「ほとんどのやつが自分の人生を自分で縛って不自由にしてるという事実」を解説する

   

こんにちは、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)です。

今回は、ちょっと普段と嗜好を変えて、

「私が面白いなと思った2ちゃんねるのスレの書き込みを紹介しながら、自分の考えを述べていく」という形式にしてみます。

私が2ちゃんねるという掲示板に期待するのは、そこでしか得られない

「まだ権威の裏付けはあまりされていないが、一般の人々が持っている感触」(たとえばスクールカーストや、音読の効果など)

「匿名だからこそ成り立つ文化」

「現実世界では人目があるためさらけ出せない本音」

といったもの。これらは書物にも書いてませんし、匿名掲示板でしか得られないものです。

「ほとんどのやつが自分の人生を自分で縛って不自由にしてるという事実」を解説する

脱常識力・脱洗脳力

今回の記事で使わせていただいたのは「不思議.net」さんの

ほとんどのやつが自分の人生を自分で縛って不自由にしてるという事実wwwwww」です。

あなたの思考を縛るもの:内面化された「社会の常識」

「あれしちゃダメこれしちゃダメ」の「ダメ」って、いったい何に起因するのでしょうか?

・学校の勉強はきちんとやらなきゃダメ。

・モテないやつは人間としてダメ。

・上下関係を破って反抗したらダメ。

・お金がなくなって借金まみれになったら首を吊らないとダメ。

・新卒での就職に失敗したら人生終わったと思わないとダメ。

 

・・・その「ダメ」って、あなた自身が思考・経験の末に「ダメ」と決めたものですか?

たとえば、熱いヤカンを触ってヤケドしたことのある人が「熱いものに触ったらダメ」ならわかります。

 

しかし、上の例のような、世の中で共有されている多くの「ダメ」は、あなたがそうなったことがないのに・経験したことがないのに「ダメ」という判断を下していませんか?

これこそ、私が『内面化された「社会の常識」』と呼ぶものです。

 

内面化された社会の常識は、先生や親・友人たち・メディア(当然2ちゃんねるも)によって刷り込まれます。人間は社会の文化をオートマチックに学習するように設計されているので、知らず知らずのうちに世の中・メディア・他の人がダメだとみなしていること=社会の常識を内面化してしまうわけです。

 

「社会の常識の内面化」のそもそものルーツ

人間というのは、基本的にリスクを避ける動物です。

 

それもそのはず、たとえば

「夜、ジャングルのなかを歩いていたら、近くの藪からガサッという音がした」

という原始時代の状況を考えてみると、この場合は

①音を気にせず歩き続ける

②音がしたのでとりあえず逃げる

の二つの選択肢のうち、②を選んだ方が生存確率が高いわけです。

 

とりあえず②を選んでおけば、音の主が捕食者だった場合は逃げ切れる公算が大きくなりますし、

その音が気のせいだったときでも、「びびって逃げたエネルギーが無駄になるだけ」で済みます。

音がしたらとりあえずびびって逃げる方が、捕食者に食べられてしまうよりはよほど低リスクになります。

進化の過程ではおそらく、こういった「ビビる個体」の方が生存する確率が高かったものと思われます。そして、そのビビりを現代人もまた受け継いでいると考えられるわけです。

 

この「ビビり性」が先ほどの「社会の常識の内面化」と組み合わされているせいで、

多くの人が自分で自分の人生を縛ってしまっているのだと私は考えています。

つまり、「夜のジャングルで音がしたらとりあえず逃げないとダメ」の応用として、

「ギャンブルにのめりこんだらダメ」

「人生のレールを外れたらダメ」

「大学はとりあえず卒業しないとダメ」

があるのです。

 

人間は情報を他者に伝達する能力がべらぼうに高い生き物なので、「あのジャングルを夜に歩いたらダメだよ」といった情報は瞬時に集団全体に共有されます。このように、各個人が直接体験しないことであっても、文化の中の決まり事としてそういった「常識」を設定することによって、同じ失敗によって命を落とす人をあまり出さなくて済んだ、というわけです。

しかし現在では、皮肉なことに、人間の生存率を高めてきたこの「社会の常識」が、逆に各個人の人生をがんじがらめに縛っているのです。「○○したらダメ」「○○になったら人生終わり」という形で。

 

内面化された社会の常識が強化増幅される2つの理由

しかも、これらの内面化された社会の常識は、各個人の中で勝手に強化増幅されるという性質があります。

 

「社会の常識の強化増幅」を裏付ける事実として、次の二点を確認してほしいと思います。

①人間は、他者の本音を確認することは基本的にできない

②社会の常識から逸脱した人間は、集団からはじかれたり、多くの個人から反感を買ったりする

 

①人間は、他者の本音を確認できない

①は、2ちゃんねるがこれほど栄えている根本的な理由です。

現実世界に生きている人間同士が互いの本音を確認しあう手段は基本的にありません。推測しかできませんよね。表面的には良い人に見える人が、本当に心の底から良い人なのかどうか? はまずわからないでしょう。

 

ちょっと考えてみてほしいのですが、

「2ちゃんねるでよく話題になるようなテーマ」って、現実世界で話題になりますか?

たとえば、「育ち」「学歴」「年収」「勝ち組負け組」といった、人間の階層性・序列に関する話題。

こういった話題は、現実世界でほとんど話のネタにならないはずです。というか、こういう話を振るとあまりにも生々しくて友達がいなくなりそうです。あるいはケンカになるか。

 

他者の本音を知る手段というのは、現実世界にはほとんど存在しません。でも、2ちゃんねるや匿名のSNSなら、「ああ、みんな本当はこう考えているのだな」ということを確認できます(できるように思います)。

2ちゃんねるやtwitterのような「みんなの本音を確認できる」(ように思える)場所に長く滞在していると、どんどん「みんなの本音」が内面化されていきます。

・「学歴が低い奴はダメ」

・「育ちが悪い奴はダメ」

・「年収が低い奴はダメ」

といった形で。

 

この「2ちゃんとかtwitterといった本音が出やすい場所を利用することで内面化される社会の常識」によって、多くの人が自分で自分の人生の自由度を下げている……と、こういう説明が成り立つのです。

 

②常識から逸脱した人間は叩かれる

自分の人生の自由度を下げる要因のなかでもかなりのビッグネームが、

この「常識から逸脱した人間は叩かれる」です。

 

試しに、「常識から逸脱した人の例」を上げてみます。あなたは読んでいて反感(または称賛の気持ち)を覚えるでしょうか?

・「東大を中退し、起業して、年商100億円の会社を経営し、六本木で高級外車を乗り回している20代の男性」

・「日本人は絶対に通用しないと言われたメジャーリーグで10年連続200本安打を打った選手」

・「まだ中学生なのに将棋の連勝記録を伸ばし続けている人」

 

こういった「常識から外れている人」「常識を破った人」に対して、世間は良くも悪くも過剰に反応します。プラスでもマイナスでも、とにかく騒ぎ立てます。みんなに共有されている常識が見事に破られたとき、人々の気持ちは大きく揺り動かされるわけです。

それもそのはず、社会の常識というのは「安定しているべき」「破られるべきでない」ものなのですから。常識を破ってはいけないという常識があるのです。

 

こういった「常識から逸脱した人間に対する正or負の反応」もまた、個人の人生を縛ります。

「もし自分が成功して、負の反応を引き起こしたらどうしよう」という具合に。

先ほども言ったように、人間はマイナス要因を嫌いますから、そもそも負の反応しか見えないわけです。

だから、常識を破りたくない。

内面化された社会の常識に従うことになる。

というわけです。

 

自分の人生の自由度を下げている真の要因 まとめ

以上をまとめると、

自分の人生の自由度を下げている主要因は、

「内面化された社会の常識」に縛られていること である。

理由は、

①人間はマイナス要因を嫌う

②みんなの本音が出やすい場所=2ちゃん等を利用することによるさらなる刷り込み

③常識から逸脱した人間が叩かれるのを目の当たりにする

が主なもの。

 

これらの「社会の常識の内面化」から逃れることができるのは、

「他者がどう言おうと、それはその人の考えであって、自分がそれに影響される必要はない」

「自分の自由は、責任を自分自身に負わせる限り、誰からも邪魔されない」

ということをしっかりと理解できた人、

つまり「叩かれるとかそんなのがどうでもいい人」「正の反応だろうと負の反応だろうとどうでもいい人」「他人の価値観なんてどうでもよく、自分が本当にやりたいことを追究したい人」です。

 

結局、行き着く先は私が最近ずっと記事を書いている「自分が本当にやりたいことをやる」になります。

自分が本当にやりたいこと・実現したいことをしっかりと保持してさえいれば、その達成こそが自分にとっての成功になります。他人から成功者と呼ばれる成功ではなく、自分の内面を満足させる成功が望ましいといえるのです。

 

自分の人生の自由度を上げるためにやるべきなのは、

「本当にやりたいことを見つける」というアクセルを踏みつつ、

「内面化された社会の常識を取り除く」というブレーキを解除することです。

多くの人が「やりたいことがあるのにやれない」「やりたいことが見つからない」で苦しんでいるのは、ここができていないからだと思います。

 

私がこのブログを書くことによって、そういった人々を脱洗脳・脱常識できればなぁ、と思います。

以上、栗栖鳥太郎(@Kuritoritarou)がお送りしました。

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