音読をするとセロトニンがドバーッと出ます

   

音読と脳内物質の関係は?

音読にもっとも関係のある脳内物質は「セロトニン」

今回参考にした本はこちらです。

セロトニンとは? セロトニンが増えるとどうなるのか?

セロトニンとは、神経伝達物質の一種です。

脳のなか(2%)、血液の中(8%)、消化管の中(90%)に存在します。

よく「セロトニンという脳内物質が~」という言い方をされる(特に脳科学系のアフィリエイトサイト)のですが、セロトニンは脳よりもむしろ腸や血液のなかにあるんですね。

 

セロトニンは、主に

①精神を安定させ、感情の波が小さくなる

②睡眠の質が良くなる

③意識がはっきりする

④抗重力筋(まぶた・脊柱起立筋群など)をはたらかせる

という作用を持ちます。

 

つまり、セロトニンは人間の「気分・感情」のコントロールをする物質で、

「セロトニンが足りないとうつになる」ということも知られています。

 

セロトニンが増える条件とは?

このように、セロトニンは人間が健康な精神生活・身体生活を営むために欠かせないものです。

 

しかし、非常に残念なことに、

現代人の生活スタイルでは、この「セロトニン」がどんどん減少するといわざるをえません。

この節では、「セロトニンはどのような場合に増えるのか」を考えましょう。

 

ところで、私は「オレ理論」として、

「夏場の野球部とサッカー部はうつにならない」

というのを持っています。

 

というのも、彼らの生活スタイルは、

・早起きして、(朝の練習のため)

・日光に当たって、(外でやる)

・30分くらい有酸素運動して、(走り込み)

・バナナとか牛乳とか肉とか卵をたくさん食べてタンパク質が多い(食トレ)

というものだからです。

これらがそのまま、セロトニンの出やすい生活の条件となります。

ついでに言えば、「瞑想」「呼吸法の鍛錬」などもセロトニンを増やすのには有効です。

 

逆に言えば、セロトニンがどんどん出なくなる生活スタイルとは、

・夜更かし・昼夜逆転して、

・日光にあまり当たらず、

・運動不足で、

・肉や魚・卵・牛乳などのタンパク質をろくに摂らないでスナックやカップ麺ばかり食べている

という、まんま「ニート」の人の生活スタイルです。

ニートまではいかなくても、いわゆる「陰キャ」の人、あるいは都会で暮らしている人たちは、

こういう生活になりがちではないでしょうか

 

こういう生活をしていると、どんどんセロトニン神経(縫線核)が弱っていきます。

セロトニンが減ると、日常でイライラしたり、不安感・恐怖感を覚えることが多くなっていき、

どんどん気分が沈みがちになっていきます。

 

体育会系の人がうつになりにくいという私の持論からすると、

セロトニンが出にくいような生活をしている人は、

自分から「うつ」になりに行っているようなものだと言えます。

 

音読とセロトニン

以上、「セロトニンが出る生活・出ない生活」を考えてきました。

ここでようやく本題に入ります。

 

実は、セロトニン神経が活性化するかどうかは、

「前頭前野をどれだけ使うか」に関係しています。

 

 

前頭前野の機能低下はうつ病のときにも認められる現象です。

最近の研究では、前頭前野とセロトニン神経は相互に影響を与えていることが分かっています。

動物実験で前頭前野を刺激すると、縫線核セロトニン神経の活動が活性化されます。一方、縫線核セロトニン神経は前頭前野へ軸索を送って、そこの働きを調整しています。

(セロトニン欠乏脳 キレる脳・鬱の脳をきたえ直す より)

 

つまり、

「前頭前野を刺激する→セロトニン神経が活性化する」

「セロトニン神経が活性化する→前頭前野が刺激される」

という双方向性が証明されているのです。

 

つまり、前頭前野を激しく使う行動である「音読」によって、セロトニンが出るのです。

 

実際、一日一時間程度の音読を続けていると、

「あれ、自分ってこんなに落ち着いた人間だったっけ?」

と思うことが多々あります。

「頭の回転が速くなることによって余裕が出る」のももちろんありますが、

何より「前よりもイライラしないで平静を保てる」効果が感じられるのです。

 

この「音読→前頭前野が刺激される→セロトニン神経が活性化する」

という一連の流れを応用すると、もしかしたら「うつ」の治療に使えるかもしれません

 

現代日本では「軽度のうつ状態」にある人の多くが、

社会的なハードルの高さと世間体ゆえに「精神科・心療内科」に行けないという状況にあります。

そういった人たちにぜひ音読をやってみてほしいと思います。

 

ラッキーなことに、音読は「寝たきり」の状態でもすることができます。

理解しようと思わずにただ読み上げるだけですから、黙読するよりもはるかに楽です。

 

「うつで寝たきり状態になったら、寝床のなかで音読をしてみる」

というのも全然アリなのです。

音読しているうちに、セロトニンが出る&前頭前野・言語野などが活性化されるので、

どんどん頭が冴え、やる気が出てくるようになります。

(それすらもできないほどひどいうつなら、病院に連れて行ってもらうか、音読できるようになるまで待つしかありませんが)

 

なお、「音読によってどのように脳が変わるか」についてはこのブログの中に詳しく書いてあります。

以下の記事を参照してください。

数ある勉強法のなかで唯一、直接的に「脳のスペックを上げる」ことができるのが「音読」!

「音読でワーキングメモリが拡張されると、要領が良くなり、頭の回転も速くなる」という話

 

セロトニンに加えて、ドーパミンも出やすくなる

補足しておくと、

音読をしまくると、

おそらくドーパミンも出やすくなります(あくまでも私の仮説ですが)。

 

というのも、

 ドーパミンは大脳皮質の中では前頭葉に最も多く分布しており、前頭前野の働きに最も重要な役割を果たす神経伝達物質である。(…)サルの前頭前野にドーパミンの阻害剤を投与してドーパミンを枯渇させると,サルは前頭前野が関係する色々な課題が出来なくなる。

(脳科学辞典より)

ということが明らかになっているからです。

 

ここで言われているのは、

「脳の中でも、特に前頭前野でドーパミンが使われている」という程度のことではありますが、

どうも、音読の効果に関して調べていると、

「逆に、前頭前野をよく使うことによって、ドーパミンが出ることもあるんじゃないか?」

という推論をしたくなります。

 

実際、脳幹にある「腹側被蓋野」(A10神経核とも言われます)からから出ている軸索は前頭葉や海馬まで達しているのです。腹側被蓋野はドーパミン分泌をするところです。

 

つまり、

ドーパミンを分泌する中枢である場所から前頭前野にまで軸索が伸びているのであれば、

逆に、その前頭前野を活性化する音読でも、ドーパミンが出るんじゃないか。

そう思ったのです。

 

おそらくまだ「音読とドーパミンの関係」については科学的にどうこう言われていないと思うのですが、

私の個人的なカンと、これまでの音読経験からすると、

 

音読は、セロトニンも出すが、ドーパミンも出す。

だから気持ちいい。

 

と仮説を立ててしまってもいいんじゃないかな、と思います。

私は脳科学の研究者ではないので断言はできませんが、「素人のカン」としてそう言うことはできます。

 

まとめ

今回述べてきたのは、「音読と脳内物質」の関係です。

簡単にまとめると、

音読によってセロトニンが出る。

音読によってドーパミンが出るかも。

ということです。

 

私はよく、

「頭を良くしたいなら、脳を物理的に最適化してやればいいじゃないか」

「脳を物理的に最適化するには、音読・運動・食事・瞑想が有効だ」

ということを言います。

 

音読には、あなたの人生を変えるだけの力があります。

音読に加えて食事・運動・瞑想をしてやるともっともっと変わります。

 

音読して、セロトニン出して、落ち着きがあって頭の回転が速い人になりましょう!

 

 - コミュ障・ぼっち・非リア, 能力開発, 音読, 頭が良くなる方法, 頭が良くなる習慣 , , , , , , ,