ?」となるゲシュタルト崩壊が有名です。ゲシュタルトを構築するとは、部分的に見るのではなく、全体像を把握することをいいます。 難しい言葉ではありますが、おおまかな意味だけ知っておいてもらえれば損はないし、とても役に立つ概念です。 今回は、その「ゲシュタルトを構築する」ということができれば、思考をする上で非常に有利になるという話です。 今回の記事では、「全体像をつかむ」というテーマでいくつかの小話を紹介します。 「全体像を把握する」ことを念頭に置いてやると、知識の吸収速度が5倍になる 本を読むときには、必ず「目次」を何度も読む みなさん、読書するときに、「目次」を気にかけますか?   知識をスムーズに吸収するために、 本を読むときには、「目次」を何度か読んでやるのが良いでしょう。   たとえば、読み始める前に目次をザーッと眺めて、 「なるほど、こういうテーマが並んでいるのか」というアテをつけます。 これによって、いまから自分はどういう知識を吸収しようとしているのかがハッキリします。   また、本を読み終えたら、「そうそう、こういうテーマたちについて学んだのだったな」という復習用としても使えます。 そうやって何度か目次に目を通しておくことによって、その本の「全体像」がつかめます。   図書館や書店に行って、興味のある分野の本棚の前をウロウロし続けることの効用 「なにかの分野について学びたいな」と思ったら、まず書店か図書館に行って、その分野の本が置いてある棚の前をぶらぶらしてみてください。とりあえず背表紙だけでも眺めながら、 「へえ、この分野に関する本ってこんなにあるんだ」 「この分野はこういう本を読んでいけばいいんだな」 「なるほど、この分野の中でも、特にこのテーマについては研究が進んでるんだな」 などと考えながら、ぶらぶらします。気になった本があれば手にとって、パラパラめくってもいいでしょう。   それをできるだけ毎日やります。 すると、 ①その棚にどういう本が置いてあるかだいたい覚える ②だんだんその棚の本を読みたくなってくる という効用があります。   だいたいの学問というのは、「本」と不可分です。 たとえば哲学専攻の学生が「カント読んだことありません」だと困りますよね。 その分野についての読書量が足りなければそもそも問題外になってしまうのです。   たとえば、大学教授の研究室には、その人が研究する分野に関連する本が山のように置いてあります。 読書量という観点から言えば、そういう状態が理想といえば理想なのですが、そこまで買い込むお金はないと思います。   そこで、その分野について一級品の知識を得たいなら、ひたすら本棚の前をうろうろぶらぶらしていることが効くのです。 そうしているうちにどんどん読みたくなってきます。   本棚の前をウロウロしているだけで、「どんどん本を読みたくなってくる」「どんな本があるか頭に入る=その分野の全体像をつかむことができる」のです。   「〇〇史」は、知識を頭の中に収納するための有効なツール なにかの分野について学びたいとき、その分野の歴史を押さえておくようにするとかなりラクになります。 どんな分野でも、最初は「単純でわかりやすいことを言う」大家がまず出て、 それからどんどん弟子や反論者などが枝分かれしながら学問が発展していきます。   ですから、そういった「歴史」をまず押さえるようにすると、時系列順に、しかも論理的に追っていくことができるからです。 哲学について学びたい人であれば、「入門書 兼 哲学史」みたいな本(ex.『哲学用語事典』小川仁志、プレジデント社)がありますから、そういった本を何冊か読んでおくだけで、かなり習得スピードが違ってきます。   新しい分野を学ぶときには、まずは「○〇史」を押さえる。 ぜひやってみてください。   知識量が一定のラインを越すとブレークスルーが来る 知識は、その量が一定のラインを越すと、いきなりブレークスルーがやってきます。 「知識量が少ない段階 → だんだん知識がたまってくる段階(ただし混乱している) → 知識量が一定のラインを超えて悟りを開く」という順です。   これは「学部生→大学院生→教授」の知識レベルに対応しています。   ある分野について説明してくださいと請われたとき、 学部生はまだ知識量が少ないため、結構ザックリ説明できますが、不正確な個所も多いです。 大学院生は中途半端に多い知識量なので、説明もかなりアンバランスでしどろもどろになります。 それが大学教授レベルにまでなると、知識がブレークスルーを起こして、一気にわかりやすい&本質を突いた説明ができるようになります。   つまり、「ある分野についての知識をひたすら習得しまくっていると、かならずブレークスルーが来る」ということです。 もちろん、ここでいうブレークスルーとは、「全体像がつかめること」に他なりません。   「すべてのものは関係を持ち合っている(縁起)ということ」を念頭に置く 「全体像」と関係の深いテーマですので、「縁起」という概念についてもちょっと触れておきましょう。   すべてのものは、関係を互いに持ち合って存在しています。   たとえば、「わたし」を定義できますか? おそらく、多くの人は「あなたという存在を定義してください」といわれると、   わたし : 東京都出身 現在は○○大学在学中 部活は○○ A高校卒業 好きなチームは〇〇   ・・・といった感じで要素を並べていくと思います。 しかし、上に挙げた要素のどれも「わたし」そのものではありません。 「わたし」でないものを一生懸命列挙することによってしか、「わたし」は定義できないのです。   しかも、要素のひとつひとつをとってみても、「わたし」と同じようなことが起こります。 「東京都」というものは単体では存在せず、他のあらゆるものがあって初めて定義されるものです。群馬県とか、日本国とか、地理学的な概念とか。   したがって、「わたし」も「東京都」も、「それを説明するためには、結局、宇宙にあるすべてのものを引っ張ってこないとハッキリ定義することはできない」と私は考えるのです。 「他のあるもの」を用いて定義しようとすれば、そこで使われている「他のあるもの」は、やはりまた「他のあるもの」によって定義せねばならず、その「他のあるもの」もまた・・・というように。網の目は無限に広がっていきます。 つまり、「わたし」というのは「単独では存在できず、他のものとの関係の中でしか存在していない」ということになります。これを仏教では縁起と言っているわけです。   これと同じように、たとえば「言語学」について学びたい人がいたとして、言語学だけやっていたのではダメだと思うのです。 言語学について必死に学ぶのは当然ではありますが、言語学以外の学問もできるだけ広く深くやってやってやりまくって・・・という学際的なアプローチが必要だと私は考えています。 なぜなら、「あらゆる学問・知識は、縁起の法のなかで相互に関係しあっている」からです。   そうすると、「あらゆるものについての知識をかき集め、圧倒的な知識量を得る+ゲシュタルト構築をすることができた人」 でないと、本当の意味での「全体像の把握」はできないということになります。実際その通りでしょう。   あらゆる学問について精通している人というのは、ロンドンの熟練したタクシードライバーのようなものです。 全体像が把握できている人でないと、「道案内」はできないのです。   おわりに + もっと頭を良くしたい人のためのおすすめ本 今回はけっこう、抽象的な話に終始しました。 納得しづらい面もあったと思います。   しかし、ひたすら勉強をしていくと、「そうか、あそこのブログで言っていたのはこういうことか!」という納得の瞬間が必ずやってきます。   偉そうにかく言う私自身もまだまだ若造、お勉強の途上です。 しかし、できる限り速いスピードで進化し続けて、世界のトップクラスの人々と対等に渡り合えるだけの能力を身に付けて、「理不尽な死のない世界」を実現するつもりです。 そのゴールを達成するまでは死ねません。 必死こいて頑張ります。   では、グッド・ラック!   ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――

「コミュ障」につける薬

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、シリーズ「コミュ障」の第三部です。 前回までの記事(「コミュ障」の根本原因は一体何なのか?、「コミュ障」の根本原因は一体何なのか?その2)で、私は「コミュ障」の根本原因として、 ①愛着と承認の不足 ②自分や他者がどのような認知の枠組みを持っているのか、ということを一歩引いた目線で見る能力の不足(要するに自己中心性) ③頭のスペックの問題 を挙げました。 今回は、それを踏まえた上で、では「コミュ障」とはどのようにして治すことができるだろうかということを考えていきましょう。   「コミュ障」につける薬 基本的な考え方 これを読んでいる人にぜひやってもらいたいのは、前回までに紹介した「コミュ障」の根本原因①~③のうち、いったい自分がどれに該当するのかをハッキリとさせることです。 ①なのか、②なのか、③なのか、あるいは複合型なのか。 大抵の人は複合型です。 たとえば、 「③頭のスペックが低い がために相手のことまで考える余裕がなく、そのため②自己中心性 がコミュニケーションで出てきてしまう」 「①愛着と承認が不足している がために他人による承認を異常に欲しがり、そのため②自己中心性 が発現する」 「①愛着と承認が不足している がために思考の調子に波があり、③頭のスペックが低くなって コミュ障に悩む」 …といったように。ですから、自分がどれに当てはまるとしても、一応ほかの項目にも目を通してください。   原因さえわかってしまえば、あとは簡単です。 「コミュ障」の原因となっているそのことを、解決してやれば良いからです。   ……と、言うのは簡単ですが、おそらくこの記事を読んでいる人の多くは 「そんなに簡単な話なのかよ?」 と思われるでしょう。 「その原因がどうにもならなくて困っているんじゃないか」、と。   しかし、私が思うに、人はいくらでも変貌します。 あのトイレのキュポキュポやるやつを使って、トイレの水を詰まらせている原因を取り除けばたちまちザーッと流れ出すみたいに、原因に対して的確なアプローチをしてやれば必ず治ります。うつ病やADHDだって治せる時代です。「コミュ障」くらいはきちんとやれば治るのです。 では、実際にどのようなアプローチが考えられるのか、一緒に見ていきましょう。   ①愛着と承認が不足しているタイプの人の場合 「師匠」「理解者」を見つける――愛着の確保 前々回の記事で述べたように、 愛着が足りない人は、他人に対して猜疑心が強くなったり、自分は他人に受け入れてもらえないのではないかと思い悩んだりします。愛着というのは人間関係の一番ベースになるもので、これが不足していると、「自分以外は敵である」という思考になりやすいのです。   ですから、まずは愛着の確保が先決。 これさえできれば、他人が敵ではなく味方になります。 「コミュ障」に悩む人にありがちな、相手が自分を嫌いになるかもしれないという被害妄想が解消されます。   しかし、現時点で愛着が確保されていないということは、あなたの生育環境に問題があった可能性が高いといえます。家族や育ての親というのがあまりアテにならないケースも多い。   したがって、愛着を確保するには、「無条件であなたを肯定してくれる人を見つける」ことが肝要です。 「でも、そんなに都合の良い人っているの?」と思われるでしょうが、います。地球上にこれまで生まれて死んでいった人数の総数は約1000億人だそうですから、そのなかには必ずいます。   ではどうすればそういう人を見つけられるかというと、「本」を頼りにするのが良いでしょう。 直接会いに行くのはかなりハードルが高いものですが、本によって「会う」ことならいくらでもできます。 あなたの存在をまるごと肯定してくれるような本を何冊か手元においておけば、それを何度か見返すことによって、その著者と何度か面談したのと同じになります。   プラスの方向にあなたを引っ張っていってくれるのは、たとえば「中村天風氏」「苫米地英人氏」「スポーツ選手」の本など。 マイナスのところにいるあなたを支えてくれる本は、よく書店に並んでいる「幸せは~」みたいなタイトルの本です。   クソみたいな本も多々ありますが、本当に良い本に巡り合えたら、ずっと手元に置いておきましょう。そして何度も何度もパラパラとめくって、あなたの潜在意識にその言葉を植え付けて、失われていた「愛着」を復活させることです。   承認の充足――まずは自分で自分を承認できるようにするための「マイ哲学」を組み立てる 承認というのは、「他者による承認」と「自分による承認」があります。 自分で自分を承認するための元ネタとなるのが、「他者による承認」です。   しかし、承認不足で悩んでいる人の多くはまず「他者に否定されたり、からかわれたりした経験」があることと思います。つまり、今の状態では「他者からの承認が期待しにくい」はずです。   ですから、「自分で自分を承認する」ようになる方が先です。 自分で自分自身を承認することに先に取り組みながら、徐々に他者による承認にも挑んでいく・・・・・・というのが効率が良いでしょう。   では、「自分で自分自身を承認する」ためにはどうすればいいのでしょうか? そのために私が勧めるのが、「マイ哲学をつくること」です。   マイ哲学というのはたとえば、 「人間はいずれ必ず死ぬ。どうせ死ぬからといって投げやりになることも、生きている今のうちにやりたいことをやろうと考えることもできる。自分は後者を選択しよう。生きていられる間にしかできないことがあるはずだ」と考えたり、 「人間というのは個人では生きることのできない動物だ。だから自分から進んで孤立しようとするのはおかしいし視野が狭いと思う。たしかに人間関係というのは時には面倒くさいし、辛かったり打ちのめされたりすることもあるけれど、それでもなお自分は社会に対して能動的にかかわっていこうと思う。自分という存在は社会的に承認されることによって、つまり他の人間にたいして何らかの役に立つということによってはじめて存在の意味を持つだろうから」 …といった思考のことです。   マイ哲学に正否はありません。 上記のは私のマイ哲学ですが、自分なりには納得できたとはいえ、世間的に見ればこれが正しいとは限りません。   ですから大切なのは、自分が大切だと思う問題を、「これだ!」と確信できるレベルまで徹底的に考え抜くこと。 私はこれを「底が見えた」と比喩的に読んでいますが、つまりは自分の悩み事について、「ここまでいったら、これ以上何も言うことはない」というレベルまで考え抜くこと。ノートに書いたり、日記に書いたり、ブログに書いたり、本を読みながら考えたりすることによってこういう「マイ哲学」はどんどん洗練されていきます。 この「マイ哲学」が発展していくと、自分という存在を自分で承認できるようになります。 …というよりはむしろ、「自分という存在を肯定できるように哲学を組み立てていく」ことです。   「相手がしてほしいことは何だろうか」ということを率先してやれば承認されやすい 使い古された言い方ですが、人間は一人では絶対に生きていけません。 そして、「他人との交流」というのは人生を生きるに値させていることの一つだと思います。 人間関係のまったくない人生というのは空しいでしょう。   したがって、どうせなら、「自分にとってプラスになる人間関係」をつくりたいわけです。 良好な人間関係を持てているという実感があれば、必然的に「承認」も充足されますし、愛着もある程度満たされます。   そして、「他の人から承認される」ために手っ取り早いのが、「他の人が喜ぶようなことをやるように心がける」というポイントです。つねに「どうすればこの人に喜んでもらえるかな」という視点を導入するわけです。自己中心的の反対ですね。 たとえば、いわゆる「リア充」の人は、他の人が喜ぶようなことを積極的にやっています。誕生日をお祝いしたり、何かの記念で飲み会を開いたり。「自分のために祝ってくれた」という恩を感じた人は、そのお返しをします。そしてさらにそれにお返しをして・・・というループが生じるのです。「ただ騒ぎたいからやっている」というわけではないと思います。 なんにせよ、他の人から承認されるためには「まずは自分から歩み寄る」のが鉄則です。 あいさつ一つとってもそうですし、なにかで助けてほしそうなときに進んで手伝ったり。 相手の立場になってみれば、自分に興味を持ってくれているのだなということでうれしく思うはずです。また、リスクをとらないリターンもあり得ません。コストがかかることだからこそ相手もまたお返しをするつもりになるのです。   まとめ + 頭を良くしたい人のための本 今回は、「①愛着と承認が不足しているタイプの人の場合」に絞って まとめると、 1.無条件に愛情を注いでくれる存在を見つける。おすすめは本。 2.自己承認――「自分自身を承認するマイ哲学」を徹底的に練り上げる。 3.他者による承認――他者による承認を得るためには、「この人は何をしてほしいのだろう」ということを考えてみる。自分が相手をよろこばせることによって、相互に良い関係を築く端緒になる。   ぜひ、上に挙げた三つのポイントを実行してみてください。 「愛着と承認」が安定すれば、対人関係の不安というのは相当和らぎますよ。   「あらゆる他人は敵」という状態から「他人は基本的に味方」という状態へ。 他の人に悪く思われているんじゃないかという余計な尻込みがなくなります。 行動力も上がります。 ぜひやってみてください。 では、グッド・ラック!     ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――  

少食な偉人・著名人のまとめと、少食がなぜいいのかについての考察

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、最近扱った「少食」というテーマでまた書きます。 「少食な有名人・偉人」のまとめをガッチリやったうえで、 「なぜ少食は良いのか」について、もう少し深く考えてみましょう。 この記事を読めば、いままでの無造作な食生活を見直したくなるはずです。 (前回記事:「少食」で成功している人の例と、なぜ少食で頭が冴えるのかについての仮説) 少食で成功した有名人・偉人の一覧 + 少食で頭がさえるワケ 有名人一覧 タモリ 一日一食。 ちなみに、笑っていいともを体調不良で休んだことは一度もないようです。   ビートたけし 2017年現在70歳 一日一食。   水谷豊氏2 2017年現在64歳 一日一食。   バラク・オバマ 2017年現在55歳 「米国のオバマ大統領(53)も1食しか食べない。米誌ニューズウィークによると、基本は夕食のみ。その献立も「サーモン、ライス、ブロッコリー」を長く続けている。昨年4月に来日した際、すきやばし次郎の寿司を半分残したというのは有名な話。」とのこと。 オバマも宮崎駿も庶民的…一流の人の食事はなぜ質素なのか(日刊ゲンダイ) を参照。   ビル・ゲイツ 2017年現在61歳。 ハンバーガーが好物とのこと。ただちょっと老けてる感じはしないでもありません。   スティーブ・ジョブズ ただ、ジョブズは早世。 一説には、かれが果物中心のあまりに偏った食生活を送っていたことが早死にの原因では? と言われている。   プーチン 2017年現在64歳 「ロシアのプーチン大統領(62)もあまり食べない。朝食は、ロシア伝統のカーシャ。これは雑穀のおかゆだ。昼食は食べず、メーンの夕食も肉はそれほど食べない。食べるにしても羊肉だという。」とのこと 宮崎駿 2017年現在76歳   苫米地英人 2017年現在57歳   荒木飛呂彦 2017年現在56歳 あまりにも若く見えるのでこんなコラ画像も   南雲吉則 還暦過ぎてます 2017年現在61歳   船瀬俊介 「知ってはいけない!?」などで有名なベストセラー作家 2017年現在66歳   ★言えそうなこと 少食な人々は、全体的に若く見える。というか異様に若い人が多い。 このレベルまでいくと、恣意的に選んだわけではなく、「少食の人は全体的に若く見える」くらいのことは言えそうです。 ただし、「少食な若い人」はあまり見かけない気がする。いても一日2食とか2.5食くらいでは。若いと代謝が高いのでその関係かも?   学校の先生とかを思い出していただければわかると思いますが、ふつう50歳を過ぎた人間ってかなり「しおれ」ていますが、それに比べると上記の人々(男ばかりになってしまいましたが、女性の場合はメイクが激しい人がいるので・・・)は異様に若く見えますね。   あと、少食とあわせて「肉はあまり食べない」人も多い。ベジタリアンの人もいます。 「動物性たんぱく質を摂らないと、逆にいろいろ体に不調が出るのではないか」とも言われますから、ここは微妙なところです。     なお、一日一食の人は実際には「朝には野菜ジュース・昼には特製ドリンク」といった食生活であることも多いようです。そして、「一食」の内容はやはり品目が多いようです。 若い人がマネしようとして一日一食カップめんだけ食べたらきっと栄養失調で病院行きですから、この辺気を付けてください。   少食な人が長生きするか早死にするかはまだよくわかりませんが、上記に挙げたような人たちがあと何年生き続けるかによって今後わかってくるでしょう。   「三食しっかり食べるべき」という常識を疑う 個々人で体質は違うはず あなたは、「自分は、なぜ三食食べるようになったのか?」について考えてみたことがありますか? そしてさらに、「自分の食生活は、ほんとうはもっと違った形のほうが向いているんじゃないか」と思ったことがありますか?   一日三食食べるのはなぜかといえば、「ずっとそうしてきたから」だと思います。 一般的な小学生の一日を思い浮かべてみればわかると思いますが、朝はお母さんが作ってくれて、昼は給食か弁当で、夜はやや豪華なメニュー・・・というのが通例だと思います。 小中で10年間近くそういう食生活を続けていれば、体もそれを当たり前だと思うようになるでしょう。   しかし、「当たり前になっていること」がかならずしもいつも正しいとは限らないのです。   もしかしたら、一日二食が本当なのかもしれないし、逆に一日七食くらいが本当なのかもしれません。 ・・・ちなみに船瀬俊介氏は著書のなかで「1日3食のうち2食は自分のため、1食は医者のため。」というドイツのことわざを紹介しています。   個々人で体質も違うことですし、「みんながみんな一日三食を当たり前にとっている」というのはちょっとおかしいような気もします。   脳のなかで起きているのは「化学反応」である 脳というのは物理的に見れば、「化学反応」によって動いています。 ナトリウムイオンやカリウムイオン、〇〇受容体や〇〇ホルモンといったものが作用することによって脳は活動しているわけです。   単純に考えて、その化学物質がそろっていない場合、脳は機能不全に陥るはずです。 たとえば「テストステロン」というホルモンはコレステロールを原料とします。そのコレステロールを一切摂らない生活(あり得るかどうかは別にして)をしていれば、テストステロンは出なくなっていくはずです。 これと同様のことが、ドーパミンやセロトニンやその他の脳内物質にいえるのではないでしょうか。   もちろん、体内でアミノ酸合成などが行われていることからもわかるように、われわれの身体は、ちょっとやそっとの食事減で動じないようにはなっています。 でも、やはり栄養不足はヤバいんです。 特に「ビタミン・ミネラル」が不足している場合、頭の働きは相当鈍ります。経験から言ってもそうですし、理屈で考えてもそうです。たとえば、「サプリメントと野菜・果物を毎日十分に摂取している男子大学生」と、「カップ麺ばかり食べている男子大学生」との間にはかならず頭のキレの差が出てきますし、容姿・体つきの差も出てくるはずです。 もしかすると、「やたらアクティブで頭も良いアイツ」は、あなたに比べてかなり充実した栄養摂取に成功しているのかもしれません。一考の余地はありそうです。   「人間の身体は食べたモノからできている」 人間には、「入るところ」は一か所だけですが、「出るところ」は何か所もあります。 つまり、スポーツの世界では良く言われることですが、「食べたモノで身体ができる」のです。 口から摂取するものでしか我々の身体は作られませんし、口以外での摂取というのは基本的にはナシです。   となると、やはり「食事」でかなりの差がついているのです。   どういう食事がよいかといえば、 ①食べ過ぎない。一日二食か2.5食くらい。 ②よく噛んで食べる。一口30回から50回。 ③ビタミンミネラルを補給する。サプリを使うとより簡単。 ④果物・野菜を多めにとる。 ⑤肉より魚を食べる。 ⑥糖質をとる場合には、低GIのものをとる。白米は高GI、つまり血糖値の上がり方が急なので眠気を催す。オートミールや玄米、そばなどが低GIかつ栄養も豊富。 ⑦酒、たばこ、スナック菓子、油ものに溺れない。   このあたりでしょう。 こういう食事さえ継続できれば、脳はかなり元気になります。頭のキレが目に見えて上がるはずです。 具体的な体験談としては、「食事を根本から変える生活を半年続けてみた結果wwwwwwwww」(不思議ネット)などを参照してください。   まとめ + もっと頭を良くしたい人のための本 現代人は食事を軽く見すぎです。 せっかく食事法や栄養素についての知識が誰にでも手軽に入手できるようになったのに、とてももったいない。   少なくとも、知的労働をしようと思うなら、食事にもある程度気を配ってしかるべきだと思います。 現代人はかなり栄養過多の傾向がありますから、かなり控えめなくらいでちょうどよいはず。 ぜひこの記事の情報を参考にして、ガンガン食生活を見直していってください。   (なお、効率よく「サプリメントやおすすめの食品」を紹介するために、近々インスタントストアを開設する予定です。べつにステマとかそんなんじゃなくて、単純に「私がずっと試してみてよかったもの」だけを厳選したものです。)   では、グッド・ラック!   ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」     ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――  

音読の効果を二倍にするコツ:「一息でどこまで読めるか」を試す

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回は、「音読のコツ」についてお話しします。 実は、音読するときにちょっとしたコツを押さえておくだけで、音読の効果が二倍になるのです。 今回紹介するコツは、「音読するときに、一息でどこまで読めるか試す」というもの。手軽にできて、しかも効果絶大というコツです。 「一息でどこまで読めるかを試す」ことの効果 音読と同時に呼吸法の練習ができる 音読について調べたことがあるような人であれば、「○○呼吸法をやるとセロトニン神経が活性化して、精神にいい影響を与える」とか「深呼吸を長時間やると、自律神経系統の調子が良くなる」といったようなことは聞いたことがあると思います。 実際に、そういった呼吸法や座禅をすることによって、頭がスッキリするということは事実です。   しかし、そういった呼吸法や座禅というのは、いかんせん時間がかかるのです。もし音読と呼吸法の練習を両方やるとすれば、1日あたり一時間はかかってしまうはずです。これではもったいないような気もします。 いっそのこと、音読と呼吸法を同時にできないかな・・・と考えていたところ、「そうだ、音読のときに呼吸法ができるじゃないか」と思い付きました。   つまり、「おもいっきり息を吸い込んでから、どれだけ遠いところまで音読できるか試す」というやり方をひらめいたのです。 これなら、呼吸器官の動きは深呼吸とほとんど同じです。長く吸って、長く吐くわけですから。その長く吐くときについでに発声器官も動くというだけです。   さらに、「一息でどこまで読めるか試す」ようにしていると、必然的に音読の速度が上がります。「今吸っているぶんの息がなくなるまでに、あそこまで読んでやろう」というチャレンジができるからです。 「自分の限界速度で音読し続ける」のはキツいですしっ、けっこう意志の力がいるものですが、「一息でどこまで読めるか試す」というアプローチなら自然と限界速度になります。   つまり、「一息でどこまで読めるか試す」というコツを体得することによって、高速音読の恩恵と呼吸法の恩恵を、たいして労さずに一挙両得できるというわけです。   音読による頭のリフレッシュ効果が強まる 深呼吸をはじめとする諸種の呼吸法について詳しく知っている読者の方も少ないと思いますので、ちょっと解説しておきます。 30分ほど意識的に腹筋をつかいながら深呼吸をすることによって、セロトニン神経(脳の縫線核という場所に分布します)が活性化されます。つまり、セロトニンが出る、というわけです。   セロトニンがどのような作用を持つかというと、おおざっぱに言って「精神を静める」「頭をスッキリさせる」「安心感を強める」、さらには「姿勢を制御する筋肉(瞼の筋肉や脊柱起立筋などの抗重力筋)を緊張させる」といったところです。禅をやっているお坊さんのイメージです。   また一説では、男性がオ○禁でもてるようになる理由としてセロトニンが増えることが挙げられています。セロトニンは性欲減退という作用を持ちますし、抗重力筋である瞼の筋肉がしっかりと持ち上げられるため、目の力が増すのです(人によっては二重になることもあります)。 姿勢もシャキッとしますし、セロトニンは意識の覚醒にもかかわるので朝の目覚めもよりスッキリするはずです。 ただし、セロトニンが増えるということはどちらかといえば「穏やかで、静かな雰囲気のある人」になることを意味しますから、ワイルド系・スポーツ系を目指すのであればむしろセロトニンより「テストステロン」を増やすほうが得策でしょう。   話がそれましたが、結論としては、 「一息でどこまで読めるか試す」という音読法は、セロトニン神経を活性化する。セロトニンが出ると頭がスッキリするので、音読の効果とあわせると「呼吸法の効果で頭がスッキリしながらも、音読の効果で頭の回転自体は速くなる」という状態が実現されるといえそうです。   まとめ + もっと頭が良くなりたい人のためのおすすめ本 今回は「音読のコツ:一息でどこまで読めるか試す」を紹介しました。 ここまで述べてきたように、このコツを体得してしまえば、音読がかなり楽しくてやりがいのあるものになります。ゲーム感覚といえばよいのか、「自分がどこまでいけるのか試す」という要素があると人は俄然やる気が出るようですから。   このブログは「音読」に関する記事がかなり多いのですが、インターネットに数ある音読関連の記事のなかで質量ともにトップクラスのものを取り揃えている自信があります。なぜここまで音読に関する記事を書くことに熱を入れているのかといえば、やはり「音読をすることによって頭のキレが格段に確実に上がる(特に文章力や思考力といったもの)」という確信があるからです。ぜひ、音読関連の他の記事にも目を通してみてください。 (「音読」カテゴリーの記事の一覧)   音読であなたの頭がよくなって幸福度が上がれば、その分だけ日本全体の幸福総量も増えます。脱ニートを考えている人、もっともっと上のレベルの思考力を身に付けたい人、どんな人にも音読は効果があります。ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。 では、グッド・ラック!     ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   大学教科書・専門書・医学書の買取サイト「専門書アカデミー」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――    

APLICATIONS

「音読でワーキングメモリが拡張されると、要領が良くなり、頭の回転も速くなる」という話

こんにちは、栗栖鳥太郎です。 今回も「音読のすべて」シリーズです。 「音読でワーキングメモリが拡張できる」 「音読をすると、左脳的な機能だけではなく、右脳的な機能も利用できるようになる」 この二つについて、「なぜそうなるのか」「そうなるとどうなるのか」という視点で見ていきましょう。   音読によって、ワーキングメモリが拡張される 「ワーキングメモリ」という概念を知っておくと、音読の効果がより実感できますので、紹介しておきましょう。 脳の前頭前野には「ワーキングメモリ」なる機能が備えられています。   京都大学の久保田競先生(言わずと知れた脳科学のパイオニアですね)によれば、 「一時的に記憶された情報は、何度も記憶が再生されるうちに、神経細胞同士のつながりが強くなり、知識として長期記憶に刻まれていきます。そこに至る間、一時的な記憶は短期記憶として前頭前野の大脳皮質に保存されています。その短期記憶は「ワーキングメモリー」と呼ばれ、これが、脳力を高められるかどうかの鍵を握っています。」(「頭は使えばよくなる」は本当だった! より) つまり、「ワーキングメモリ」というのは、「今やっている作業についての記憶を一時保管する機能」のことです。   飲食店や居酒屋のバイトなんかはワーキングメモリを結構必要としますね。 「あっちのテーブルに何名様ご来店」 「こっちの席には五名様。早くお通しを出しておかないと」 「あのお客さんが、まだカシスオレンジ来てないと言っている」 「イカげそできました。〇番席のお客様へ」 「そっちのテーブルのお客さんが会計お願いしますと言っている」 バイトの人々は、こういった項目をいくつも頭の中に一時保管しておく必要がある訳です。 いわゆる「気が利く」「呑み込みが早い」人ほどワーキングメモリが大きいと言えます。   逆に、このワーキングメモリが「狭い」人(自分は内向的である、という自己イメージを持っている人に特に多いようですが)は、 かなり不自由な思いをします。「気が利かない」とか「なにグズグズしてんだ」と言われてしまってパニックになったり……。   (これは私の仮説に過ぎませんが、どうもAD/HDやアスペルガー症候群を持っている人(どちらも周囲と打ち解けず、内向的になりやすい)には、この「ワーキングメモリ」を利用した同時並行処理が不得手な人が多い気がします。 「要領が悪い、となじられる」「いくつもの仕事を同時並行して処理するのが難しい」という症状からもそれは窺えます)   要するに、「ワーキングメモリが狭い」というのは、「頭の回転が遅いこと」の一大要因なのです。   さて、「自分は頭の回転が遅くて・・・」という人の「症状」は二つに大別されます。 ①単純に、頭の回転数が低い。絶対的な速度がない ②記憶や手順を一時保管するワーキングメモリが狭く、同時並行で物事を処理することができない ①は要するに直線的な速度。シリアル方向へのベクトルです。 ②は「いっぺんにいくつも処理する」能力。こちらはパラレル方向ですね。   ①と②の両方、あるいは片方(特に②ができない人が多いと思われます)ができないという人が、「頭の回転が遅い」という無力感に苛まれることになります。   ……しかし実は、「頭の回転が遅い人」であっても、音読をすることによって「ワーキングメモリ」を拡張することができるのです。 これは原理的に考えてみてもそうですし、音読に関する脳科学の研究結果をみても明らかです。 上の図と下の図を見比べてみてください。   (脳科学辞典より) 下の図のオレンジ色の場所がブロードマンの46野、つまりワーキングメモリですが、 このオレンジ色の部位は、上の図の赤くなっている部分(相対的血流量が増加している部分)とピッタリ重なります。   血流量が増加している、ということはそこの辺りの脳細胞で酸素が活発に消費されているということですから、 やはり「音読時には、ワーキングメモリが活発に使われているのだ」と言えそうですね。   原理的に考えてみても、音読というのは「見て、読んで(理解もして)、発生する」という同時並行的な作業ですから、 先の居酒屋バイトの例と同じで、「ワーキングメモリを使ってやる」必要があるのです。   したがって、 「音読ではワーキングメモリをよく使う」ことと、 「脳は、よく使うところほど変化する」(前の記事で証明しました)ことを考えあわせると、 「音読をすると、ワーキングメモリが増強される」ということが言えるでしょう。   そしてさらに、「頭の回転が遅いというのは、パラレルな情報処理に寄与するワーキングメモリの機能不全が原因の半分」なので、 「音読をすれば、頭の回転が速くなる!」とも言えます。   ついでにいえば、音読(特に高速音読)は、①の「頭の回転の絶対速度」も高めるので、②との相乗効果も期待できますね。     まとめ + もっと頭を良くしたい人のための本 以上述べてきたように、 音読とは、 ①ワーキングメモリを拡張するための恰好のトレーニング方法 であり、したがって ②音読をすれば、頭の回転が速くなり、要領が良くなる のです。   脳科学者の方にぜひ検証してもらいたいな、とは思うのですが、やはり科学は実証主義の学問なので、 なかなかここまで思い切ったことは言えないのだろうな、と感じています。   科学がこれを証明するのはしばらく待つことにして、 私はあくまでも「いま、自分の頭の悪さに思い煩っている人」の役に立つであろう情報をどんどん発信していきます。   次回もお楽しみに。 では、グッド・ラック!   【「頭が良くなる音読法」のすべて】に戻る     ★おまけ 「勉強法」「読書法」「頭を良くする方法」関連のおすすめ書籍★ 「頭が良くなる書籍や食品をまとめてほしい」という要望にお応えするために、 「BRAIN SHOP」というのを開設しました。「読書奴」の公式ストアです。 頭が良くなりたい人のための書籍、食料品、サプリメントを取り揃えています。   以下におすすめの本を挙げておきます。 <苫米地英人関連> ・「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」 ・「現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」 ・「ディベートで超論理思考を手に入れる」 ・「「言葉」があなたの人生を決める」 ・「苫米地英人、宇宙を語る」 ・「洗脳原論」 ・「思考停止という病」 ・「すべてを可能にする数学脳のつくり方」 ・「「生」と「死」の取り扱い説明書」 ・「君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する」   <勉強法・読書法関連> ・佐藤優「読書の技法」 ・藤井孝一「読書は「アウトプット」が99%」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる読書法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる勉強法」 ・吉永賢一「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」 ・DaiGo「自分を操る超集中力」 ・築山節「脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める」   ――この記事をちょっとでも面白い・役に立ったとお思いになりましたら、ぜひFacebook・はてブ・ツイッター等で共有していただければとてもうれしいです――  

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