頭が良い人と悪い人は、人生のどの時点で差が付いたのか? その1

      2017/05/04

こんにちは、栗栖鳥太郎です。

今回は、音読連載(【頭が良くなる音読法のすべて】)の第五弾。

「頭が良い人と悪い人、どこで差がついたのか」ということを考えてみましょう。(この記事は「その1」です)

「頭が良い人と悪い人、どこで差がついたのか」を考える その1

はじめに:時には昔の話を

「頭がいい・悪い」というテーマについて語る前に、まず、私自身についての話をさせてください。

ちょっとだけ自分語りをしてみようと思います。

 

私は世間では俗に旧帝大と呼ばれるところに在籍しているので、日本の受験の偏差値でいえばそこそこ「上」にいる人々の間で暮らしています。

横浜翠嵐とか、都立○○高校とか、札幌南とか、開成の人もいますし、けっこうお受験集団な感じもします。

つまり、私は「ガリ勉」とか「陰キャ」(注:陰気なオーラを漂わせていると感じられる人の蔑称)とか「眼鏡君」とひとくくりにされてしまうような集団の一員であるわけです。

 

それと同時に、小学校のころから野球を続けているので、「体育会系」とされる人々に囲まれて育ってきました。

「男くさい」というか、「ノリを重視する」というか、「リア充」(注:リアルが充実しているとされる人々の総称)というか、「スポーツは得意だけど勉強は苦手」というか、いわゆる「ドゥンドゥンドゥン」という音を出しながら走る車に乗っていそうな人たちともかかわりが深いのです。

 

したがって、この両義性ゆえに、私は世間の標準からすると比較的めずらしい立ち位置にいる人間なんじゃないか、とも思います。

普通なら「陰キャ」一辺倒か、「体育会系」一辺倒か、あるいはそのどちらでもない「一般生徒」として生活する人が多いはずです。

体育会系の人が文科系集団に混じっても浮くでしょうし、逆にパッとしない人が体育会系のノリに放り込まれても居心地が悪いでしょう。まともな精神をしているなら、「自分らしくいられる集団に属して、そこの人たちとうまくやっていこう」という選択をするのじゃないでしょうか。わざわざ摩擦を生むような組み合わせを選ぶ意味はないからです。

 

このことからすると、「勉強熱心な陰キャラだけど、ずっと体育会系の部活を続けている」というタイプはなかなかお目にかかれないのでは? という感じがします。

 

たとえば、過去には東大野球部の夏休み勉強合宿にも行ったことがありますが、あの東大野球部にしたって結構体育会系な感じで(東京六大学で一番練習するというのは有名です)、

部員の方々は、

「死ぬほど野球をやりまくってから、引退後は一転してその集中力を勉強に回して、驚異的な伸びを見せて合格した」、

あるいは

「もともと勉強も野球もセンス抜群で、ポテンシャルが非常に高い才能豊かなタイプ」

などといった感じの、色黒のお兄さん的なオーラの人が多かったと記憶しております。

 

よく日焼けして精悍な顔付きをした彼らは、決して「陰キャラだけど野球やってます」というタイプではない感じがしました。私とは何となく雰囲気が違っているよな、とも感じさせられました。

 

ここで何が言いたいのかというと、私は私の経歴ゆえに、

「(体育会系の)リア充」

「(勉強が得意な)陰キャ」

「普通の生徒」

という日本のスクールカーストにおける三大派閥(リア充・陰キャ・普通の人)の人々とバランスよく囲まれながら育ってきた、という経験があるのです。幸いなことに、日本にいながらにして人種のサラダボウルを経験できたというわけです。

 

大学生が言うところの「頭が良い」は二種類に大別される

さて、そんなこんなで、私はいま大学生をやっています。

そして、「頭が良くなる方法」というテーマでブログを書いています。

 

そこで、せっかくなので、「日本の大学生にとって、<頭が良い>というのはどんな人のことを言うのだろう」というテーマで考えてみようと思いました。

「頭が良いとはどういうことか」、これは難しい問題に思えますが、「リア充-陰キャ」という二分法を使えば、うまく説明できます。

 

まず、

<リア充・体育会系的な頭の良さ>

<陰キャ・文化系的な頭の良さ>

を分けて考えましょう。

ここをごっちゃにすると議論が錯綜します。

 

第一に、「リア充的」とはどういうことか。

「外向的」とも言っていいでしょうが、主に「リア充的な要素」というのは、

デカい音・スリル・刺激・身体運動・露出多め・外見的アピール・現実世界へのコミットを好む。総じて外向的

対人関係は広く浅くノリを共有する

男の場合では、総じていえば「テストステロンが濃いタイプ」ということになります。

クラブとかに通ってオラついてそうなイメージ、といえば伝わるでしょうか。

 

それとは正反対の極にある「陰キャ的な要素」というのは以下の通り。

静かさ・平穏・平和・文化的活動・露出少なめ・内面の掘り下げ・仮想世界へのコミットを好む。総じて内向的

対人関係は狭く深くを好む

まあ、こちらもイメージ通りでしょう。

教室の片隅で本を読んでいるか、共通の趣味のある友人と深い話をしているか、寝ているかというタイプの人です。

 

このような「内向的⇔外向的」という軸で分析すると、かなり的確な判断ができるようになります。

(なお、この辺の内向的・外向的の区別については、私自身の実感もありますが、スーザン・ケインの「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)」などに詳しく書かれています。どうやらアメリカ人だろうと日本人だろうと内向型・外向型というのは変わらないようです。人類のかなり根本的な素質なのかもしれません)

 

したがって、上の要素から判断すると、

リア充的な頭の良さとは、<居酒屋的・営業的な頭の良さ>であり、

逆に、

陰キャ的な頭の良さとは、<オタク的・沈思的な頭の良さ>である、

と言い換えられそうです。

 

つまり、

「リア充的な頭の良さ」とは、

対人関係をうまくやる能力、その場の雰囲気を察知して瞬時に反応する能力、話を振られてとっさにうまいこと返す能力、複数のことを同時並行でこなす能力、具体的な物事を要領よく処理する能力……

といった、「気が利く」「反応が素早い」もののことを指します。

もっとスッキリまとめれば「刻々とダイナミックに動的に移ろいゆく状況に対して、素早く上手に適応していける能力」とも言えます。どことなくスポーツに通じるものがあります。イメージでいえば「さわやか」でしょうか。

逆に、

「陰キャ的な頭の良さ」とは、

一つのことに長時間集中できる能力、興味のあることをひたすら突き詰めていく能力、特定のモノに対しての知識を集めて見解を深めていく能力、抽象的なことをじっくり考える能力、イメージ豊かな世界に没入していく能力……

といった、「粘り強い」「興味中心」的な指向のことを指します。

もっと端的に言えば、「比較的静的で安定した状況の中でじっくりと自分の思索を深めていったり、互いに深く承認し合える少数の人々との親密な付き合いのなかで長期的にゆったり成長していける能力」ということになります。やはりイメージとしては文化系です。

イメージでいえば「じっくり」でしょうか。

 

もちろん、両者の中間に位置する人もいるでしょう。しかしそれはごく少数です。

たいていの人は、自分と似た人の多い集団に属しようとしますから、上記の二区分のうちのどちらかにだんだんと偏っていきます。(ちなみに私は陰キャ側の人間です)

 

以上のことからすると、

日本の大学生が言うところの「頭が良い」というのは、

「外向的な要素が強いタイプの頭の良さ」

「内向的な要素が強いタイプの頭の良さ」

分かれる、ということになります。

 

ここをごっちゃにするから、「頭が良い人の特徴は何だろう」と考えようとしてもうまくいかないのです。この両者は絶対的に異なるものであり、厳密に峻別されるべきだと私は思います。

(後編へ続く)

 

まとめ + もっと頭を良くしたい人のためのおすすめ本

今回述べてきたように、「内向的な頭の良さ」と「外向的な頭の良さ」はまったく別物で、正反対の方向性を持つものです。この点を押さえた上で、次回は各タイプの具体的な説明と、両タイプを統合できる方法としての音読について述べようと思います。

その2に続きます。

 

では、グッド・ラック!

 

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