頭が良い人は、自分自身を客観的に見る「メタ認知能力」に優れている

   

「メタ認知能力」っていったい何?

定義

・Google先生に「メタ認知能力ってなんですか」と聞いてみました。

 メタ認知能力とは、現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力のことを指します。 つまり、自分の中のもう一人の自分が、自分の行動や思考を対象として客観的に把握して、自分のことを監視・コントロールする力といえます。

・つまり、「自分自身のやることなすことを、一歩引いた視点から眺める」という能力のことです。

・「自分を客観的に見よう!」というフレーズをよく耳にしますが、要するにそれは「メタ認知能力を高めよう!」と言っているのと同じなんですね。

 

・自分自身という殻から抜け出して、もう少し高い場所から自分を捉えなおすというスキルは、就活や受験や恋愛など、人生のあらゆる場面で必要とされます。

・メタ認知能力は、ほかの動物には備わっていないと考えられています。高度な理性を発達させた人間だけが手にした能力です。

 

メタ認知能力が低いとどうなってしまうのかの代表例―『痛い人たち』

中二病患者は・・・

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・中二病患者は、「メタ認知能力が低い人」の代表例でしょう。ちょっと例を見てみましょうか。中二病の有名なコピペです。

中学生の頃、妹は二重人格だった。
なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑)」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。

「自分は二重人格を持った特殊な人間である」という設定をでっちあげて自分に特殊な価値をつけようとする言行は、周囲から見ればあきらかに「痛い」ものです。でも、本人は「痛い」ことに気づいていません。自分自身を客観的に見ることができておらず、明らかに「メタ認知能力が低い」といえます。

・中二病を発症している間、本人はそれらの行動を「痛いもの」として認知することができません。むしろ当人にとっては得意の絶頂、自分は「すごいこと」をやっているのだという充足感に満たされた状態です。

 

・まれに例外もありますが、ほとんどの中二病患者は、大人になっていくにつれてメタ認知能力を発達させていきます。自分自身を客観的に見る力を発達させ、「痛い行動」はとらないようになっていきます。

・上のコピペには、続きがあります。

ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、
「久々の飯だぜ(笑)」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。

 

「意識高い系」になってしまう

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・遅れてやってくる中二病(?)とも言えるのが「意識高い系」です。

・現代の日本に生きている人は、「メタ認知能力が低い人」を見ると、なかば本能的に「痛いなあ」と感じてしまう。意識高い「系」の人は、その格好の対象になるみたいです。

 

・「意識高い系」がなぜ馬鹿にされるかといえば、

1.「自分自身を客観的に見る能力に欠けているように思えるから」…例えばビジネス用語を連発してドヤ顔など

2.「口ではデカいことを言うし、人脈も自慢するけど、実際は大したことがないというギャップがあるから」

の二つが主要因では? と思います。どちらも自己像の形成に失敗している点では共通しています。

 

・ただし、意識高い系の人をあまりコケにすると「意識高い系をバカにするやつって本当に性格悪いよね。自分が一番すごいと思ってそう」と手痛いしっぺ返しを食らうかもしれません。経験者は語る。

 

 

 

メタ認知能力が高いと何ができるのかの具体例

計画性が高く、勝負事に強い

「自分がいま、何をやっているのかが把握できている」・・・それはつまり、「努力しているつもり」の罠に陥りにくいということに他なりません。

・たいていの「努力しているのに、結果が出ない」人は、無駄な努力を一生懸命しているパターンか、あるいは、やっているつもりだけで、実のところ全然努力していないパターンに陥っています。

・メタ認知能力が高ければ、自分がやっていることに対して批判的な目で検討を加えることができますから、そのような落とし穴に引っかかることを避けることができます。

 

・メタ認知能力が高ければ、「自分がこれから何をすべきなのか」(計画性)や、「あのときなぜ自分は失敗したのか、それを踏まえて、これからはどうしていけばいいのか」(勝負強さの獲得)をよく考えることになります。

・メタ認知能力が高いことはすなわち、「計画性が高い、準備が周到である」ことに直結するのです。

 

自分自身をどんどん向上させていける

自分の能力を向上させようと思うなら、必ず「自分を批判的に見る」という行為が必要です。

・東進の林修先生は、自分がしゃべっている様子をカメラに記録して、自分の中での自己像と、ほかの人から見た自分の像とのズレを修正していたそうです。

 

負の側面

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メタ認知能力ばかりが高く、その他の能力に乏しい人は、「自意識過剰な人」になっちゃいます。「他人の目に映っているであろう自分の姿」に対する恐怖心が強いからです。

 

・なお、メタ認知能力が高くて、その他の能力もバランスよく発達している人は、「スキのない人」になります。参考までに、三秋縋の「ステーティング・オーヴァー」から一節引いてみましょうか。

本当に自意識過剰な人間ってのは、『周りを気にしてきょろきょろする姿』なんて、他人に見せたりしませんよ。むしろ、不自然なほど自然な行動をとっちゃうくらいなんです。

 

・身に染みますね。メタ認知能力が高いのにほかの能力が低いままでは、「恥ずかしいことをしてしまう自分」に苦しめられることになります。ただし、その恥ずかしさを原動力にして「足りていない能力を高める」行動をすることも可能です。

 

メタ認知能力を高めるには?

自分の感じていること・考えていることを紙に書く

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・これに勝るものはありません。

「紙に書く」ことで、「自分の頭の中にあるもの」を、「他人のこととして、客観的に見れる形にする」ことができます。紙に書いた自分の思いは、他人事としてとらえやすくなるということです。この「紙に書いて、自分の事を他人事として見直す」を繰り返していると、どんどん「自分を客観的に見る能力=メタ認知能力」が鍛えられていきます。

 

日記が一番おすすめです。自分の感情や、行動パターン、どんなときにどう感じたかを仔細に記録していくことで、メタ認知能力が育っていきます。自分を静かに振り返る習慣が、やがて強固な自省力を育てます。

 

メタ認知能力まとめ

・ここまで、「メタ認知能力とはなにか・どういう例があるのか」、「メタ認知能力が高い人はなにができるのか」「メタ認知能力が低い人はどうなってしまうのか」「メタ認知能力はどう鍛えればよいのか」を見てきました。

私自身、中二病を発症した経験がありますが、今は何とか「過去の自分よりは成長できているな」と実感しております。

・メタ認知能力は、鍛えれば鍛えるほど伸ばすことのできる能力です。これを持っている人と持たざる人との間には、やがて大きな差が出てくるでしょう。

今回の記事がお役に立ちましたら幸いです。メタ認知能力を高めて、より「強い」自分を手に入れましょう。

グッドラック!

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